6月下旬の土曜日のことです。17時前に到着すると20人の行列、雨が降っていたこともあり、土曜日にしては少ない
なぁと思いながら列の最後尾についた直後、助手さんから「今日はこれで終わりにするから、後から来た人は断って。」
と。2回連続で並んだ直後に宣告人を拝命いたしました。
大ラーメン、大蒜多め野菜+生卵。
私は生姜よりも生卵派です。
麺丼です。
ここ最近では、控え目の標高と言えるかもしれません。
頂部分の麺は、グルエースにより味付けされているのでそのまま口の中へ。いつもより柔らかくてボソッとした感じの少
ない軽い仕上がりでした。
スープが絡まった細めの麺はいつもの弾力は影を潜め、啜るとぶつっぶつっと千切れるイメージです。
見た目通り、醤油の塩気が先行した豚出汁感とオイリーさ抑え目のライトなスープ。コクが少なく濃厚さに欠けるのも事
実ですが、これはこれで有りだなと。
野菜丼には、野菜と大蒜と豚。
野菜は茹で立てで熱を持ち、醤油ダレがかけられています。
色鮮やかなキャベツと、キリッとして口の中に刺さるような食感のもやし。
豚は5つ。仕込の関係で豚入りは売切れとなっていたのですが実物を示しながら「こんなんでも大丈夫?」と店主さんか
ら事前確認があり「全然大丈夫です。」と返答したので増して下さいました。
プルプルっとした脂が美味しい豚。「こんなんでも~」と店主さんに見せられたのはこれなのですが、脂身の多さを気に
されたのか、大歓迎です。
繊維質が目立ちますが、水分含有量の多いコンビーフのようです。
繊維に沿ってスッと裂けてくれるので食べ易かったです。
みっちり詰まった肉質の巨大な端豚。これと上記のものの2つが本来提供される豚で、それ以外は「おまけ」という扱い
だったようです。
岩石に似た見た目で噛み応え抜群ですが、適度に存在する脂身にサポートされ硬さや食べ辛さはありませんでした。
ジュワッと浸み出す脂が甘い、ほぼ脂身で占められた豚。
箸で持ち上げると四分五裂に崩れ、舌の上でほろっと溶け出すような赤身が印象的な豚。
大蒜はしっかりと増やされ、辛味が抑えられたサラッとした舌触りでした。
約17分で完食。丼をカウンターに上げ「豚の脂身美味しかったです。」とお礼を言うと「よ~し、次からは脂身多めで
行くよ。」と店主さんにからかわれ、賄を食べる助手さんに挨拶し退店しました。
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