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2024.8.4 『二ノ沢』(279m)  霧雨の林道歩き

 

 一昨日の土曜日も出勤日だった。

そして盆前の週6勤務がようやく終わった。

6連勤の週が続くと、

曜日の感覚がつかめなくなり、

「今日は何曜日だったっけ?」、

という場面が何回かあった。

 土曜日までの勤務を終えて、

ようやく日曜日1日の貴重な時間なのだが、

あいにく雨だ。

前週の日曜日も雨にたたられた。

どうもついていない。

だからと言って、

山に向かわないという選択肢はないので、

近場で林道歩きを楽しむことにした。

 昨日の朝Hiromiを迎えに行き、

栗沢町上幌に向かった。

そして「シコロの沢林道」に入った。

舗装された林道を2kmほど走ると、

「千代谷貯水池」が現れる。

Hiromiを迎えに行った時点で、

まだ曇り空だったが、

「シコロの沢林道」に入るころには、

既に霧雨が降りだしていた。

 霧雨に煙る「千代谷貯水池」を眺め、

更に林道奥へと車を走らせた。

対向車が現れると危険なので、

ゆっくり走って行くが、

実際にこの林道を走行する車はほとんどない。

 「千代谷貯水池」から3kmほど奥まで走って、

広い路側帯に駐車した。

この林道にゲートはないが、

足もとのきれいな路側帯に車を置いて歩く。

辺りはガスに包まれ、

そこに霧雨が降っていた。

Hiromiは薄い雨具を着用したが、

私は暑くてかなわないので、

濡れる覚悟でスタート。

 スタートして間もなく舗装が切れて、

通常の林道となった。

霧雨が降り続く林道は、

特に見るものもなく、

ただ淡々と歩いて行く。

見るものがないと言っても、

緑は美しいけどねえ。

しかしそれも霧雨に濡れる鬱陶しさをカバーしきれない。

 駐車地から3kmほど歩き、

左に現れた支線に入った。

すると路面の状態が悪くなり、

雨でぬかるんでいた。

そんな深いな路面の歩行に耐え、

分岐から1kmほどで、

林道を離れて藪に入った。

目指すピークはすぐ目の前だ。

そして四等三角点「二ノ沢」。

ここに立つのは三度目だが、

過去の二度ともHiromiと一緒に訪れたものだ。

しかしHiromiは何も覚えておらず、

今回が初登のつもりでいた。

 復路に入っても霧雨が止むことはなく、

また淡々と歩を進めた。

ここは吸血アブがけっこういて、

時々肌を露出している腕を噛まれた。

帽子に付けている「オニヤンマ君」は、

やはりアブには効果がない。

ただ、スズメバチには効果があるようで、

この日も飛来してきてはすぐに去って行った。

また、往路では気付かなかったが、

キイチゴが大量に自生しているところがあり、

Hiromiがおっかなびっくり口に入れた。

もう終わりかけだったが、

見た目は美しく癒される思いだ。

 霧雨は往路より幾分小降りになったが、

決して止むことのないまま駐車地へ。

一刻も早く鬱陶しい山から抜け出したいと、

車を走らせて行き、

林道を抜け切ると雨が降り出した。

それもかなり強く・・・

 

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2024.7.28 『長官山』(チョウカンザン・254m)  ここも緑が美しい!

 

 先日週一休みの日曜日、

雨の中で夕張の『冷水山』に登った後、

午後一番で予定があるHiromiにも、

まだ少し時間があったので、

帰途の途中「馬追丘陵」に寄り、

『長官山』に登ることにした。

それも雨の中なので、

長沼スキー場から舗装道路を歩く。

 スキー場麓の駐車地に着くと、

雨がほぼほぼ上がった状態になった。

またいつ降り出すかわからない空模様だったが、

まあ濡れてもいいやと、

私は雨具なしでスタート。

トレーニングコースとして、

これまでにずいぶん登り歩いた馬追丘陵だが、

スキー場下から歩き出すのはいつ以来だろう?

