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2016.11.23 『豊平山』(663m)

 勤労感謝の日の最後は『豊平山』。

この山の名を「とよひらやま」と呼んできた。

ところがどうやら「ほうへいざん」と読むらしい。

ここにも出てきた、無理やり音読みをして、いかにも重厚そうに見せる山が。

近くには「豊平川(とよひらがわ)」が流れている。

だもの、「とよひらやま」でいいじゃないか。

その方が里山として、より親しみがわくと思うんだがなあ。

 

 この山に登る夏道は二本刻まれている。

藤野側からと簾舞側から。

私は簾舞側からしか登ったことがない。

藤野側は採石場の奥に登山口があるらしく、

ダンプカーが往来している中へ、立ち入っていいのかどうか迷って戻ったことが2度ある。

  今回も簾舞側から登ることとし、

11時15分、登山口の先200m程のところの駐車地をスタート。

登山口には相変わらず「駐車禁止」の立札が複数。

そして登山禁止の看板だ。

そこには植生保護だの、上部が危険だのと書かれているが、禁止にした本音は違うと思う。

登山口の狭い車道に駐車して登る登山者が後を絶たないため、

近隣住民からの苦情に警察が動いたことが原因だろう。

とにかく歩くことを嫌い、登山口のできるだけそばに駐車しようとする輩は、どこの山にもいるものだ。

 

 樹林帯をゆるやかに登って行くと、7合目辺りから急登となる。

夏道でも少々不安定な登りだが、そこに雪がつくと多少面倒なことになる。

雪が積もり出すと、夏道と薄いブッシュ帯の区別がつきにくくなる。

そんな中でのルートファインディング訓練をするため、

この日はほとんどHiromiに前を歩かせていた。

この急登もそうだったが、いくらか登ったところでHiromiが先頭を代わってくれと言う。

スリップする急な傾斜が怖くて進めないというのだ。

情けねえ~

交代して私が前を登るも、Hiromiのスピードは鈍い。

そして立ち止まり、「下りるかな・・・」と一言。

そこが危険なところであれば私も認めるが、

たいしたことのないその登りをリタイアさせるわけには行かない。

黙って登らせて、

12時ちょうど、頂上。

そして下山がまた大変だ。

スリップして転ぶたびに「あうっ!」と悲鳴に似た声を発するHiromi。

その度にこちらは「何事か?」と、驚く次第だ。

急傾斜の下山ではおっかなびっくりでビビリまくり。

精神的に負けてしまっているから身体がガチガチだ。

なぁんも、たいしたことないんだけどねえ。

Hiromiには良い訓練となった。

それだけでこの山に登ってよかったと思いながら淡々と下り、

12時50分、駐車地。

 

 天気は良くなかったが、本格的な冬を迎える前の札幌低山歩きは、

やはり楽しかったねえ・・・

有意義な祝日だったなあ。

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2016.11.23 『豊見山』(579m)

