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2024.12.25 『最上山』(モガミヤマ・163m)  まるで水墨画の世界・・・

 突然ですが、

皆さん燃料代の高騰に困っていませんか?

私は最も単価が安い部類である、

「モダ石油」で給油しているのですが、

先日給油したところ178円/ℓでした。

これには驚きました!

一人では益々遠出できなくなりました。

今年の6月燃費の良い車に替えてよかったし、

それでも自由には走り回れません。

年が明けると、

更に単価が上昇すると言います。

困ったものです。

 私の仕事が23日で終了した。

24日から13連休が始まったが、

燃料費のことを思うと、

毎日山に出かけることはできないかと・・・

とりあえず初日の24日は、

朝から大雪の予報が出たので、

待機して午前中除雪とした。

この日は明け方から降り出した雪が、

みるみる積もって行った。

結局昼寝もして完全休養。

 年末年始休暇の二日目は、

やはり燃料代を気にする小市民!

晴天の下で広い風景の中を歩こうと思い、

直近の馬追丘陵に向かって家を出た。

ところが車で走っていると、

天気予報が言っていたように晴れてはくれず、

小雪模様だった。

そして目指す馬追丘陵も、

ぼんやりと霞んでいた。

それで途中の南幌町で方向を変え、

栗沢町で「最上山」に登ることにした。

 「最上山」は無積雪期だと、

ゲートのない「最上林道」が、

東西に走っている。

しかし積雪期になると、

林道の入り口は除雪車が跳ね上げた固い雪に閉ざされ、

駐車するところがなくなる。

それで、唯一駐車スペースがある北側の、

道々817号線沿いから尾根に取り付く。

そこには毎冬必ずタイヤショベルで雪を押し付けてできた、

車2台分のスペースがある。

 駐車地から道々を横断して、

すぐ尾根に取り付いた。

どんよりとした曇り空の下で、

景色全体がなんだか水墨画のようだ。

そんな色のない世界を黙々と登って行くと、

突然作業道に出る。

しばらくこれを利用して進む。

一ヶ所樹木が切れて、

伐採地が現れるのだが、

その風景もまた水墨画だ。

 伐採地を過ぎて長い直線の作業道を歩き、

直線歩を終えて右にカーブすると、

前方に目指す「最上山」のシンボルである、

巨大アンテナが見えてくる。

そして作業道を離れて、

「最上山」のピークにつながる尾根にのった。

これを詰めて行くと、

木の間越しに見上げる巨大アンテナが現れ、

四等三角点「最上山」。

この日はクリスマスで、

周りにはクリスマスツリーがいっぱいだ!

 下山は同ルートのトレース上を歩き、

途中の伐採地で早い昼食とした。

そして淡々と歩いて駐車地へ。

天気がいいと樹木に降り積もった雪が美しいのだが、

この日は最後まで水墨画の世界だった。

 

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2024.12.22 『坊主山』(栗山・168m)  山は晴れりゃあ100倍楽しい!

 

 先日の日曜日は、

また気温が低いので、

少々遅く家を出て栗山町に向かった。

「坊主山」に登って、

その行程でまた広い風景を眺めたい、

という思いから。

この「坊主山」は、

無積雪期だと西側麓の鳥居から登ると、

すぐに登れてしまう。

だから私はそこから登ったことがない。

もう少し登る過程を楽しみたく、

無積雪期には南側から藪中を登る。

そして積雪期だが、

これは周囲に駐車スペースを確保することが困難だ。

そこで私は栗山町桜山から、

小山を二つ越えて「坊主山」を目指す。

短いが変化のあるルートを楽しめる。

 栗山町桜山地区に、

「シャトレーゼ」の栗山工場がある。

そのすぐ奥の町道脇に、

路側帯が広がっている部分があるので、

積雪期はいつもそれを駐車地としている。

 駐車地に着いた時点で、

外気温が-14℃。

前日と1℃しか変わらず、

寒い日が続いている。

 前日と同じく、

大型のスノーシューを装着してスタート。

一旦下って田んぼの中を歩いて行く。

そして小沢を越えて畑地の上に上がる。

傾斜のある広い畑の中を登って行くが、

地主に遠慮して、

自然と畑の端を歩いてしまう小市民!

