The Sermon/Jimmy Smith
(Blue Note 4011)
(Blue Note 4011)
ここのところBlue Noteを集中的に聴いています。やっぱりこのレーベルはスゴイですね。演奏,カバーどれをとっても一級品が多いこと!Blue Noteレーベルがなかったらジャズってこんなに面白くなかっただろうななんてしみじみ思っています。久々にモーガンでも聴いてみるかと取り出したのがこれです。1500番台のモーガンのリーダーアルバムのバラード,Whisper Not, I Remember Clifford, Who Do You Love I Hopeなども勿論好きなのですが、バラードプレイを聴こうと思って決まって引っ張りだすのはこのアルバムに収録された"Flamingo"のモーガンです。トーンコントロールが素晴らしく艶やかなオープンでロングトーンを駆使して吹奏するモーガン(たぶん得意のハーフバルブだよね),最高です。何度聴いても飽きませんね。モーガン好きはおそらく彼のリーダー盤,JM盤とチェックして行くでしょうが,これは以外と盲点かも?いややっぱり,超有名か!?
さてこの"Flamingo"を含むB面です。自分のライブラリには70年代のステレオ・ブルーラベル(♪盤)とトップに掲げた"NEW YORK, USA"のモノラル盤が有るのですがこの曲順が逆になっているのです。B面は"J.O.S."と"Flamingo"の2曲なのですが"NEW YORK, USA"ではこの"Flamingo"が2曲目,♪盤ではB面トップなのです。どうしてこんなややこしいことをしたのでしょうか。BN解説本にも「B(2)"J.O.S"は・・・」なんて平気で書いてあるのです。逆もあるんだぜ!この"J.O.S."はJames Oscar SmithすなわちJimmy Smithのことですが、ここでのGoorge Colemanのアルトのソロが輝かしいトーンですばらしい、裏解説にあるスミスの"Musical Buzzer"と称されるオルガンサウンドも特筆モノです。もちろんモーガンも出だしから絶好調!エンディングも粋な好トラックですね。A面全部を占めるタイトル曲がかすんでしまいます。
やっぱりBN最高と思わせるオールスターの競演ですね!