9月上旬の土曜日のことです。まだまだ残暑厳しく、どうせならつけ麺が食べたいなぁとのことで、ひたちなか方面へ。この日は14時までの時短営業が事前告知されていたこともあって、お
昼前に自宅を出立。2時間15分を要し、13時53分にお店へ到着すると、駐車場にも無事空きがあったのですぐに車を停めると、そのまま店内へ向かって食券を購入し、店内の10人の行
列の最後尾へ。そして、前もってアナウンスがあったにも関わず、14時を過ぎても何事もなかったかのように入店する方が10人を超え、結局、計17人が後続に続いた14時30分に注文
の品が配膳されました。なお、14時34分にブラインドが下ろされ閉店となりましたが、その後に訪れた4人も、店主さんに半ば呆れられながら入店が認められていました。ただ、さすがに
14時40分を過ぎてから訪れたお客さんは、材料切れを理由として断られていました。
大ラーメン(裏つけ麺に変更)、大蒜脂+しょうが。
ということで、間違えて普通のつけ汁が用意されてしまいました。少し迷ったのですが、そのことを助手さんに指摘すると、脇でやり取りを見ていた店主さんが直ぐに作り直すよう指示してい
るのが聞こえました。閉店時間として告知済だった14時を過ぎても続々とお客さんが訪れ、優しさ故か、その対応に苦慮されている様子が伝わってきていたこともあり、急に申し訳なくなっ
て「このままでもいいですよ。」と申し出たのですが、店主さんに「スープ調整に入っちゃたので少し時間がかかるけど、先に食べていてください。つけ汁だけ作り直しますから。」と言われ
たので素直に甘えることに。
そして、数分遅れて裏用のつけ汁が提供されました。向かって左が裏つけ汁。右側の野菜が入っているのが通常のつけ汁。
麺丼の盛付は今回も元越谷助手さん。丁度、お隣の方がラーメンの麺増し大小を頼んでおり、白丼に盛られたそれと比べると、一回り、大体片手一掴み分、標高が高いように見えました。
1分間隔で2回に渡って麺が鍋に投入され、ラーメンは都合9分弱、つけ麺用は11分弱茹でられていました。
裏つけ汁に。表面はプリっとしているものの、以降はふにゃっとした食感が続いていました。
通常のつけ汁に。つけ麺として考えるのなら、こちらが好みです。
野菜は丼から顔を覗かせたものはシャッキリとし、沈んでいたものは熱でしんなりとして、結果大量の汁を抱え込むことに。
さっくりと歯の入る赤身には、心地良い噛み応えがあり、ちゅるっとした脂身を従えていた豚。
カッチリとした赤身とふわりとした口当たりの脂身で構成された豚。
つけ汁。
酸味、甘味、辛味、そして七味唐辛子を要因とする柑橘系の爽やかな香りが、その時々によって強さを変えながら現れてくるも、調和が破綻することはなく。
液体油もかなり注がれていたようですが、最後までもたれることなく。
麺はこれ位の量をじゃぶんと。
裏つけ汁。
醤油の風味が、浮いている背脂を含めて、他の味わいを覆い隠してしまう程に強烈で、ヒリッとしました。裏つけを頼んだ理由として、最近のスープの出来が素晴らしいとの評判が聞こえてきていたので、それを確かめたいとの思いもあったのですが、スープそのものの主張が控えめなこの日の仕上がりだと、それには至りませんでした。
固形物を食べ終えた頃には、麺の水分によって薄まったのか、塩味は控えめに。
裏つけ汁と通常のつけ汁に交互に麺を浸して食べ比べるという、貴重な経験を得ることができました。
大蒜はカリッとしたものが控えめに。
背脂や破肉が液状に加工され、ねっとりとした舌触り。
しょうがは粗めに刻まれて、ツンっとした辛味がありました。
麺に添えて。
卓上調味料の柚子胡椒。完成度が高いので、正直、余計な調味料は不要かと。
15分強で完食。丼を上げ、最終ロットを調理中の店主さんに2種類のつけ汁を準備してくださったお礼を言おうとすると「今日は得しましたね。」と先制口撃。「ついてました。今年一番の幸せな出来事でした。」と返すと「そりゃ良かった。ヒャッハッハ。」との言葉を受け、退店しました。
これで、生田駅前店、越谷店、ひたちなか店と、臨時営業中だった新小金井街道店に関係する店舗の連続訪問を達成し自己満足に浸りました。
帰りは約1時間大洗の海岸で。台風の影響か、波がかなり高かったです。
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