最後にここをスタートしてから、

既に2年くらい経過しているような・・・

 広く立派な舗装道路を歩く。

しかし、この旧「マオイゴルフ場」へと続く、

広い舗装道路を車が走ることはめったにない。

この山越え道は、

どこへ行くにも近道になるわけじゃなし、

走る意味がないからだ。

それでHiromiは安心しきって、

堂々と道の真ん中を歩く。

それに対して小心者の私は、

常に道の端を歩いて行く。

歩き出してすぐ目についた、

不法投棄のゴミ袋が腹立たしい!

見れば地元の指定ゴミ袋だ。

何故決められた日に、

町内のゴミステーションに出さない?

不思議でしょうがない。

 蛇行して高度を上げて行く舗装道路の途中、

長沼スキー場のスロープに出るところがある。

そこから北長沼と、

隣町の栗山町の田園地帯が見渡せる。

のどかでなかなかいい風景だ。

そして再び舗装道路を歩き出すと、

今度は東側の風景を見渡せるポイントがあるのだが、

この日はまだ雨雲が漂っており、

遠くまでは見通せなかった。

 舗装道路はやがて、

巨大アンテナを越えたところで最高標高に達する。

そして少し下ったところで分岐となり、

旧「マオイゴルフ場」方面に下って行く。

ここで舗装道路を離れ、

左手の砂利道に入る。

これは長沼町の名所である、

「文学台」へと続く車道だ。

この道路は秋になると、

素晴らしい紅葉を楽しめるポイントだ。

この秋も必ず訪れないではいられないだろう。

そんな紅葉のビューポイントが、

今は緑豊かで美しい。

「緑」は針葉樹の濃いものより、

落葉樹の明るい色が好きだ。

薄暗くガスっぽい空気の中ではあったが、

美しい緑の空間を楽しめたことは、

ここに寄った大きな収穫だった。

 「文学台」へと続く砂利道から、

左の遊歩道に入る。

するとようやく「山道」といった趣となる。

そして間もなく『長官山』の頂上だ。

馬追丘陵にはちょくちょく訪れているのだが、

『長官山』のピークに立ったのも久しぶりだ。

いつも人がいると思われ、

ついパスしたくなる。

 もう雨がすっかり上がった空の下、

速やかに下山を開始。

Hiromiの次の予定が気になる。

短時間で登れる山に立ち寄ったものの、

やはりそれなりに時間を食ってしまった。

遊歩道から砂利道へ。

そして舗装道路を快適に下り、

最後は広い直線道路を、

悠々と歩いて駐車地へ。

すぐ帰途に着き、

Hiromiを送り届けて帰宅した。

馬追丘陵で一旦上がった雨は、

また降り出して、

結局この日は終日雨模様。

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2024.7.20 『最上山』(モガミヤマ・163m)  通院前にひと汗かこう!

 

 「通院」というと、

頻繁に病院へと通っているようなイメージだが、

私の場合は4か月に1回だけ。

先週末の土曜日は出勤日だったが、

持病である「痛風」の薬が切れるため、

予め休みを入れていた。

私が痛風になったのは、

もう35年ほど前になるか?

