北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2018.6.24 『紋別岳』(865m) 雨上がりのドロドロ登山道を避けて・・・
昨日(日曜)の早朝、『徳舜瞥山』登山口で目覚めた。
一昨日『来馬岳』から下山後、
蟠渓温泉で汗を流して移動したものだ。
ところが夕方6時頃になると、突然雨が降りだした。
予報を確認して、降らない方へ出かけたはずなのに・・・
その後ラジオから流れる天気予報では、
あっちもこっちも雨、雨、雨・・・
予報が完全に悪い方へ変わってしまった。
そんな雨は一晩中降り続き、
いや~な夜が過ぎ、明け方にようやく止んだ。
しかし辺りは低いガスに覆われ、湿気が多く何も見えない。
この『徳舜瞥山』の登山道は、
ただでもドロドロのところが数箇所ある。
それが雨上がりでは余計ドロドロ状態であることを思うと、
益々モチベーションが上がらず、
「紋別岳に行くべえ~っ!」
「そだねえ~っ!」
と言うわけで、6時半にはそこを離れた。
そして支笏湖方面に車を走らせ、
美笛峠頂上のトンネルを過ぎた時だった。
支笏湖方面がすごく明るいる。
更に峠を下って支笏湖沿岸の国道を走ると、
雨が降った形跡がない。
そう、美笛峠の東側は全く降らなかったのだ。
当然後悔した、前夜のうちから支笏湖まで戻ればよかったと。
その後『紋別岳』に近付くに従って天候は回復。
しかし気がかりなことも。
一年を通して人気の高い『紋別岳』であるから、
もう駐車場が車でいっぱいではないか?
ということ。
ところがその駐車場に着いてみると、車は一台もない。
なんだか狐につままれたような、妙な感じだったが、「ラッキーっ!」。
すぐに準備をしてスタート。
新緑が美しい中、NTTの管理道路を登って行く。
久しぶりの『紋別岳』だ。
この山には20年ほど前、
途中から電線下に、それを保守管理するための刈り分け道ができた。
そしてこの刈り分け道を伝って登ると、
直接頂上につながる尾根上を進むため、
大きなショートカットとなる。
しかし今回その刈り分け道を覗いてみたが、
もう笹に埋もれており、ほとんど廃道状態だった。
実に惜しい限りだ。
結局頂上まで管理道路を歩いて登った。
スタート時にガスがかかっていた頂上は、
我々が到着するとすっかり晴れていた。
そしてこの日の早朝まで留まっていた『ホロホロ山』方面は、
相変わらず濃いガスの中にあった。
移動してきたことにホッとする瞬間だ。
しばし支笏湖を中心とした風景に見入り、下山を開始した。
時間的に下山途中では多くの登山者と行き交うだろうと予想していた。
ところがまた驚きで、すれ違ったのは単独の女性二人と、
5人の年配女性パーティー。
これだけであった。
そして登山口に下り立ってみて更に驚き!
私の他に車が1台しかない。
あれぇ! みんなバスできたのかい!?
何とも不思議なことではあったが、
総括、女性はやはり強い!
我々が登山口に戻ったのが10時半。
それまでの間この山に入っていたのは、
女性がHiromiを含めて8名に対し、男は私一人だけ。
いやあ、現代社会で女性が目覚しい活躍をしている縮図を見た思いだぁ・・・
早い時間にHiromiを自宅に送り届け、
私も帰宅して諸々の後始末。
そして夕方「サイゼリヤ」へGO!
この夜は久しぶりにToshiを含めて3人で語り合った。
2017.7.23 札幌低山5座 やる気がでな~い!