高度は低いが、

西側の広い田園地帯を見渡せる。

そこに太陽光が援護して、

実にいい風景が広がる。

 畑を横断して樹林の中へ。

小木の小枝が混んで煩わしい部分もあるが、

長くは続かず広葉樹林の中へ。

そこでまた一旦下って登り返した。

それを登りきるとまた下る。

そしてカラマツ林の最下部から、

足もとが不安定な斜面を登って行く。

天を突くようにまっすぐ伸びたカラマツが美しい。

ちょっぴり辛い急登に耐えて登りきると、

作業道の上に出る。

あとはこの作業道を歩いて行く。

すると突然前方の視界が開け、

その先に「坊主山」の頂上部が見える。

と、同時に西側の樹木が切れて、

田園地帯が見渡せるようになる。

いい眺めだ!

 最後は作業道から藪に入り、

二等三角点「坊主山」。

以前そこにあった立派な私製標識がなくなっていた。

思えば今夏は登っていないから、

いつなくなったのかは不明だ。

 ピーク付近は冷たい風が吹き抜けていたので、

少し下って昼食とした。

そして自ら付けたトレース上を楽に歩いて駐車地へ。

この日は天気予報が言うよりはるかに好天で、

予想以上に楽しむことができた。

足もとの雪が思いの外締まっていたことも幸運だった。

晴れりゃあ山は100倍楽しい!

 

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2024.12.21 『安斉ノ沢』(217m)  広い風景の中を行く

 

 先週末はまたHiromiと別行動だったので、

天気予報に従って、

三笠へ出かけてみた。

このところ岩見沢市から三笠市にかけて、

連日大雪が続いていたが、

ようやく一息ついたか?

途中の栗沢町から見上げる空は、

ちょうど雲と晴れの境目で、

この日はいつも雪雲に覆われている、

北側の空が晴れていた。

 栗沢町から三笠市に入り、

道々30号線を走って行く。

そして岩見沢市と三笠市の境界となる、

「市来知川」に沿って伸びる農道に入った。

これを2kmほど走った地点に、

タイヤショベルで雪を押してできた空き地があるので、

これを駐車地とした。

また、この時点で8時を過ぎていたが、

車の外気温計が-15℃!

寒くて車外に出たくはないが、

出るしかない!

 一週間前「御園山」で深い雪に悩まされ、

ひどく苦労したので、

この日は大型のスノーシューを用意した。

そして駐車地からそのまま大地へと踏み出した。

既に大量に降り積もった雪に、

スノーシューが取られる。

それでも大量の積雪が、

それ自体の重みで締まりだしていた。

そんな雪を一歩一歩踏みしめて進む。

広い大地の向こうに、

林道が走っているので、

その上に上がる。

すると西から北にかけての風景が広がった。

ここは広い!

だからここにやって来る!

遠く樺戸山地が白く輝いて美しい。

 広い風景の中に続く一本道を、

東に向かって歩いて行く。

そしてその中に立つ、

雪をまとったカラマツが、

何とも幻想的だ。

それを過ぎると前方に目指す「安斉ノ沢」が見えてくる。

それに向かって一歩一歩、

ジリッ、ジリッと近付いて行くと、

エゾシカの足跡が現れた。

別に珍しくもないが、

細い脚で深い雪に取られたその跡は、

何とも気の毒になる。

しかし、雪が降っても冬眠することなく、

低温に耐えて樹皮を食しながら繁殖し続けることを思うと、

何と強い生き物か。

 最後は林道を離れて斜面に取り付き、

少々の急登を経て、

四等三角点「安斉ノ沢」。

何度も踏んできたピークだ。

 下山は同ルートを辿り、

自らが付けてきたトレース上を歩いて楽をする。

そしてまた広い風景を楽しみながら歩く。

この頃になると上空の青空がその面積を増し、

美しい風景が更に輝くようだ。

そんな中で周囲の風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

 昼食後再び歩き出して駐車地に戻った。

そして車の温度計を確認。

するともう昼近かったが、

まだ-10℃と表示されていた。

いやあ、寒い日だったねえ・・・

今年は寒くなるのも早かった。

  私にとってこの日の山登りが、

今年167回目。

通算4,950回目となった。

5,000回まであと50山行!