ある朝突然右足の親指関節が腫れていた。

病院で受診すると即「痛風」と言われた。

それから今日まで毎朝1錠の薬を飲み続けてきた。

たった1錠の薬を飲むだけで、

あとは全く何も気にしていない。

正直痛風なんか、

なんの邪魔にもならない。

通院だって4か月に1回なのだから。

 この朝かかりつけのクリニックに行く前、

ひと汗かくことにした。

開院時刻は9時なので、

それまでの時間がもったいない。

 6時前に家を出て栗沢町へと向かった。

そして栗沢で道々817号線に入り、

茂世丑方面へと走る。

すると峠状の小高いところに、

「最上林道」の入口が現れる。

その林道に入ってすぐのところを駐車地とした。

ここで車外に出るともう暑い。

じっとしていても汗がにじみ出た。

 「最上林道」にゲートはない。

しかし「最上山」まで大した距離ではないので、

周囲をよく観察するため林道入口から歩く。

舗装された道が続く。

しかしここに入ってくる車は、

春の山菜シーズンを過ぎるとほとんどない。

気持ちの良い林道を歩いて行く。

辺りには既にトンボがたくさん飛んでいる。

「トンボ=秋」というイメージは、

いつの頃からかなくなってしまった。

また、こういうフィールドに必ず現れる不法投棄。

車を乗り入れられると、

どうしても不法投棄をする輩が、

そこを狙ってやってくる。

警告板を立ててもお構いなしだ。

 車が通ることのない舗装道路は、

路肩に花が咲くようになる。

植物にはトンと興味のない私だが、

名も知らない小さな花が咲き乱れる様は、

とてもかわいいし美しい。

そんな花咲く道を気持ちよく歩いて行くと、

前方に巨大アンテナが見えてくる。

その巨大アンテナこそ、

「最上山」の象徴だ。

巨大アンテナに向かって、

更に歩を進めて行くと、

アンテナ施設への入口が現れる。

チェーンゲートを越えて入ると、

雑草が生い茂っていた。

短パンでは少々気持ち悪いが、

これを詰めるとアンテナ施設だ。

建物の真裏に四等三角点があり、

点名が「最上山」だ。

すぐそこだが、

笹の密度がかなり濃いので、

この日は距離を置いて眺めるだけ。

 復路で再び路肩に咲く花を楽しんだ。

そして不法投棄を目にし駐車地へ。

この後一旦帰宅し、

シャワーを浴びていつものクリニックへ。

クリニックに着くと10時。

待合室の患者が少なかったので、

そう待つことはなかった。

高校時代の同級生(整形外科医)の診察を受けたあと、

調剤薬局で薬を受け取った。

これでまた4ヶ月クリニックに行く必要がない。

4か月に1回ではあるが、

なかなか面倒なことが終わった。

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2024.7.15 『御園北』(ミソノキタ・195m)  暑くてヘロヘロ~

 先日の「海の日」の午前中、

安平町で「本安平」に登った後、

風通しの良い伐採地の風景を眺めながら昼食を摂るべく、

車を走らせて栗山町御園地区へと移動した。

車と言えば、

フィットに乗り替えてから気持ちがグッと楽になった。

車体が小さく室内が狭いため、

窮屈で何かと不便だが、

燃料費がかなり安くなりそうだ。

ハイエースに乗っていたときは、

月の燃料代に3万円を要していた。

ところが小さなフィットに乗り替えたことで、

月の燃料代が2万円で済みそうだ。

この差は大きい。

毎年車検で11~15万円かかるのもきつかった。

金のない私にはやはりフィット以下が分相応というもの。

  御園地区の「伊藤の沢林道」入口に廃屋があるので、

その荒れた敷地を駐車地とした。

そして車外に出ると、

昼近くで相当気温が上がり、

歩き出してもいないのにバテバテ感・・・

歩き出すと道端の牧草が枯れていた。

暑さで枯れたものか、

それを目にして更に疲れを感じた。

 エゾシカの防護柵とその奥の林道ゲートを越えて進むと、

左手に杉の木が見えてくる。

本来北海道には自生していない杉の木が、

いったいどうしてここにあるのか、

いつも考えさせられる。

 林道を更に歩いて行くと、

沢の水面が見えるところに出るが、

水が非常に少ない。

思えば高温続きで雨が少ない。

このままでは涸れてしまうのではないか、

と思われるくらいだ。

 暑さになんとか耐えながら、

林道を離れて伐採地に続く作業道に入った。

作業道と言っても、

伐採されて数年が経過しているので、

雑草が一面を覆っている。

その中を登って行くのだが、

そこで目にするこの辺りの風景が好きで、

何度も足を運びたくなる。

ところが今回は気に入った風景を、

のんびり眺めながら登るわけにはいかなかった。

痛い! 痛い!!

アザミだ!

茎や葉に鋭いトゲをもつアザミが、

そこらじゅうに生えていた。

アザミのトゲがズボンの布地を通して、

容赦なく刺さってくる。

そんなアザミを避けたり踏み倒したりしながら、

一歩一歩登って行く。

そして伐採地のピークに達するころにはもうヘロヘロで、

そこにあった木の切り株にへたり込んだ。

風通しの良い伐採地、

と思って登ったものの、

風も熱を帯びて暑い!

もうダメ!

