先日、免許更新研修を受けてきた。改めて、3年に1回の講習だが、運転意識を向上させるものだと感じた。
講習では、平成30年度の事故原因で一番大きなものは、漫然運転(スマートフォンを見ながらなど)で事故の60%を締めている占めていること、交通事故の死者に占める65歳以上の高齢者が約7割いること、一方、交通に関する知識や今話題の「あおり運転」、「運転マナー」、「飲酒運転」などについて話が進められたが、高齢化社会、スマホなどの情報端末の普及が交通事故に影響を及ぼすなど、現代社会を反映していると感じる。
最後に上映された交通事故防止ビデオは、どこにでも起こりうるであろう飲酒運転の事例を繊細な心理描写でつくられていたのが印象的だった。
事故のドラマからは、交通事故の加害者になれば、被害者や家族の人生を壊してしまうことになる。また、事故により民事・刑事・行政処分も下され、償いの人生に変わることが伝わってきた。ありきたりのストーリーではあるが、共感性が高いドラマ仕立てのビデオにを見終えたとき、30人はいたであろうか、会場になんとも言えない空気感が満ち流れていた。
最後に、免許証の交付。
「顔、老けたなぁ」。新しい免許証を受け取っての感想。ちょっとショックだった。年齢はどうしようもないけれど、年齢に負けない生き方、年齢に縛られない生き方をしようと。私にとって生き方の更新の日だったように思う。