11月上旬の平日、土浦方面への出張の際の昼食です。車停められるかな?と少し不安に思いながら13時を過ぎた頃到着すると、駐車場には余裕がありほっと胸を撫で下ろしました。入口に
掲げられたメニューを一通り確認してから入店すると、先客は4組7人のみでしたので直ぐに空いていたカウンター席の一つにつくこととなりました。
結局、私の後に来店された方はおらず、食事を終えた13時50分には店外のメニューが片付けられていましたので、その時点で閉店となったのかも?店内は店主さんの趣向が存分に表現され以前に訪れた3~4年前と変わらない、居心地の良さを生み出していました。
お魚フライ(生あじ半身+活帆立貝柱+カキフライ)。アジフライに加えて、帆立貝柱と海老とカキフライの中から2つを選ぶことができ、カキフライ2つという選択も可能とのことです。
ごはん。
つくば市北条産のお米はパラっとした触感で、適度な粘りを持ってぷっちりと弾けました。
味噌汁。
具材は、ぷっくりとしたしじみと香り高い三つ葉。薄味の味噌汁へのしじみの旨味の溶け込み具合は丁度よく、後味に残り過ぎることもなく。
メインのお皿。
生あじ半身と活帆立貝柱とカキフライ。
活帆立貝柱。
カリカリと軽い衣に覆われた貝柱は、箸で圧をかけると縦方向に簡単に裂けたように、はっきりと筋の存在を確認できたものの、口の中ではそれを感じさせることはなく。
卓上のソースで。
生あじ半身。
半身と表記されていた、一般的なアジフライとは大分異なる姿。肉厚でもパサッとしたところのない、きめ細やかかつしなやか肉質。
産地等は分かりませんが、ブランドアジなのだろうと。
普段、フライに醤油をかけることはないのですが、試しにと垂らしてみるとあっさりと食べられ、これも有りだな、と。
カキフライ。
びっくりする大きさで、いくつかを一つに纏めて揚げたのかな?とも思った大きさ。
臭みやべちゃっとしたところがなく、シコッとした歯応えすらありました。
サラダ。
フライ類の下に敷き詰められたシャキシャキとした歯応えの野菜には、支配的過ぎない、さっぱりとしたドレッシングが絡められていました。一見すると、グロテスクにも見えるカラフルな色合いで、甘味や苦味を持っていました。何という名前かはわかりませんが、こんな機会でなければ巡り合うことはなかったのは確か。
付け合わせのスパゲッティ。
茹でられたオクラが乗った細めでプチプチとしたパスタ。
フレッシュなトマト感が強く酸っぱ味が印象に残る、良い意味であまり手が加えられていないように思うソースが、たっぷりと和えられていました。
ポテトサラダ。
滑らかな舌触りのじゃがいもに、玉子とハムの強い存在感を覚えました。玉子サラダと言った方が味わいがよく伝わるかも?
タルタルソース。
玉ねぎとピクルスが粗めに刻まれ、酸っぱさは感じず。これに限らず、どの味付けも一つだけが突出することがなく調和が取れていたように思いました。
漬物。
野沢菜、白菜、たくあん共に塩味は控えめ。
フルーツ。今回は自家製プリンではなく初めて選択。
パイナップルは筋張ったところもなく軟らか。
初めて食べるシャインマスカットはそのまま口の中へ。ぶどうにありがちな酸っぱさを内包した甘さではなく、純粋なというイメージ。
オレンジからは、荒さのある甘みを。
オレンジジュース。
注文後、即座に運ばれてきた。何となく、料理は全部が揃ってからでないと箸をつけない主義なので、他の品が運ばれるまで待ってストローに口を運びました。単純ではない甘さの中に僅かに
酸味を覚えたことが、果汁100%であることを証明しているように。
20分弱をかけてのんびりと完食。
他にも魅力的なランチメニューが並び、毎回目移りしてしまうのですが、それ以上に、夜に訪れお酒と一緒に料理を楽しみたいという思いを強くしながら退店し、この日の真の目的地へと向かいました。
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