「御園北」(四等三角点)のピークは、

一段上の林の奥にあるのだが、

もうそこまで行く元気もない。

暑さにはどんどん弱くなっていく。

食欲もないが、

手製のサンドイッチを無理やり口に押し込み、

カップ麺もなんとか流し込んだ。

だからと言って元気が出るわけでもなく・・・

 下山でもアザミをかわすのが大変で、

更に疲労が増す。

ようやく伐採地を下り、

直線的な林道をトボトボ歩いた。

そして駐車地に着くと、

もうぐったりだった。

しかし、そんな暑さに対する疲労も、

ビールを飲むとなればこの上ない旨さで、

クリアアサヒを一気に流し込んだ!

 

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2024.6.22 『芦ノ沢』(499m)  3年ぶりのRumiを交えておしゃべり道中

 この週末の土曜日は、

ずいぶん久しぶりにRumiが北の都市からやってきた。

Rumiは金曜日にこちらに来て一人で登り、

その夜Hiromiの家に宿泊した。

 Rumiに会うのは2021年9月に登った、

樺戸山地の『ピンネシリ山』(1,100m)以来だから、

もう3年も前のことになる。

またRumiは私の娘と同じ歳であり、

息子のRyoの嫁であるSatomiの高校の先輩でもある。

そんなこんなで、

Rumiも娘のような存在だ。

 昨日の朝Hiromiを迎えに行くと、

縁側の戸を開けてRumiが先に顔を出した。

やはりなつかしい!

そしてちょっとふっくらとしたようだった。

 この日は芦別市の南端の山で活動することにしていたが、

Rumiが一緒なら、

のんびりおしゃべりをしながら登れる山に変更することにした。

しかもRumiが帰途に着きやすいよう、

少しでも北で活動しようと、

三笠市の「桂沢湖」へと向かった。

道々を「桂沢湖」に向かい、

国道452号線に合流する地点で、

国道に乗り換えて「桂竜橋」を渡る。

そしてすぐに「桂沢トンネル」を潜り抜ける。

これを潜り抜けてすぐ、

左手に「桂沢林道」の入口が現れ、

ゲートも確認できるのだが、

そこは駐車しにくいので、

更に走り左カーブに入る。

すると再び左に林道の入口が現れるので、

これに入ったところを駐車地とした。

 準備を整えてスタートしようとすると、

Rumiが日焼け防止用の覆面で顔面を覆った。

それがHiromiの覆面とほぼ同じものだから、

二人はまるで姉妹のようだ。

 車を停めて歩き出した林道は、

既に廃道で車が進入してくる心配はない。

この廃道を登って行くと、

「桂沢湖」を見下ろせるロケーションに出る。

その風景にRumiが小さく感動を表すと、

Hiromiも同じく感嘆の声をあげる。

しかし、Hiromiがこの風景を目にしたのは、

一昨年に続いて二度目だ。

何度登っても初登の山のように感動できる、

誠に便利なやつだ。

 湖を間近に見下ろす部分を過ぎると、

「桂沢林道」に出て、

今度はしっかりした林道歩きが始まる。

奥地で工事か伐採の作業が行われているようで、

重量の重い車両が走って、

路面を固く締めていた。

 歩きやいす林道をおしゃべりしながら歩いて行くと、

いつしか高度が上がり、

「桂沢湖」を眺められるところに出る。

そこはまた送電線の長い刈り分けが続くところでもあり、

樹木がなく大変見通しがよい。

そんな風景を眺めて再び林道歩きだ。

すると目の前の路面でじっとしていたシマヘビを、

Rumiが気付かずに踏むところだった。

ヘビを見るのはこれで三週連続だ。

 駐車地から4kmほど歩いた地点で、

「芦ノ沢」の基部に達した。

そしてなるべく藪の薄そうな部分を選んで取り付いた。

藪はそこそこ濃いが、

笹の茎が細いので、

たいした抵抗はなかった。

一藪漕いで、三等三角点「芦ノ沢」。

標石周りの笹刈りをして、

Rumiを交えた記念撮影。

Hiromiがくれたワッフルが美味かった。

 藪から林道に戻って復路に入った。

するとHiromiがポツリ、

「ずいぶん下るんだねえ」。

確かに登路ではそんなに登ってきた気がしなかった。

まあ、Rumiを交えて、

話しにも夢中だったしねえ。

 その後送電線の下をくぐるところまで下って、

右手の鉄塔まで登り、

景色の良いところで休むことにした。

曇天予報とは裏腹に陽射しがあり、

少々暑い鉄塔下だった。

そこで地面に腰をおろそうとしたRumiが、

背中側の傾斜に取られてひっくり返った!