日々早出と残業が続き、工場内に缶詰めで一日中細かい仕事に追われていると、
山に対するモチベーションが全く上がらない。
山よりも「サイゼリヤ」に行って、ワインを飲みながらのんびりしていたいというのが正直な気持ちだ。
しかし、時間があれば山に向かうことが体に染み付いてしまっているので、やはり山を目指す。
ただ、長い運転をする気にもなれないので、今日は札幌の山で過ごした。
この週末、Hiromiにはせっかくの土日連休を無駄にせぬよう、
一人で車中泊一泊の山行に出かけさせた。
今朝5時前に家を出て、まず有明登山口から『白旗山』に登った。
それからの行動は以下の通り。
①『白旗山』(322m) 頂上着 6:00
②『野牛山』(539m ) 〃 7:15
③『藤野富士』(651m) 〃 9:00
④『豊見山』(579m) 〃 10:10
⑤『豊平山』(663m) 〃 11:45
『白旗山』は有明登山口からしか登ったことがない。
上部で頂上に近付くと、下草が生い茂っている部分が有り、
雨の後や朝露で草が濡れているときはロングスパッツ必携だ。
続いて『野牛山』だが、私はここがあまり好きではない。
なんだかいつ行ってもジメジメした感じがする。
林道の途中には避けようのない水溜りがある。
そして隣接する「滝野丘陵公園」の頑強な鉄柵。
それは馬追丘陵で見る自衛隊の鉄柵よりごつい。
そして頂上に着いても視界0。
たいして苦労するわけじゃないが、いくらかでも景色を楽しみたいものだ。
続いて『藤野富士』だが、ここは整備が行き届いた「藤野聖山園」の中に登山口が有り、
駐車場もアスファルトなので快適だ。
登山口を入ると、笹刈りがされていた。
ここは『野牛山』に比べると乾いた感じがして、気持ちよく歩ける。
そして残り500mを切ると、突然背後の視界が開け、
南の景色が一望できる。
そんな景色を楽しんだあと、間もなく頂上に到着だ。
笹に埋もれた頂上からの展望は、樹木に阻まれてきかない。
駐車場からは次に目指す『豊見山』(右)と『豊平山』(左)が目の前にそびえる。
どちらもいい形をして、登行意欲をそそられる。
四座目は『豊見山』。
登山口を入って間もなく古くて悲惨なスキーリフトの終点が現れる。
そこから前に登った『藤野富士』が望まれる。
やはり「富士」の名にふさわしく、形の良い山だ。
この山の登山道が美しい。
クヌギを中心とした落葉樹林は、緑の時期も美しい。
そして両側が急激に落ち込む細尾根の登山道も魅力的だ。
そんなことを楽しみながら、短時間で頂上に立てる。
最後は『豊平山』だが、いつも登っている(現在は登山禁止の)西側からではなく、
東の「藤野コース」を登ってみることにした。
最初は沢沿いの登山道を歩くが、なんだか日高の山を歩いているような錯覚にとらわれる。
この沢の水が白濁しているのだが、上部に採石場があるため土砂が流入したのだろう。
登山道は採石場の古い作業道を利用してつけられていた。
そして急峻な頂上部直下で道が二手に分かれた。
そこで北尾根コースを登り、東面コースを下ることにした。
北尾根コースは急登の連続で、グイグイ高度を上げ、見晴らしの良い頂上に躍り出る。
そこからは前に登った『藤野富士』が東に望め、北側には『八剣山』が望まれる。
思えばこんな天気の良い日にこの山に登ったのは初めてだ。
下山は「東面コース」だが、こちらの方が長いジグを切るため、緩やかな傾斜だった。
下部で出合う車道からは採石場の中を通って下山。
今日は日曜日なので、採石場も休みで人がいなかった。
今日の5座で人に出会ったのは、最後の『豊平山』で2組のみ。
あとの山では誰にも出会っていない。
暑いからだけではない。
こんな日だって人気の『藻岩山』や『三角山』では人がいっぱいだろう。
ちょっと目先を変えただけで静かな山歩きを楽しめる。
いやいや人口190万の大都市だというのに、静かな自然が残された札幌というのは、本当に素晴らしい街だ。
2017.7.16 『紋別岳』(865m) 雨から逃れて
今日の天気予報は、全道的に雨。
一週間のうちにたった一日しかない休日が雨予報だ。
なんとも納得いかない思いではあるが、自然が相手では致し方ない。
少しでも雨を避けられそうなところで、支笏湖の『紋別岳』に登った。
ここは頂上までNTTの管理道路(舗装)が施設されているので、
途中で雨に降られても足元がきれいなままだ。
今日はずいぶん久しぶりに、Toshi、Hiromiとの三人登山だ。