 

 

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2024.12.15 『御園山』(ミソノヤマ・284m)  スノーシュー始動!

 先週の日曜日は、

近年では異状に早い根雪に誘われて、

積雪の状態を確認してみることにした。

また、雪が降り積もった直後の、

美しい樹木を眺めたい。

 この朝Hiromiを迎えに行き、

栗山町南角田へと向かった。

途中で眺める馬追丘陵からの朝焼けが美しかった。

南角田に向かって走って行くと、

道路脇の雪が高く、

この地域においては例年だと、

既に1月の風景だ。

と同時に、

きついラッセルの予感!

そんな時この山へのアプローチが容易だ。

と言うのも、

利用する「不動の沢林道」入口の近くまで、

常に除雪車が入って、

駐車スペースが必ず確保できるからだ。

 現地についてみると、

やはり例年の同時期に比べ、

積雪がかなり多い。

いつもはまだツボ足で入山できる時期なのだが、

今年はスノーシューが必要だ。

そこで例年になく早いスノーシューの始動となった。

 駐車地から林道の入り口に向かって歩き出すと、

あらぁ?

けっこう雪が締まっているじゃないの!

しかしこの印象は、ただの勘違いだった。

 林道に入ると、

新雪をどっさりと枝に積もらせた樹木が美しい!

特にトドマツはクリスマスツリーのようだ。

そんな風景を楽しんでいると、

前を行くHiromiがどんどん行ってしまい、

姿が見えなくなった。

そして途中にあるエゾシカの防護柵の向こうで待っていた。

 防護柵から数百メートルで、

林道を離れて沢筋を歩いた。

するとズボリ始めた!

笹の上に積もった雪の上を歩くのだが、

まだ積雪が中途半端なため、

踏み抜いてスノーシューが、

数十センチ底の地面まで飲み込まれてしまう。

Hiromiも時々ズボッてはいるが、

私に比べると数分の一の確立だ。

私はもうほとんどズボッ、ズボッ!

これが体力を消耗する。

沢筋から斜面を上がって、

古い作業道にのると状態が更に無悪くなり、

一歩一歩深く足を取られ、

さっぱり前に進まない。

そして体力を消耗する。

辺りの風景が素晴らしいのに、

正直それを楽しんでいる余裕がなかった。

 カラマツ林の中で、

ズボズボ急登に耐え、

ようやく尾根の頭に上がったところで、

一旦リタイアを決めた。

しかし時計を見ると、

まだ時間は早い。

しょうがなく前進を続けた。

尾根上は笹が薄いので、

かなり楽になり、

ゆっくり進んで、

四等三角点「御園山」。

風が吹いて寒いので、

すぐに下山を開始。

そして美しいカラマツ林の中で、

早めの昼食とした。

 昼食の後は登路でつけたトレースを利用して楽に歩くが、

正直登りで消耗した体力に、

辛い歩行を強いられた。

やはり12月はまだ雪が落ち着かなくてきつい!

雪のないところで活動したい!

 

 

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2024.12.8 『郡界』(グンザカイ・283m)  雪から逃げきれず・・・

 

 12月に入って最初の週末日曜日は、

前日と同じく私が住む地域以北で雪模様、

との予報を受けて、

また家を出て南方向に車を走らせた。

そしてこれも前日の朝同様、

南幌町から長沼町に入る辺りで空を眺めると、

そこには雪雲と青空の境目が!