それを私とHiromiが同時に撮影!

そこではRumiがドーナツをごちそうしてくれた。

 ゆっくり休んだ後は、

 

また林道を淡々と下って桂沢湖へ。

再び湖の風景を眺めて駐車地着。

ダニの心配もあるので、

3人とも着替えた。

そしてRumiは遠い北の都市へと帰って行った。

そして我々も早めの帰途に着いた。

 

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2024.6.15 『奥千代谷』(オクチヨタニ・252m)  とんでもない悪臭が・・・

 先週末の土曜日、

午前中三笠市で「緑」(四等三角点)をリタイアした後、

どうにもやる気のないまま車で移動。

栗沢町まで戻り、

上幌地区で「シコロの沢林道」に入った。

ここは舗装された立派な林道が続く。

町道から「千代谷川」に沿って伸びる林道を、

2kmほど走ると「千代谷貯水池」が現れる。

なかなか風景のよい貯水池だ。

そこを駐車地として、

広く舗装された林道を歩き出した。

この林道は最高標高当たりで通常の狭い林道に変わる。

そして栗沢町美流渡へと下って行く。

また、この立派な林道を走る車はめったになく、

この日も1台の車も通らなかった。

しかし、そんな林道でも整備の手が入り、

この日は路側帯の草刈りがされた後だった。

そこにウルシがたくさん自生していた。

 舗装された広く立派な林道を2kmほど歩くと、

「奥千代谷」の基部に達する。

そこで藪に入るが、

笹が出ているのは取り付き部分だけ。

その後はきれいに伐採された部分を登って行く。

そして四等三角点「奥千代谷」

雑草がなくすっきりしたピークだ。

 三角点ピークを後にし、

林道まで下ってそこにある分岐で、

舗装を離れて砂利の林道に入った。

この林道を歩いて1km弱で伐採地が現れるので、

そこでいい風景を眺めながら、

のんびり昼食を摂ることにした。

しかしその前に一旦伐採地を通り過ぎて、

すぐ奥の箱ワナを見に行ってみた。

そこには常にヒグマ用と、

小動物用の箱ワナが仕掛けられている。

ただ、獲物がかかっているところを目にしたことはない。

今回はどうだろうか?

と、好奇の目をもってそこに近付いて行くと、

ゲッ!

すごい臭いだ!

箱ワナに動物の死骸でも仕掛けてあるのか、

強烈な臭いが辺りを覆っている!

何が仕掛けてあるのか、

確認する余裕もなく吐き気が込み上げた!

そしてただちにその場を後にした。

いやあ参った!

初めて体験したひどい悪臭に、

昼近かったが食欲が失せ、

伐採地のいい風景を少々眺めて復路に入った。

砂利の林道から舗装道路に戻り、

ただ淡々と歩いて行くが、

直前で体験した強烈な臭いが鼻から抜けない。

それでも「千代谷貯水池」に着くころには落ち着き、

貯水池のいい風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

嫌な悪臭を体験したが、

それはそれでよかったのかも・・・

 昼食を終えてフィットで帰途に着いた。

フィットって、

運転しているときには「小さい車」、

と言う感じがしないんだよね。

でも降りて外観を眺めると、

やっぱりちっちゃいわ~

しかし分相応・・・

 

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2024.6.15 『緑』(186m)  緑濃い中で「緑」を目指す

 