思えばToshiとは2007年に『夕張岳』(金山コース)で知り合ってから、
先月で付き合いが10年となった。
またHiromiも2013年に『神居尻山』で知り合って、
同じく先月で付き合いが4年になった。
そしてそれは「忘れ物、落とし物兄妹」誕生からの年月を意味する。
7時に登山口に着いてみると、先行者の車なし。
また、その時点ではまだ雨が降り出していない。
7時15分、登山口をスタート。
まだ気温はそれほど高くないが、空気が湿気って暑く感じる。
当然すぐに汗をかき、体がじとっとして不快だ。
それでも樹林帯の狭い登山道を歩くよりずっと涼しい。
この行程の半分ほどを歩くと、一旦正面に目指す頂上が姿を現す。
立ち止まって水分補給をしたくなる場面だ。
久しぶりに三人が揃うと、話題も色々だ。
楽しく会話しながら淡々と歩いて、
8時10分、頂上。
この頃になると雨がポツポツと降り出し、
ガスが湧いてきて下界は何も見えなくなってしまった。
そんな頂上には長居することなく下山を開始した。
下山路も登路と同じく忠実に舗装道路を歩き、
8時55分、駐車地。
今日は山中で誰にも会わなかった。
『紋別岳』でもこんなことがあるんだなあ。
頂上付近で落ちだした雨は、
支笏湖から離れるといよいよ本降りとなった。
いいタイミングで山行を終えたものだと安堵。
そして帰宅する頃には雨足が強まり、とうとうザーザー降りに!
さて、今日も「サイゼリヤ」でワインだ!
ワインでしっかり酔い、また明日から仕事に励もう。
2017.7.9 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,022m)~『932mP』 風通しの良い山へ
今週からは週一で日曜日だけの休みだ。
当然山行回数も減る。
寂しい限りだが7月の繁忙期が過ぎると、
任意で休みを取りやすくなる。
このところの北海道はどうしてしまったのか、
連日気温30℃超えを記録している。
私の中で7月初旬にこのような日々が続いたことは、全く記憶にない。
昨日の終業後、Hiromiと我が家で合流して出かけた。
支笏湖まで走って車中泊。
まだまだ日が長いので、7時過ぎに現地到着でも明るくて助かる。
今朝我々にしては珍しく、4時半起床。
Hiromiが眠気いっぱいで、起きるのがひどく辛そうだった。
夜中に何度かシカがやってきて甲高い声を上げ、否応なく起こされた。
そのせいか、私も寝た気がしなかった。
それでもいつもより早く起きたのは、
朝の涼しいうちに樹林帯を抜けようと思ってのこと。
5時35分、シシャモナイの「苔の洞門」そばの作業道を伝って入山した。
私は『樽前山』に出かけるとき、ほとんどがここから登っている。
ここは人と出会うことがないので気に入っている。
まだひんやりとした空気の中を淡々と歩を進め、
6時15分、枯れ沢出合い。
ここまでの作業道は2kmほどだ。
また、この枯れ沢を下流に下っていくと、「苔の洞門」となる。
その後枯れ沢の左岸沿い記された踏み跡をたどって行くのだが、
この踏み跡はもう消えかかっている。
それだけ人が入らぬということだ。
ただ、この一帯は丈の低い雑草がまばらに生えているだけなので、どこでも歩ける。
枯れ沢左岸沿いの踏み跡をたどっていくと、
やがて突然視界が開け、前方に『樽前山』の外輪山と溶岩ドームが迫力ある姿を現す。
ここからの踏み跡は、「苔の洞門」を抜けて山頂を目指す、
かつて存在した「シシャモナイコース」だ。
このコースが閉鎖となってからもう10年以上になるが、
その踏み跡はいまだ健在だ。
ゆるやかに高度を上げながら外輪山基部に近付く。
そして斜度のある外輪山の急斜面を登る。
この登りがきつい。
7時15分、外輪山の縁。
もう遮るものがないので、冷たい風が心地よい。
今日も暑い中、この涼を求めて出かけたが、大正解だった。
外輪山に上がると、まず西にどっしりと構える『西山』を目指す。
広いところが大好な私はこの広々とした光景も当然気に入っている。
涼しく楽しく歩いて、
7時35分、『西山』。
そこからは見慣れた光景が広がるが、何度見ても見飽きることのない素晴らしい風景だ。
『西山』からは雄大な風景の中、『東山』を目指す。
これもまた広々とした中を歩く楽しさがある。
空気も澄んでいるので、遠くに人影も確認できる。
四方の風景を楽しみながら歩き、
8時15分、『東山』。
今回の最高標高点だが、ちょっとした問題発生!
