予備試験組みですが,20歳~24歳ゾーンの合格率がやはり飛びぬけてます。受験者31名中短答合格31名,最終合格30名です。予想通り,若手優秀層のショートカットコースになっています。
職種別で見ると,法科大学院生が受験者9名中8名が最終合格,大学生が28名中26名,無職が22名中14名です。「無職+大学生+法科大学院生」で受験者59名に対し最終合格者48名となります。他方,いわゆる社会人組は,受験者25名中最終合格者数は10名でした。
合格率は,「学生組」が81.4%,「社会人組」が40%でダブルスコアとなりました。既修者と未修者の関係に類似しています。これは,単純に予備試験合格後の可処分時間の差が原因です。本試験問題への「慣れの時間」「選択科目に割く時間」が相対的に不足してしまうので,不利な立場になっています。この問題に如何に対応するかが今後の問題です。
旧司法試験を受験し,一時引退していて,現場復帰を目指す皆さんには,「論文突破基礎力完成講義」を受講していただき,「予備試験合格→翌年本試験合格」,というルートに載って欲しいです。前述の通り,予備合格「後の」時間不足に対応する方法は,一つ,予備試験受験段階から本試験対応策を取っていく,です。「事後が駄目なら事前」に,です。
アドバンス的内容(L3レベル:ケースメソッド対応)を予備受験「前」から学んでおけば,予備合格「後」に即対応しやすいといえます。ベーシックとアドバンスの2段階方式の講座なので,予備用にベーシック・メインで復習しつつ,アドバンス的要素も講義内で触れておく,という手法です。これができる講座は唯一と言って良いと思います。チャンスをモノにしていただきたいです。