「よし、あの境目ギリギリで雪から逃れよう!」、

と決めて、

由仁町川端地区から「クオーベツダム」に至る農道に入った。

これはこの一週間前、

「於兎牛山」に登った際に利用した農道だ。

そして最奥の林道ゲート手前に駐車。

 「於兎牛山」の際に、

ここが三叉路の林道入口であることを説明した。

この三つの林道入口を、

「於兎牛山」では左に入った。

それをここでは真ん中の林道に入り、

周遊して「郡界」に立ち寄り、

藪から林道に下って、

最後は三叉路右手の林道から駐車地に戻る、

と言うことにした。

つまり、林道入口を起点に、

ちょうど一周するというもの。

 ギリギリ雪をかわすつもりで着いた地ではあったが、

そこに着くとすぐに雪が降り出した。

どうやら雪雲が南下したようだ。

雪が降りしきる、

ひじょうに鬱陶しい中をスタート。

 雪が降る中、

林道を黙々と歩いて行く。

そして最初の分岐を右手に入った。

分岐までは車のタイヤ痕が残っていた。

ハンターだろう。

しかし、分岐から枝に入ると、

車が通った痕跡はない。

少し行くと伐採地が広がる。

広くて風景の良いところだが、

この日はただ雪が降る中を歩いて行く。

そして伐採地を過ぎると、

林道は樹林の中に続いて行った。

そこでふと一本のトドマツの幹に付けられた、

林務署のプレートに目がとまった。

プレートにはこの辺りの植栽年が、

「昭和56年」と記されていた。

昭和56年と言えば、

私の娘が生まれた年。

この年の1月21日昼過ぎ、

母胎内の心音が低下したため、

緊急の帝王切開が施され、

娘が誕生した。

首にへその緒が三重に巻かさって、

危なく命を落とすところだった。

そんなことを思い出させるプレートだった。

雪が降りしきる中を、

ただ黙々と歩いていると、

色々なことが頭の中に浮かんでくる。

 樹林の中を蛇行して伸びる林道が、

「郡界」の直下に達した地点で、

林道を離れて藪に入った。

登行斜面では薄かった笹薮も、

尾根筋にのると密度が濃くなった。

雪を載せた笹をかき分けて進み、

四等三角点「郡界」

但し、濃い笹と積雪で、

三角点標石は見つからなかった。

数年前に一度確認しているはずなんだが・・・

 下山は登ってきた方とは反対側の、

北に向かって藪の中を下降した。

ただ濃い藪は尾根筋だけで、

少し高度を下げるとほとんど藪無し状態で、

楽に林道に下りられた。

空腹だったので、

ここで昼食とした。

そして林道を歩き、

ちょうど一周して駐車地へ。

なかなかいいルートで気に入っている。

 駐車地に着く手前から、

青空が広がりだしたが長くは続かず、

後始末を終えて走り出すと、

再び雪が降り出し、

結局この後は終日降り続いた。

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2024.11.30 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m)  通院直後の思いつき・・・

 11月の最終日は土曜と重なった。

久しぶりにHiromiと山に出かけることになっていたが、

私の薬が切れることに気付き、

土曜の朝急遽かかりつけのクリニックへ行くことにした。

それが終わるまで、

Hiromiの貴重な時間を奪うわけにはいかないので、

この日も別行動とした。

あっ、私の薬ってね、

痛風の薬のこと。

私はもう30数年前になるが、

痛風を発症し、

それ以来毎日1錠の薬を飲んできた。

それだけで食事や飲酒に神経を遣うことはなく、

フツーの生活を維持できる。

「痛風」なんか、

なぁんも邪魔にならん!

ただ、4か月に一度薬をもらいに受診するのが、

ひどくおっくうだけどねえ・・・

 そんなわけで、

行動開始も遅くなったし、

どうしようか?

と思ったときに、

自然と「於兎牛山」に向かっていた。

「於兎牛山」に最後に登ったのは、

今春だったと思われる。

 由仁町川端で「クオーベツ貯水池」に向かう農道に入った。

そして最終人家である、

羊の牧場を過ぎると、

三叉路の林道入口が現れるので、

その手前を駐車地とした。

 