名前はわからないが、小さな甲虫類の一種が大繁殖!
それらが頭や身体にくっついてくる。
虫は平気な私はなんとも思わないが、Hiromiが悲鳴を上げる。
「あうっ! あうっ! 早く行こ!!」
この後は『932mP』を目指すのだが、途中で振り返る外輪山の鋭角な姿が魅力ある。
登山道は一旦大きく下り、『932mP』へ登り返す。
ちょっときつい登りだが、見た目ほど時間はかからず、
8時55分、『932mP』。
私はこの『樽前山』一帯の中で、このピークから見る『東山』方面が一番好きだ。
その風景は「雄大」、その一言に尽きる。
今日は素晴らしい天候に恵まれ、お気に入りの風景が更に美しく感じられた。
美しい景色を堪能したあとは『932mP』を下り、
ショートカットしてシシャモナイコースに戻った。
10時35分、駐車地。
終わってみれば5時間ちょうどの山旅ではあったが、
その時間の割にはなんとも素晴らしく盛りだくさんの行程であったことに、
Hiromiと二人して満足し、帰途に着いた。
2017.6.10 雨にも負けず・・・ (札幌市内低山巡り)
またまた雨の週末だ。
ウィークデーに晴れて、週末雨になるという悪いパターンにはまってしまっている。
今日だって運動会を予定していた学校がたくさんあっただろうに。
なんで毎週毎週子供たちを、そしてそれに関わる教職員並びにご父母を苦しめなければならないのか。
それを思うと腹が立ってしょうがない。
今朝はゆっくり起きて8時過ぎに家を出た。
この週末Hiromiが仕事絡みで地方に出かけなければならないので、
久しぶりにひとりトレーニングだ。
今回は札幌市内の山を登り歩いた。
①『三角山』(311m)に登り、
②『奥三角山』(354m)
③『三菱山』(482m)
④『盤渓山』(604m)
⑤『豊見山』(579m)
⑥『白旗山』(322m)
一つ一つをとってみるとただの低山だが、
それをまとめて登るとなると結構ハードな行程だ。
だからトレーニングになる。
雨は強弱を繰り返す。
『三角山』から下りて移動し、『奥三角山』に着いた頃一旦雨が上がったので、
雨具を使用せずに歩き出したところ、ザーザーと降り出してベッチャべチャ!
次の『三菱山』からは雨具をはなせなかった。
そんな雨も『三菱山』に登っている時が最も激しさを増した。
しかし、幸いなことに今日は雨具着用でも暑くなく、
心地よい歩行を楽しめた。
辺りを見渡せば新緑! 新緑!! 新緑!!!