 『藤野富士』の直近に位置する『豊見山』。

「藤野聖山園」から国道に向かって下りていくと、

左手に「すずらんゴルフ場」入口の、大きな看板(国道から上がってくると右手)がある。

しかし現在はその看板が冬季用の紺色シートに覆われていた。

そして看板の位置で道路にもロープが張られ、冬支度が終わっていた。

そこで進入禁止ロープの手前に駐車して、

9時45分、スタート。

しばらくは広い舗装道路を歩く。

歩き始めて間もなく、『豊見山』の頂上と、そこに続く尾根の起伏がはっきり見て取れる。

そしてかつてスキー場だった場所を過ぎる。

そこには廃屋と化したロッジがあり、看板に「小鳥の村スキー場」と書かれている。

そんな「小鳥の村スキー場」の無残なリフト跡を眺めながら広い車道を歩き、

10時ちょうど、『豊見山』登山口。

ここから登山道となり、少し登ると背後に東側の風景を望めるが、

このあと見通しが効く箇所はない。

しかし、前回登ったときは紅葉の盛りで、木々に葉がたくさん、

下界の景色を目にすることはできなかった。

この山の下部登山道の周囲には、クヌギの木が林立している。

従ってどんぐりが豊富なところだ。

この日低山ばかりではあるが、三山目のHiromiはまだまだ元気いっぱい。

登山道はゆるゆる登りながら、突然急登となる。

そしてそれがしばらく続くとまた緩い登りとなり、

最後はまた急登を経て展望のない頂上に至る。

10時25分、頂上。

この山の頂上も、この直前に登った『藤野富士』同様、

樹木が周囲に密生し、全く展望が効かない。

それでもHiromiは「なかなか登りごたえがあったなあ」と満足げ。

しかし、このHiromiほど連れて歩いて苦にならなかった人間はいない。

Hiromiはいついかなる状況でも、私の変更、山の選定に意義を唱えたことがない。

私が決めた予定に素直に従うだけだ。

だから連れて歩いて本当に楽な存在だ。

 

雪混じりで膝や足首に優しい登山道を淡々と下って、

10時55分、駐車地。

これはこれで楽しかった。

続いてもう一座に移動するが、それはまた「明日の心だぁ~」

 

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2016.11.23 『白旗山』(322m)、『藤野富士』(651m)

 勤労感謝の日の今日は、また樺戸山地へ出かけるつもりでいた。

ところが昨夜出発直前に最終チェックした天気予報では雪。

しかも今回は相当量が積もるとのこと。

そこでHiromiを迎えに行った時点で急きょ変更し、

札幌市内に留まることにした。

雪に埋もれる前の札幌市内低山を見て歩くのも楽しいものだ。

そして車を『白旗山』麓に向かって走らせた。

ところが時間がかかるかかる。

私は早く車中泊地に着いて一杯やることだけを考えている。

Hiromiのところからたっぷり1時間もかかってしまった。

1時間あれば樺戸山地に行けるし、

馬追丘陵なら30分で行ける。

二人して「また長官山に行けばよかった」と話しながら車を走らせた。

やはり都会は嫌だぁ・・・

 

 今朝『白旗山』麓で6時に起床。

登山口の車中泊は楽だ。

起きてそのまま登ればいい。

ゆっくり準備をして6時50分、ゲート内に入った。

先日登ったときに始まっていてたカラマツの伐採作業が進み、

カラマツ材の山が数箇所に出来ていた。

そして先日ショベルカーのキャタピラ痕でぐちゃぐちゃ、

ドロドロになっていた路面が低音で凍りつき、大変歩きやすくなっていた。

明らかに氷点下の空気は冷たいが、なんとも清々しい。

30分で頂上に立ち、即下山開始。

7時45分、駐車地。

 

 すぐに車で移動だ。

『藤野富士』に登るため、「藤野聖山園」へ向かった。

旧真駒内スキー場横から山道を走り抜けると、藤野までは近い。

「藤野聖山園」最奥の駐車場横の登山口を、

8時25分、スタート。

次第に雪模様となり、やはり寒いが大汗かきのHiromiには良い季節だ。

いつもは一座ごとに着替えなきゃいけない衣類だが、今日は着替えの必要がなさそうだ。

コース中ただ一箇所、南の展望が開ける場所があるのだが、今日は雪模様でほとんど見えない。

9時ちょうど、頂上。

もう木々の葉がほとんど落ち、木の間越しに周りの風景を確認できるところではあるが、

今日は雪とガスで視界がきかない。

またの機会を楽しみにして下り、

9時30分、駐車場。

下山後、直近の『豊見山』へ移動。

 

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2016.11.20 雨から逃げろ~っ!!