 スタート直後の三叉路だが、

右の林道に入ると、

廃道になった林道が、

「郡界」(四等三角点・283m)の基部を巻くように続く。

途中で藪に入れば、

「郡界」のピークに立つことができる。

また三叉路真ん中の林道を進むと、

約5km先の「支安平奥」(三等三角点・364m)に至る。

そして今回は左手の林道に入った。

 広いが変化のない林道を歩いて行くと、

峠状の地形となり、

そこから木の間越しに新たな伐採地が見えた。

その後下降を始めると、

前方に目指す「於兎牛山」のピークが見える。

 峠状の林道を下りきったところで、

左手に「川端林道」が現れる。

この「川端林道」を利用すると、

自ずと「於兎牛山」の取り付き点まで誘ってくれる。

しかし林道の性質故、

ひどく遠回りをすることになる。

だから私は初めて「於兎牛山」に登った時以来、

「川端林道」をはじめから歩くことはしていない。

二回目以降は間の樹林帯をショートカットし、

川端林道の上部に当ててきた。

 「川端林道」の分岐を過ぎると、

「クオーベツ川」に架かる「九尾別橋」を渡った。

そしてその先には「クオーベツ貯水池」が現れる。

渇水期の今は貯水池が干上がって、

ただの川と化している。

この貯水池の風景は四季を通じて眺めてきた。

 一旦林道に戻り、

山側の作業道に入った。

これが伐採地の中に続く。

かつては針葉樹の深い森だったが、

3年ほど前に伐採された。

その広い風景が広がる中を登って行く。

ここの広い風景も私は気に入っている。

そして伐採地の最上部で、

薄い藪に入り「川端林道」にのった。

あとは淡々と林道を歩いて行く。

 「於兎牛山」頂上部の基部を、

巻くように林道が伸びているので、

急斜面が続く西側から南側へと回り込んだ地点で、

尾根の末端に取り付いた。

尾根上には踏み跡が続く。

それを辿って、

三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。

もう何度目のピークだろう?

個性的な私製標識が、

けっこう古びてきた。

ここで簡単な昼食を摂り下山開始。

下山は同ルートを辿った。

そしてまた広い伐採地の風景を楽しんだ。

 ハンターの存在を懸念して入った山だったが、

林道上にタイヤ痕が残っていたものの、

1台の車にも出会うことはなかった。

一時降り出した雪も止み、

まずまずの天候で、

それなりに楽しめた。



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2024.11.24 『竹ノ子山』(156m)  気に入った風景の中で

 11月の「勤労感謝の日」翌日、

栗沢町で「二ノ沢」に登った後、

同じく栗沢町で「竹ノ子」山に寄った。

「竹ノ子山」は、

「山」と言うより「丘」。

栗沢町市街地の東側で、

南北に走る丘陵地帯の中にある。

この丘陵地帯を栗沢町上幌地区と、

由良地区を結んで、

「レインボウ林道」が東西に走っている。

全線舗装されたこの林道に、

東の上幌地区から入った。

そして東西を貫く最高標高辺りを駐車地とした。

そこに南へと向かう作業道が続く。

これを利用するべく、

作業道の入口を駐車地とした。

 この丘陵地帯は大変風景が良く、

私としては気に入っている。

三等三角点を有する「竹ノ子山」までは、

作業道の入口から、

わずか1kmほどの距離しかないが、

広い風景の中で、

天を突くようにまっすぐ伸びたトドマツが、

なんとも言えない雰囲気を醸し出している。

また、栗沢町の田園地帯がすぐそこに眺められ、

まるで小学校の遠足コースを歩いているようだ。

思えば私が小学校の頃、

この近くに住んでおり、

栗山小学校の遠足で、

この丘陵地帯を歩いたことがある。

確か5年生の時だった。

そんなことも思い出し、

なつかしさがこみあげてくる。

 美しい風景を眺めながら歩き、

最後はトドマツの林に入り、

わずかな距離の藪漕ぎで、

三等三角点「竹ノ子山」に至るが、

その藪がなかなか濃いので、

雪をかぶった藪漕ぎをこの日はパス!

すぐそばの風が来ないところで簡単な昼食とした。

そして、またトドマツの丘の風景を楽しみながら駐車地へ。

短い山行ではあるが、

私にとっては盛りだくさんで、

心休まる日となった。

 

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2024.11.24 『二ノ沢』(279m)  雪の伐採地を眺めに!