広葉樹の緑が特に美しい季節だ。
『盤渓山』の下りで、登ってくる若者とすれ違った。
アップシューズを履いており、雨具はなし。
明らかに初心者。
そして駐車地に着いて驚いた。
自転車が一台止めてあり、その上に雨具がかけられている。
あの若者はどこから来たのかわからないが、
「盤渓市民の森」まで自転車で行き、雨が小降りとなったので雨具を脱いでスタートしたのだろう。
しかし、背丈の高い笹漕ぎだけでも全身ずぶ濡れになる。
果たして頂上に立てたのだろうか?
『豊見山』から下山した時点でようやく雨が上がった。
雨が上がってくれると、着替えや片付けが落ち着いてできる。
そして最後の『白旗山』に着くと青空が見え出し、ついに陽が差し始めた。
ホッとする瞬間だ。
雨の土曜日がようやく去るか?
そんな『白旗山』を下り、駐車地に着くとちょうど5時。
嫌な雨でスタートした一日ではあったが、
最後に晴れてくれると良い一日が終わったような気がして楽しくなる。
すっかり悪いパターンが出来上がってしまった週末だが、
そろそろ変わってくれないと・・・
2017.5.27 雨中トレーニング登山
今日は乃々の運動会のはずだったが、
雨を予測して昨日の日中に明日日曜へ順延を決めた校長は素晴らしい。
昨日の終業後、一旦帰宅して馬追丘陵へ出かけた。
『静台』(E)の登山口にて車中泊。
日ハムが2連敗のあと、勝利を決めた試合をラジオで聴きながら、
ひとりうまい酒を飲んだ。
今朝4時半に起き、『静台』と『長官山』に登った。
今日は雨とあきらめてトレーニング登山日と決めていた。
スタートした時には降っていなかった雨も、『静台』頂上付近で降りだした。
それからはずうっと止むことがなく・・・
一旦帰宅して、今日も仕事の女房を送って行き、続いてHiromiと合流。
再び馬追丘陵へ向かった。
ここでまず、また『長官山』に登った。
新緑が美しい季節となった。
どこもここも若々しい緑でいっぱいだ。
そしてその緑も広葉樹林が美しい。
しかし降り続く雨は強弱を繰り返すだけで、決して止むことはない。
もうトレーニング登山と割り切っているので、Hiromiの足も速い。
どこに出かけても雨に変わりがないので、
『長官山』を下りると直近の『静台』へ。
雨の日のトレーニング登山は長い距離を歩かず、短い行程を繰り返す。
登って下りては着替えをする。
洗濯物がどんどん増えて行くが、我が家で洗濯は昔から私の仕事。
ここでも美しい新緑を楽しんだ後はまた『長官山』に戻った。
但し今度は長沼スキー場から車道を登る。
ドロドロの登山道を離れてアスファルトの上を歩くのはきれいでいい。
そして雨水が流れるきれいなアスファルトの車道を歩いていると、
いよいよ雨足が強くなった。
まだトレーニングを続けてもいいのだが、
体も冷えてきたのでこれを最後にして帰途に着いた。
→→→
今日はHiromiの髪の毛が、また短くなっていた。
私と山登りを始めてちょうど4年。
だんだん、だんだん短くなっていく髪の毛。
それはまだ進行するのだろうか・・・
2017.5.14 『藻岩山』(531m)
今朝定山渓温泉近くで目覚めた。
今日は『藻岩山』に登って、8時半に乃々を迎えに行くことになっていた。
『藻岩山』に登るなら、もっと近いところで車中泊をしたいところだが、
定山渓温泉より札幌に近付くと、なかなか良い場所がないのだ。
以前も同様の機会に、随分走り回って良い場所を探したが、
さすがに190万都市札幌、妥協せざるを得ない点が多すぎた。
6時過ぎに『藻岩山』のスキー場に行ってみると、既に数台の車があった。
そしてもう登り終えて下山してくる人がいる。
また、時間的間隔を空けながらも、新たな登山者がやって来る。
Hiromiといつものトレーニング登山として何も持たずにスタートした。
我々はスキー場大好きチームなので、正規の登山道は行かずにスキー場を登る。
ただ、スキー場を登る人も多く、踏み跡がきっちり登山道と化している。
このスキー場を登っていると『手稲山』を思い出す。
似たようなスキー斜面だ。
去年の夏、乃々を連れて登ったときは背の高い草が生い茂り、
乃々を肩車して登った急斜面は雪が融けて間もないため、下草の丈が低い。
それ故私の好みにピッタリ!
