Invitation/Al Haig
(Spotlite, toshiba EMI jp.reissue ITJ-80041)
(Spotlite, toshiba EMI jp.reissue ITJ-80041)
先日,100ゴールドフィンガーズの高知公演を聞きにいきました。ここでの、ドナートとトシコのプレイで満足して前のログを書きました。そしてもう一つ,こんな曲がでるのかと思った曲があります。それはシダー・ウォルトンが弾いた美しい曲でしたす。あのアル・ヘイグの美しい音色で奏でられるの哀愁のメロディでA面冒頭に収録されていることはすぐにわかったのですが曲名が思い出せないのです。こう言う経験ってジャズのライブではよくありますね。曲名考えているうちに演奏はどんどん進んでいきます。そしてラストテーマがでる頃に脳みその中に次々と発火する活動電位がついに曲名にたどり着き「ホリーランド」でアルことがわかりホッとするのです。暫く聴いてなかった曲のときにこう言う体験が良く起こるのです。学生時代,貧弱な自宅(アパート)で小さな音で、あるいはジャズフラッシュのバイタボックスからの芳醇なサウンドで聴いたあの曲です。曲名がわかったことに安心して,家に帰り再びこの「ホリーランド」をアルテックで鳴らしてみる。本当に良い曲だよね。きらびやかなピアノサウンドが収録されたこのアルバムを手に取り,裏カバーに目をやると,composerの名前にたどり着きました。思わず”そうか”と膝を打ってしまいました。Holyland(C.Walton)の文字を見つけ愕然。そうだった!シダーの曲だよな。ボケたなあ~・・・・・。チキショー,こんなことも忘れてるのか!
本日のアップはやっと思いだすことができ、更に作者自身の演奏であったことに2度驚かされた「ホリーランド」を含むアル・ヘイグのスポットライトの74年カムバック盤,「インビテーション」です。メンバーは紹介の必要もないですがGilbert Rovere(b), Kenny Clarke(ds)というヨーロッパならではのトリオですね。とにかくこのA-1「ホリーランド」からタイトル曲「インビテーション」に移っていくくだりの素晴らしさはないですよね。流麗でスウィンギー、素晴らしい録音も相まって全くスキがない!吉祥寺のジャズ喫茶店主はこの演奏はヘイグの本質ではなく、やはり彼の本質は54年の録音にあると言い切りますが,そんなことは関係ねぇ~!!!好きな物は好きなのです。
所有盤は30年,自分のライブラリに収められ続けた当然の国内盤再発です。皆様もこんな経験ないですか?やっぱり年ですかねぇ・・・