 まだ11月の話しが続く。

「勤労感謝」の次の日は、

夜中から雪が降り続き、

この朝起きると積雪が10cmくらいになっていた。

そこで伐採地の雪景色を眺めようと、

栗沢町美流渡へと向かった。

 栗沢町上志文から、

万字方面に向かって走って行くと、

美流渡の少し手前で右手に、

「美流渡二の沢川」に沿って伸びる林道が現れる。

その入口に空き地があるので、

それを駐車地とした。

そして徒歩でスタート。

この林道にゲートはないが、

周囲の風景を楽しむため、

あえて徒歩で入山する。

そこに着くまで降っていた雪が、

ドンピシャのタイミングで止んでくれた。

 林道を歩きだすと、

「美流渡二の沢川」の河岸に、

何やら小屋が建っていた。

何の小屋だろうね?

 林道に車が入った痕跡はなく、

10cmほど積もった雪の上に、

自らの足跡を付けて進む。

そして駐車地から1.5kmほど歩いた地点で分岐となるので、

ここを右に入った。

するとまもなく伐採地の風景が広がった。

この伐採は昨年されたもので、

その前は樹林の中に林道が続いていた。

 樹木に雪が降り積もり、

美しい風景ではあるのだが、

どうも雲が多くて暗い。

これが青空の下だったら、

さぞや美しかっただろう!

 広い風景を眺めながら、

徐々に高度を上げ、

伐採地の最上部まで上がると、

樹林の中に林道が続く。

すると雪が降り出した。

雪いらねって!

ちょっと鬱陶しさを感じながら、

一歩一歩歩を進めて行く。

そして林道脇の三角点ピーク直下まで進んだ。

そこで林道から藪に入り、

ひと漕ぎで、

四等三角点「二ノ沢」。

 

 下山を開始すると、

間もなく雪は上がった。

そして伐採地まで下ると、

期待した風景が広がった。

ただ雲が多く、

これが青空の下だったなら、

更に素晴らしかっただろう!

しかしまあ、ぜいたくは言えない。

雪が上がってくれただけでも上々だ。

 美しい景色を見ながら下り、

伐採地を抜けると、

淡々と歩いて駐車地へ。

やはり雪景色も広い方がいいねえ・・・

 

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2024.11.17 「馬追丘陵」 雨の日は近場で・・・

 11月第三週の日曜日は、

前日の素晴らしい晴天とは裏腹に、

夜明け前に降り出した雨が、

終日降り続く予報だった。

雨が降るから山に向かわない、

という選択肢はないので、

いつもより遅くに家を出たが、

モチベーションはまるで上がらない。

とりあえず夕張に向かって、

雨の状況を見ながら、

雨具着用でどこかに登ろうと決めた。

そして家を出て車を走らせていくと、

途中で雨が止んだ。

馬追丘陵の辺りを走っていたので、

雨が止んだなら馬追丘陵でいいか、

ということにして、

そこで足を止めることにした。

馬追丘陵もちょっと気になるところがあった。

先日馬追丘陵の西側を走っているとき、

山肌に新たな伐採地が見えた。

伐採されたなら、

ぜひその景色を見に行きたい。

 久しぶりに旧マオイゴルフ場に隣接する地点を駐車地とし、

ゴルフ場に入った。

ゴルフ場を縦断して藪に入ることにしとた。

もう閉鎖されて6年ほどになるゴルフ場は、

芝が伸びて歩きにくい。

しかし広々として水のある風景はいい。

そしてまだところどころに残っている、

黄金色のカラマツが美しい。

そんな風景を楽しみながら、

ゴルフ場の上部まで上がり、

小沢に下って藪に入った。

すぐ前方には伐採地の縁が見えていた。

わずかな藪を越えて伐採地に上がった。

するとそこは正に今伐採されたばかり。

重機が走り回った後の泥がそのままだった。

と、ここで雨が降りだした!