いやあ、こういうところを歩くのは実に楽しい。
頂上は観光地であることから、それなりの施設が整備されているが、
それはそれで致し方のないところ。
しかし展望は素晴らしい。
360度の展望が楽しめる中、今日のコンディションでも札幌の山々をはじめ、
遠く増毛山地や夕張山地が雲海の中に浮かび上がって見えた。
そして眼下には190万都市札幌。
札幌って、都会と自然を併せ持つ、誠に贅沢な大都市だと、改めて感じ入る次第だ。
下山はまたスキー斜面だが、
まるで異次元の彼方に吸い込まれていくような感覚を覚える風景だ。
この時期の『藻岩山』の素晴らしさを再認識。
Hiromiが一人の時に通い続ける気持ちが頷ける。
う~ん、素晴らしい!
ナジャぁ、ナジャのところからは歩いて行って登れるんだから、
この素晴らしい里山をもっと大事にしろ~
下山して少々時間は早かったが、乃々を迎えにGO!
2017.5.13 『朝日岳』(598m)
土曜の午前中『喜茂別岳』から下山し、
定山渓温泉まで戻ってコンビニで弁当を買い、それを昼食とした。
そして昼食後は豊平川に沿う散策路の入口近くで少々昼寝。
30分ほどうつらうつらして目が覚めた。
しかしHiromiはぐっすり寝込んでいる。
起こすのも申し訳ないので、ひとり登山靴を履いた。
その時は登る準備をしているうちにHiromiが目覚めて、
同じく準備を始めるだろうと思っていた。
ところがだ、目を覚ますことは覚ましたHiromiだが、
考えられない言葉が飛び出した。
「Amigoさん、一人で行っていいよ、私寝てるから・・・」
「はぁ~っ!?」
そんなわけで一人でスタートした。
豊平川に沿って上流方向へ向かう散策路を歩き、
『朝日岳』豊林荘コース登山口へ。
この散策路は落石で一部立入禁止となっていたが、
そこで作業をしていた工事関係者には、「ごめんなさいね」と謝罪して通させてもらった。
登山口からは針葉樹林の中を登る。
もう登りなれた登山道だ。
まだ木々に若葉が生い茂る前なので、木の間越しに定山渓温泉や近隣の山々が見渡せる。
頂上からは西に『定山渓天狗岳』の迫力ある頂上部が見える。
そして頂上を少し下ったところで、初めて「岩戸公園コース」を下ってみることにした。
何度も登った山だが、片方のコースしか歩いたことがなかった。
分岐から「岩戸公園コース」を歩き始めて驚いた。
なんと美しい登山道か。
登山道が美しいのは周りの植生にもよる。
「豊林荘コース」は針葉樹林で薄暗い感じだったのに対し、こちらは広葉樹林帯で明るい。
秋にはさぞかし紅葉が美しいことだろう。
更に北斜面となるので雪が融けたばかりで、
エゾエンゴサクやカタクリが、盛りとばかりに咲き乱れている。
いやあ、歩いてみなければわからないものだ。
ガスに包まれて何も見えない山より100倍楽しい山歩きができたことに感謝!