 

 昨日(日曜)の朝、樺戸山地の麓で目覚めると、シトシトと雨模様。

わかっていることではあっても、改めてガックリ。

目指す樺戸山地は当然ガスの中。

モチベーションが全く上がらない。

車中泊をしていて時折感じてきたのだが、

夜中に満天の星空を見ると、どうも翌朝は天候が優れないようだ。

気のせいかもしれないが・・・

 

 雨空を見て、私とHiromiは即結論を出す。

「冷水に行くべやあ!」。

こんな時は夕張の『冷水山』(マウントレースイスキー場)に向かうに限る。

そこには作業道もあり、足元が汚れた中を歩く必要がないし、

第一我々は『冷水山』が大好きで、雨でも登行意欲がわく。

それに、そのうち雨が上がるとの予報に、移動で時間稼ぎにもなる。

この小市民は、スタッドレスタイヤの柔らかいゴムがすり減るのを気にしながらも、

浦臼町から三笠、万字を抜け、万字峠を越えて夕張に入った。

万字峠を越えると『冷水山』はすぐだ。

そして『冷水山』の麓に到着すると同時に雨は上がった。

不思議なことではあるが、またしばしば体験してきたことでもある。

先日の雪で、札幌方面から眺める『冷水山』は真っ白だったが、

ここ2~3日の暖気で雪がほとんど融けていた。

雨は上がったものの、濃いガスが一帯を覆い尽くし、視界なし。

それでもそこが好きなHiromiは「気持ちいい!」と言って元気に歩く。

こちらの心も救われる瞬間だ。

淡々と登下降して駐車地に着いたのが正午前。

帰途の途中には「馬追丘陵」がある。

そこに一旦足を踏み入れてしまった我々は、まだ時間がある中素通りはできない。

3週連続になるが、またまた『長官山』に登った。

但し、今回は頂上近くの展望台まで車で登り、

そこから頂上手前で北海道電力管理の送電線保守管理用刈り分け道を下降、

火葬場登山口そばで登山道に合流して頂上へ登り返した。

つまり、最初に下ってから登る。

変則的な山歩きではあるが、これもまた面白い。

そして登下降でルートを変えられるのがいい。

里山にあってこんな贅沢ができる『長官山』。

すっかり気に入った私はこの週、日、火、木、土曜と、早朝に登った。

我が家から車でちょうど車で30分の距離というロケーションもいい。

  天候がパッとしないせっかくの土日ではあったが、『長官山』での新発見もあり、

満たされた気持ちでこの後の「サイゼリヤ」での宴を楽しみに、帰途に着いた。

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2016.10.31 『白旗山』(322m)

 

 月曜の『野牛山』を下りてから昼食を摂り、

直近の『白旗山』に登ってみた。

「登ってみた・・・」、そう初めてである。

クロスカントリースキーのフィールドとして、あまりにも有名な『白旗山』。

しかもそれが札幌市に存在するので、さぞかし手入れが行き届き、

駐車場も舗装された公園なんだろうと思い込んでいた。

例えば『藻岩山』の旭ヶ丘公園登山口のような・・・

それでこれまでこのあたりを通っても、登ってみようという気にはなれなかった。

そんな思い込みの強い山も、雨の中となれば寄ってみようという気になったものだ。

そして何も考えず、「有明登山口」に入ってみた。

心細く細い未舗装道路を進むと、間もなく広い駐車場が現れた。

舗装された公園の中の駐車場を勝手に思い描いていたが、全く違っていた。

地面は少々汚いくらいの駐車場で、ゲートが閉ざされ、その先は林道のようだ。

ゲート横に案内板があり、それによると『白旗山』へは4つの登り口があるようだ。

そしてこの有明口からが一番短い。

 

 13時45分、駐車場をスタート。

すぐに林道をゆっくり走行するパワーショベルが目に入った。

それを目にしたHiromi、「あっ、トラック・・・ トラクター?」

まるで世の中のことが分かっていない天然である。

パワーショベルはカラ松林の伐採作業を行っていた。

そのキャタピラ痕で林道の表面がドロドロになり、歩くのが不快だった。

しかし、パワーショベルに近付くと、オペレーターがわざわざショベルを移動して道をあけてくれた。

その後キャタピラ痕を抜けると、地面はよく締まり歩きやすい。

更に高度を上げて行くと、地面は草付きだ。

そしてなかなかの斜度である。

ただ、ゲートから2.4kmの行程は短い。

14時15分、『白旗山』頂上。

下山は道を変えてみた。

ここは同じく札幌の「白川市民の森」や「盤渓市民の森」に似ている。

下山に利用した遊歩道もなかなか傾斜があり、登りに利用するとよいトレーニングコースとなる。

 