そしてみるみ強くなっていく。

そうなるともうのんびりはしておられず、

足早に伐採地から樹林の中に入った。

この辺りはトドマツの林が多く、

いつ伐採されてもおかしくない大木が林立する。

点を突くように、

まっすぐに伸びたトドマツの林を眺めるのもいい。

ただ雨がけっこう強く、

早く帰りたくなった。

それで登ることを中止し、

しばらく林道を歩いて藪入り。

しばらく藪中を歩いて小沢へ。

それを越えてゴルフ場に戻った。

この頃になると、

雨足は益々強くなり、

もうカメラも出せなくなったので、

極力急いで駐車地へ。

雨の中では後始末が大変だ。

なんとか片付けをして、

狭い車内に入って着替え。

そしてこの後は急ぐ必要もないので、

車内で持参した昼食を摂った。

 雨にはたたられた日曜日だったが、

前日の土曜日、

小春日和の中で山歩きを楽しめたので、

まあまずまずの週末だった。

 

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2024.11.10 『久茶運内』(クチャウンナイ・632m)  またもヒグマで撤退!

 

 11月第二週の日曜日、

朝Hiromiを迎えに行き、

三笠市へと向かっていた。

この日は久しぶりに、

三笠で藪山に登ることにしていた。

ところが途中の栗沢町辺りで、

Hiromiが突然叫ぶように言った。

「あっ、ヘルメット忘れた!」、

はいっ、ドボン!

前回は雨具を忘れて予定を変更した。

ハイエースに乗っている頃は、

荷室が広かったので、

Hiromiの荷物もずいぶん積んだままにしていた。

その中にはヘルメットも含まれる。

ところが今は狭い室内なので、

Hiromiの荷物は一切積みっぱなしにできない。

そんな事情もあるので、

忘れ物は仕方ないかも・・・

 三笠方向に走っていたが、

栗沢町上志文で行先を万字に変更した。

そして万字墓地に入り、

墓地の駐車場に車を停めた。

この墓地に人が訪れることは、

盆の最中くらいだろうか?

墓地の駐車場奥に林道の入口があるので、

その林道を利用して、

「久茶運内」を往復することにした。

ずいぶん久しぶりに歩く林道だ。

最近は南側の「万字林道」を利用して、

ピークを往復することが多かった。

 この数日前の降雪で、

まだ雪が残る中をスタート。

この前日走行したと思われる、

1台分のタイヤ痕が続く。

ハンターだろう。

そして1kmほど歩くと分岐が現れ、

タイヤ痕はそこで途絶えていた。

分岐を右に入り、

少し登ると下りだす。

すると視界が開け、

前方の山肌が見える。

黄色に染まったカラマツの林が美しい。

ここから一旦進路を西にとり、

斜度のない林道が1.5kmほど続く。

そしてジグを切るように、

方向を変えて高度を上げて行く。

高度を上げるほどに積雪量が増えて行き、

同時に背後に北側の広い風景が広がる。

そしてほぼ登りきったところで小休止。

ここまで既に5kmほどを歩いた。

地形図上に記された「504m標高点」そばだ。

 休憩後今度ははっきりと南に向かって歩き出す。

すぐに「504m標高点」横を過ぎて下りに入る。

すると前方に目指す「久茶運内」のピークが見えた。

このルートで一番景色のいい辺りだ。

一旦下りきったところでヒグマの足跡だ。

この日二頭目の足跡だが、

この朝早くに歩いたものだろう。

もう融けかかっていた。

そして更に歩を進め、

雪の重みで笹が林道に倒れ掛かった地点で、

三度ヒグマの足跡だ。

しかもたった今付けられたもの。

それでも通常は進むことをやめない。

しかしこの時は、

どういうわけか「ヤバい」と直感した。

それでもHiromiは、

「もう少し行ってみよう!」と進言する。

だが、ここは私の直感に従ってもらった。

駐車地から6.7km、

標高500m、

目指すピークの手前500mで撤退を決めた。

今回のように、

何がとは言えないが、

何か嫌なことを直感的に感じることが、

過去にも何度かあった。

 復路に入ると上空を覆う雲が流れて、

青空が広がった。

登路で休憩した地点まで戻って昼食。

晴れると広々とした風景が美しい。

そしてカラマツもまだ美しい中を、

淡々と歩いて駐車地へ。

長い林道歩きの中で、

撤退にはなったが、

カラマツが美しく、

なかなか良い山行ではあった。

この後一旦帰宅して、久しぶりに「反省会」とした。

 

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