黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

猫のしっぽと語感

2014年04月17日 09時24分32秒 | ファンタジー

 日本人女性が歌う日本語の歌が、日本語圏外の一部の人たちの耳に、癒しの響きをもたらすという記事を何かで読んで、以前、このブログに書いたことがある。このことは日本語だけに当てはまることではないと思う。
 NHKの「猫のしっぽ」のベニシアさんのイギリス英語が、静かな音楽を伴って流れてくると、私の耳は、はなの耳のようにピィーンと反応する。その調べは、アメリカ英語と違い、語尾までよく聞こえてわかりやすく、よけいな抑揚がないので言葉の響きがやさしく伝わってくる。この世にいるとは思えない癒やしと充足感が漂う。ちょっとオーバーかも。
 彼女の言葉は、イギリスの貴族や上流階級が使う、いわゆるクイーンズ・イングリッシュというのだろうか。しかし、エリザベス女王の語りは、言葉の端々に針金のような引っかかりがあって、舌足らずでせわしない印象を受ける。やはり個人差があるのだろう、語る側ばかりでなく聞く側にも。
 針金と言えば、とののしっぽは三カ所で折れ曲がっていたが、小さなころドアに挟んで先端がちぎれてしまい、曲がりが二カ所になった。はなのしっぽは、あるんだかないんだかわからないくらい短い。猫のしっぽにも様々な個性があるものだ。(2014.4.17)
コメント
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