 14時45分、駐車場。

いやあ、意外だった。

予想をはるかに超えて良い山であった。

まだまだ身近にも知らない山があることを再認識して、

天候不順な中ではあったが、豊かな気持ちで帰途に着いた我々であった。

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2016.10.31 『野牛山』(539m)

 昨日(月曜)の朝、8時に『伊達紋別岳』麓で目覚めた。

そう、8時だ。

よく寝られたもんだあ~

明け方車の屋根をたたく雨音で一旦目覚めたが、

それでやる気をなくして長く眠ることができたか・・・

Hiromiは相変わらず激務が続いているので疲れ果て、

こちらが起こすまで目覚めることはない。

起きてもしとしと降る雨にモチベーションが上がらず、

長い距離を歩くことを避け、札幌に戻って短い行程の山に登ることにした。

 

支笏湖から幌美内経由で滝野へ。

滝野丘陵公園の「青少年山の家」ゲートを目指す。

最寄りの市道を走っていると、色あせたピンクの家屋が目に付く。

そこが入口だ。

そして道なりに進むと「青少年山の家」ゲートの前を通るが、そのまま直進。

右奥に最終人家が見え、その一軒手前、左側に見える家屋横が登山口に続く林道の入口となる。

昨年初めて登ってみたのだが、案内も何もなく、この道でいいのかと首をかしげながら入山した。

駐車場はなく、道路脇に車を止める。

車から降りるなりHiromiが林道の入口にたたずむ家屋を見て、

「このうちいいなあ。気に入った、売ってくれないべか?」

さすが裕福な人は違う。

 

 11時20分、林道入口をスタート。

小雨の中、あまり綺麗ではない林道を淡々と進む。

途中に避けようのない大きな水溜りが二箇所ある。

また、滝の丘陵公園と隣接していることから、公園の高いフェンスが延々と続く。

数年前、このフェンス内にヒグマが入り込み、えらい騒ぎになったことを思い出す。

  11時40分、登山口。

この登山口は、滝野丘陵公園内からだと近いらしい。

公園内から続く道がある。

登山口からようやく登山道となるが、傾斜が増すものの長くはなく、

11時55分、頂上。

そこにはいかにも『野牛山』の名にふさわしく、どっしりとした案内板が建てられている。

しかし雨は止むことがなく、写真を撮って即下山開始。

小雨の中を淡々と下るが、気付くとHiromiは雨具のフードを脱ぎ、雨に髪が濡れている。

これがHiromiの強さなんだわ。

山を速く登るためなら髪を雨にさらしても構わない。

なかなかこういう女性はいない。

ん? 女性!? 

女性だよねえ、言葉はやたら乱暴だけど・・・

 

 12時30分、駐車地。

雨が降りしきる中は、この程度の行程がいい。

続いてもう一座だが、それはまた明日アップしよう。

 

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2016.10.29 紅葉名残のトレーニング登山

 今朝朝食を終えて乃々と虎が帰っていった。

乃々は今日学習発表会だ。

私が子供の頃は「学芸会」と言ったものだが、今は名称が変わったんだなあ。

それで私も乃々の学習発表会を観に行くことにしていた。

ところが、乃々が帰っていった直後に始めたタイヤ交換でトラブルが発生し、

全てを解決して乃々の学校を目指して走り出すと、間もなく息子から電話が入った。

「もう終わったよ~」 

昔と違って時間までもが短縮されてしまったようだ。

 まあどっちみち学習発表会を観たあとは札幌の山でトレーニング登山をすることにしていたので、

そのまま札幌市内を横断していつもの『奥三角山』へ。

今日は『奥三角山』、『三菱山』、『盤渓山』を登り継いでトレーニング。

 

と同時に10日前に登って楽しんだ紅葉がどうなったのかを見届けたかった。

『奥三角山』の登山道に足を踏み入れると、もう落ち葉がいっぱい!

