400年前まではこの池の底にあった入鹿村の末裔が暮らす我が里です。
里から見渡す入鹿池や尾張富士はいつもと変わらない。

ただ普段なら満水なのに、
この冬はまとまった雨が降らず、
地肌が見えてしまっています。
昨日は長寿クラブの総会でした。
60歳以上の任意入会の会員構成だが、
ほとんどが会員となってくれています。
今年は4人が新入会してくれました。
ただ3人が逝去され2人が高齢者施設に入所し退会された。
昨日の朝は長寿クラブで請け負っていた墓地掃除でした。

この掃除も当番をこなす人数を確保できず、
長寿クラブで行うのは昨日で最後となりました。
相対的には高齢者が増えているのに、
絶対的には里の人口がどんどん減り、
こんな行事一つやれなくなって来ているのが現実です。
我が里も若者の流出が相次ぎ、
とうに限界集落の域であり、
そんなに遠くない時代には消滅集落となるやも。
日本国中の現実であり課題なのだが、
ほんの50年前にはこんなこと微塵も思わなかった。
ベクトルの掛け違いに気づけなかったつけは余りにも大きい。
< 悠久のロマン潜む入鹿の里 >