1時間半ほどの楽しい山歩きを終えて車に戻ってみると、
Hiromiはまだぐっすりと眠っており、
ロックを解除する音に驚いて飛び起きた。
それから近くの温泉で汗を流し、温泉地近くで車中泊。
まだ4時を過ぎたばかりだったが、冷たいビールを一気に喉に流し込んだ。
2017.5.13 『喜茂別岳』(1,177m)
この週末は日曜日が孫の乃々と遊ぶ、いわゆる「乃々の日」なので、
土曜日の山行を終えた後、定山渓で車中泊し、
日曜日の朝『藻岩山』に登ってから乃々を迎えに行くことにしていた。
昨日の早朝、Hiromiに来てもらい、
Hiromiの車を我が家に置いて中山峠へ向かった。
この日は天気予報によると、札幌近辺の天候が一番良いようだった。
それで、中山峠から『喜茂別岳』を経て、『無意根山』を往復する予定でスタートした。
スタート時から約4kmほどの林道を歩いている間は薄日が射していた。
ところが林道終点から樹林帯に入ると、高度を上げるほどにガスが濃くなり、
『喜茂別岳』に達する頃には全く何も見えなくなってしまった。
モチベーションがた落ちだ。
私は雨やガスで周囲の景色が見えなくなると、もう先に進む気がしない。
何が何でもがむしゃらに登るという時期はとっくに過ぎている。
写真一枚撮れない山登りには意味を感じない。
やる気をなくして即下山開始。
登下降で見るスノーモビルのキャタピラ痕が凄まじい。
正に縦横無尽に走り回っている。
そんなスノーモビルが走り回る時期には絶対足を踏み入れたくない山域だと認識。
それを知ったことが、この日の唯一なる収穫だ。
山は晴れると100倍楽しいが、天候が悪いと1000分の1だ。
ああ、つまんね!
晴れだというからわざわざ出かけたのに・・・
2017.1.7 『三菱山』(482m)~『盤渓山』(604m)
Takがやって来た。
今早朝、神奈川県の自宅を出て、はるばる札幌へ。
とは言っても、Takは某一流商社に勤めるエリート商社マンで、
札幌どころか世界中を駆け回る。
外国語だって、何か国語を話せるんだぁ?
要するに、私みたいに雑草のごとく生きてきた、ただのアルバイトとは違うわけよ。
しかし、フィールドは山!
ここは私のフィールドなり!
ちょうど正午ころ、札幌中心部の宿泊ホテルに到着するのを、
時間前に行ってホテル横で待機していた。
運転席に座ったままウトウトしていると、窓をコンコン!
見るとTakだ。
会うのは昨年の2月以来。
今回は明日開催の『ミニ山の会』新年会に合わせて来道した。
移動日の今日も登りたいというTakを乗せて迅速に移動。
12時45分、「盤渓市民の森」入口をスタート。
スタートして驚いたが、今シーズンは随分人が入っている。
例年この時期は、自らラッセルをしてトレースを刻むのだが、
きっちりトレースができている。
楽に進ませてもらうことになった。
『三菱山』頂上直下で盤渓スキー場の上部に出るが、
その先はトレースが切れ、急登のラッセルだ。
Takは昨年2月以来のスノーシューに、最初は戸惑い気味だったが、すぐに慣れる。
13時20分、『三菱山』。
そこから望む札幌市の光景に感動するTak。
実はこのTak、4年前までの2年間、某商社の札幌支社長として暮らした経験があり、
それなりに札幌への思い入れがあるようだ。
記念撮影をして『盤渓山』へ。
ここから先には踏み跡がない。
と思っていたら、一旦大きく下って尾根を登り返す地点で、
『盤渓山』頂上より市民の森へ向かうトレースが現れた。
やはり確実に入山する人間が増えている。
そしてここからまた楽をさせてもらい、
14時20分、『盤渓山』。
天候がちと怪しいが、札幌市を見渡すことはできる。
Takはここでもその風景に見入っていた。
下りは夏道に沿ってだが、これがまたすごい!
固く締まった深いトレース。
ツボ足で十分だ。
夏道沿いのルートはそれほど人が多いということだ。
190万都市札幌の山だものねえ。
今回初めて札幌の山に登ったTakも、市内にそんな自然があることに驚いたよう。
本当に凄い都市だと思うが、帰路の渋滞にはうんざりだぁ・・・
« 前ページ | 次ページ » |