大洲市河辺町には屋根を付けた8つの橋が点在している。
中でも愛媛県有形民俗文化財に指定されている「御幸の橋」は、安永2年に掛けられ、坂本龍馬も脱藩の時に渡ったと言われている。
御幸の橋は、天神社の参道にあって、河辺川にかけられた屋根付きの太鼓橋です。
明治19(1886)年氏子総代の石浦庄吉が棟梁となって完成したと伝えられています。御幸(神幸)の名や屋根をつけ雨露を防ぐなど、素ぼくな信仰心を表したものと考えられます。
龍馬脱藩の道(河辺村に下りる途中)
(橋上の様子)
橋の規模は、桁行8.3m、梁間3.4m、梁上1.75mで屋根は切妻造、杉皮葺。
なお、桁には雨を防ぐために桁ひさしをつけ、欄干には擬宝珠がつけられて「御幸乃橋」の刻名があります。
御幸(神幸)の案内板。素朴でやさしい文字や素材がいいですね。
(天神社)
☆このページの写真は、山口さんから提供いただいています。
山口さんは、愛媛県宇和島市の魅力などをホームページで情報発信しています。
http://www9.plala.or.jp/uwajima-uwajima/index.html