ふかふかのじゅうたんだ。

これは下降時の膝や足首に優しいクッションとなるし、ツルツル路面のスリップ防止にもなる。

そして『奥三角山』は見頃を終えたものの、まだ美しい紅葉を楽しめる

 

黄金の回廊を抜けて頂上へ。

札幌市を見下ろしたあと、また紅葉を楽しみながら下山。

次は『三菱山』だが、こちらもまだ下部では紅葉が美しい。

赤い色こそ終わってしまったが、黄色がどこまでも黄色く・・・

天気が良い割には空気が冷たく、

それなりにアウターを着用して登るとちょうどよく、体温は心地よい。 

下山後は同じ駐車地から『盤渓山』へ。

こちらは『三菱山』の直近であるにもかかわらず、

多少なりとも気温が低いのか、木々の葉がほとんど落ちてしまっている。

そしてそれがまたいい。

葉が落ちてしまった木々の木の間越しから、遠くの景色が見え隠れする。

そんな木の間越しの風景を楽しめる季節が私は好きだ。

『盤渓山』頂上からの、何度見ても見事な札幌の風景を楽しみ下山。

 下山後、この夜の日本シリーズ、

日本ハムファイターズの勝利するであろう試合を楽しみに帰途に着いた。

 

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2016.10.19 『藤野富士』(651m)

 『豊見山』の登路から目の前に『藤野富士』が見える。

この辺りは円錐形の美しい山が林立している。

『豊見山』から「すずらんゴルフ場」の大看板があるT字路まで戻り、

それを左折すると国道へ。

右折すると「藤野聖山園」に向かう。

その「藤野聖山園」最上部、最奥まで車で進むと広い駐車場があり、

目の前が『藤野富士』の登山口となっている。

登山口の案内板はないが、ピンクテープが付けられておりすぐわかる。

そしてこの山にも夏道がつけられていることを知らなかった。

 

 「藤野聖山園」は大変美しい墓所であった。

小高い丘の上に整然と並ぶ墓石。

そこに古く汚れた墓地のイメージはまるでない。

もし人間に来世というものがあるとしたら、こんなところに墓を設けてもらえたなら、

死後も楽しく暮らせるだろうと思わずにはいられない雰囲気だ。

 

 だれもいない駐車場でインスタントラーメンの昼食を済ませ、入山。

ここも一歩山に足を踏み入れると、都会の雰囲気が一変し、

大都会札幌にいるとは信じられない。

そして間もなく妙な気がしてきた。

登山口は頂上から見ると北側にある。

ところが登山道は山裾を東から南に向かってどんどん巻いて行く。

登山道を開削するなら頂上に向かって直線的に付けるのが合理的。

「何故こんな遠回りをするんだあ?」と、首をかしげながら歩く。

そして結論を得た。

これは古い作業道を利用したためだと。

古くて雑草が生い茂り、かつてそこを林業関係の車が行き来した面影はほとんど残っていないが、

確かに道幅が広いところはある。

登山道がほぼ南側に回った頃、「あと1km」の案内板が現れた。

するとそれまでなだらかだった登山道が急登に変わり、グイグイ高度を上げる。

そして「あと500m」の案内板を過ぎると背後に南側の視界が開ける。

これはいい眺めだ。

紅葉に染まった野山が美しい。

そんな景色を楽しむとやがて頂上だが、こちらも『豊見山』同様、

頂上は樹木に覆われ、展望は利かなかった。

しかし下山時にまた南の風景を楽しみ、なかなか良い印象を胸に登山口へ。

登り40分、下り25分。

 

 これでこの日の5座を終了して早々と帰途についたが、

いやあ、いい日だったあ・・・

 

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2016.10.19 『豊見山』(579m)

