67camper's Blog

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輝きを増したハンク・ジョーンズ

2007-06-23 05:11:21 | jazz & vocal
Somethin' Else/Cannonball Adderley
(Blue Note BST1595)


 ジャズ名盤100選なら絶対選ばれるだろうし,10選でもかなりの批評家がセレクトするであろう押しも押されぬ名盤です。皆さん、ライブラリの中に一枚はありますよね。自分はと言いますと、このアルバム3枚あります。いずれもステレオ。キング国内盤,再発輸入盤(united Artists盤),そして最近入手した"47 WEST 63rd NYC" アドレス(おそらくオリジナル)の3枚です。  

 なんで3枚もあるか?例のズンドコ・イントロからマイルスの聖なるミュートトランペットのテーマで有名な決定的名演”枯葉”が含まれているからに他なりません。マイルスとキャノンボールの静と動のコントラストも素晴らしいですよね。この3枚すべて音が違います。UA盤は全体的にまとまりは良いですがおとなしく録音レベルが低い感じがしますし,国内盤ではサム・ジョーンズのベースが重すぎ、ハンク・ジョーンズのピアノが遠い感じす。今回,ステレオオリジナルを聴いてみてハンク・ジョーンズのピアノの美しさにハッとしてしまいました。強烈なサムのベース,ブレイキーのドラミングに今まで圧倒され耳が付いて行けてなかった印象です。やってるフレーズは同じはずなのですが,ぐぐっと存在感を持って浮き上がってきたのです。オリジのすばらしさはこう言うことか,などとあらためて感心している次第です。続くラブフォーセイルでもハンクのクリアでリリカルなピアノに完全にノックアウトです。聞き慣れた国内盤はそれなりに良い録音なのでしょうが,ある意味、音が団子になって押し寄せる感じでオリジの音の分解能の良さには驚きますね。  

 アップしたのは金看板入りの"47 WEST 63rd NYC" です。マイルスのしわがれ声が聞かれるB面も勿論良いのですがここでは割愛ということで(笑)。



PS:blog仲間のNotさんを巻き込んでの自分のBN初期金シール・ステレオ盤のセンターラベルとカバー裏のアドレスの画像をアップしますね。ラベルも裏住所も"63rd"で、センターラベル"47 WEST 63rd NYC"(↓)、裏住所"BLUE NOTE RECORDS INC.,47 WEST 63rd ST., New York 23"(↑)です。センターラベルのRマークは一応あるように思います。