一昨年、結婚した三女、自分の誕生日に、親あてにケーキを届けてくれた。まさに子どもからのサプライズプレゼント。
三女は24歳。いじめに苦しんで不登校や、荒れた時期もあった。
振り返ってみると、折に触れ、こども達に言っていた言葉がある「たぶん○○ちゃんは、この町で一番親から愛されてと思うよ」。
この愛情表現に対して、具体的な根拠はないけれど、こどもには愛情を注いでいるという思いと、そうありたいと願っていた。
最近、より考えることがある。自分の生きた証は嫁と子どもかな・・。還暦も近くなり、健康で動けるのもあと15年位だろうか。
残りの人生、どう家族に愛情を注いでいけるだろうか。そのために、明日、来月、来年は元気に働けているだろうか。不安も胸によぎる。
先日、日向市でMさんの勉強会に参加した。たくさんの活動を行いながら、人に愛情を注いている元教師である。
Mさんのお話で印象に残っているのは「貧しかったけれど、父母や祖母に愛されて育ちました」との言葉。
振り返って考えてみると、私は片親だったけれど、父と祖母に愛されて育ち、さまざまな活動を続けている。何故、頑張れるかをひとことでいうと、家族の喜ぶ顔、みんなの喜ぶ顔が、自分の喜びであること、それが現在の活動の源泉となっているからだ。
「愛情」は、自分自身を、そして人をつくることにつながる、更に自身のエネルギーに変わることを改めて考えさせられたサプライズプレゼントだった。
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