 現在は便利なもので、ガイドブックにない山をインターネットが知らせてくれる。

そんな山の一つに登ってみた。

札幌市南区の藤野から「藤野聖山園」に向かう市道に入り、

1kmほど進むと右手に「すずらんゴルフ場」の大看板が目に入る。

そのゴルフ場に向かう道に入るのだが、「最初はこんなところに入っていいのか?」とためらった。

しかしそれで正解。

ゴルフ場に向かって進み、右への急なカーブを曲がり、

更に左へのまた急なカーブを曲がった先左側に草地の広い駐車スペースが現れる。

ゴルフ場までの間にそんな広い駐車スペースはないので、すぐにわかる。

そして駐車スペースの一番下側から道路の反対側に目をやると、

小さなピンクテープが付けられており、登山道らしきものが見える。

その登山道を入るとすぐに「豊見山登山口」の案内板が現れる。

 

 ここも前三山同様紅葉に彩られてはいるが、少々色合いが違う。

それはクヌギの樹林帯のせいだ。

クヌギの葉は茶色に染まる。

そして足元にはどんぐりが一杯!

この秋、山ではどんぐりが不作と言われ、冬眠前のヒグマが里に現れる確率が高いというが、

この山だけを考えると豊かなようだ。

クヌギの樹液はクワガタが好む。

暑い時期にはクワガタがたくさんいそうだ。

 

 紅葉をこれでもかというくらい楽しみながら頂上に至るも、頂上は樹林に囲まれ眺望なし。

次回は樹木の葉が全て落ちた頃に登ってみよう。

木の間越しに見える眺望が楽しみだ。

 

 登るときには気付かなかったのだが、下山時スキーリフトの残骸を目にした。

かつてここにスキー場が存在したことなぞ、全く記憶にない。

またひとつ未踏の低山を知り得たことに感謝して駐車地へ。

登り35分、下り15分

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2016.10.19 『盤渓山』(604m)

 

 昨日の朝『三菱山』から下山して駐車地に着くと同時に、私より年配の男性が、

女性を伴って「妙福寺」のゲートを通って進んで行く。

明らかに登山者だが、そちらの方には『盤渓山』しかない。

しかし『盤渓山』に夏道はないはずだが・・・

と、首をかしげていると、

その男性が何か忘れ物をしたのか、戻ってきた。

そこで挨拶を交わして尋ねてみた?

「盤渓山ですか?」

「えっ、盤渓山に夏道があるんですか?」

「できたんです」

知らなかったぁ。

そこで着替えをし、次の予定を変更して『盤渓山』に登ることにした。

積雪期には複数回登っているが、夏道があったとはぁ・・・

 8時45分、「妙福寺」のゲートから徒歩でスタート。

駐車地は『三菱山』と同じなので、車はそのままの位置。

駐車地から「妙福寺」に向かって200mほど直線の舗装道路を進むと、右カーブになる。

そのカーブに登山口があった。

「登山口」の案内はないが、ピンクテープが付けられている。

積雪期にはっきりした踏み跡が続くルートだ。

一旦下り、沢沿いを少し進むと広い尾根に取り付く。

あとは尾根筋に登山道が付けられていた。

多少笹がうるさいところはあるが、登山道の状態は良好だ。

尾根筋で先行の2名を追い越す。

情報提供のお礼を言い、男性が乗ってきたハイエースに見覚えがあったので、

そのことを男性に伝えると、山岳ガイドだそうだ。

連れの女性は顧客なのだろう。

そのハイエースを地方の山の登山口で、何度か見かけたことがある。

私は大学を卒業と同時に、トヨタ自動車のディーラーに勤めた。

そこで車のセールスを6年間勤めて退職したのだが、その頃の職業意識がいまだに失われず、

一度目にした車は忘れない。

 

 この山も美しい紅葉を眺め、写真を撮りながら楽しく歩き、

9時30分、頂上。

積雪期にしか立っていない頂上は新鮮だ。

そして紅葉の世界が広がる展望がまたいい。

この前に登ってきた『奥三角山』と『三菱山』も紅葉に彩られて美しい。

快晴の下、そんな風景を楽しんだあとは、また燃えるような紅葉の樹林帯を淡々と下る。

10時05分、駐車地着。

ああ、楽しかったあ!

さて、次を目指して移動するかぁ・・・

 

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