 先週末はHiromiが家のことで動けないため、

山には出かけられなかった。

またムーミンも仕事が忙しくなってきて、

しばらく同行登山はできそうにない。

それで土曜日の朝、

一人で三笠市へと向かった。

ハイエースからフィットに乗り換えて初めての山行だ。

これからはフィットが山への足となる。

どうか燃費がよいことを願います~

この日は三笠市で未踏の三角点ピークをチョイスした。

それが三笠市幌内地区北側の「緑」(四等)だ。

これに登るには幌内地区と、

唐松青山町を結ぶ林道が利用できそうだった。

どちらから入っても、

その距離に差はないようだ。

それで地形図を眺めると、

よりしっかりしていそうな、

唐松青山町側から入ることにした。

 広い林道を車で入って行くと、

ゲートがなくどこまでも行けそうなので、

それはやめて適当なところを駐車地とした。

林道の端に駐車して歩き出したが、

立派な林道の割に、

車が入ってきそうな気配が感じられない。

まあ、車が来ないことに越したことはないのだが。

 緑いっぱいの林道が高度を上げ、

最高標高に達した時道端に「forenta」、

と書かれた標識が現れた。

「forenta」って何?

そして林の中にテントが張られていた。

しかし車がなく、

人の気配も感じられなかった。

いったいここは何なのか?

 林道の最高標高点が林道分岐となっていたので、

そこで現れた枝に入った。

枝の作業道ははじめ草刈りされた後だったが、

長くは続かず雑草が生い茂る中を進むことになった。

すると道筋に白いマーガレットの花が見られるようになり、

これがまたかわいらしい。

この辺りでは満開の様だ。

そんなかわいらしいマーガレットを眺めながら進んで行くと、

やがて作業道が終点を迎えたので、

尾根筋の藪に入った。

そして藪をかき分けて行くと、

目指すピークの直前で樹木が切れた。

樹木がない笹原は、

太陽光をいっぱいに浴びて成長する。

丈が高く密度の濃い笹原に突入するも、

そこまでの暑さも加わって、

何とか進もうという意欲が沸かない。

あっけなくリタイア。

雨具を着用して藪入りできる季節にまた挑もう。

この日は朝から暑くて汗びっしょりだ。

 復路もまた緑と白い花を楽しみながら駐車地へ。

まだ時間が早かったのでもう一座と思うが、

どうもこの日は意欲が沸かず、

気乗りしない。

暑いので風通しのよいところを歩こう!

 

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2024.6.9 『久茶運内』(クチャウンナイ・632m)  適量のタケノコを持ち帰り・・・

 先日の日曜日は、

午後から雨の予報だったため、

朝から重苦しい雲が空を覆っていた。

それで夕張でタケノコを採ることにした。

もうすっかり山菜採りが苦にならなくなったHiromiは、

タケノコが採れることを楽しみにしていた。

 日曜日の朝Hiromiを迎えに行き、

夕張へと向かった。

天気予報では午後雨が降り出す、

とのことだったが、

もういつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様だった。

おまけに向かう先が山だから、

雨足は早いはず。

 夕張市から栗沢町万字に向かって峠を登る。

そして丁未風致公園を過ぎて更に進むと、

道々脇に車がたくさん停まっている。

それらは皆タケノコ採りの連中だ。

夕張市と岩見沢市の境界線を越えてすぐ、

左手に「万字林道」の入口が現れるので、

これに入って間もなく林道脇に駐車。

この「万字林道」はゲートがないため、

車が自由に出入りできる。

ただ、普段はほとんど車が入らない。

ところがこのシーズンだけは別で、

タケノコ採り目的の車がたくさん入る。

その結果、おびただしい不法投棄が見られる。

今年は昨年よりその数が増えていた。

ひじょうに残念で腹が立つ。

 駐車地をスタートすると、

ここもやはり緑が美しい。

そんな林道で脇の笹薮が気になり、

ついついかき分けてタケノコを探してしまう。

しかし笹が細いので、

出でいるタケノコも細い。

また、時折木々の切れ間から、

三笠市の山々が見える。

歩いている林道自体、

600mほどの高度があるので、

目にする遠くの風景がなかなかいい。

しかし、そんな中で現れるゴミ!

まずはたばこの吸い殻を、

まとめて捨てた輩がいた。

わざわざこの山の中に入り込んで、

何故そんな蛮行に及ばねばならぬ?

その後も無造作に捨てられゴミが、

何か所も現れた。

サッカーのワールドカップでは、

日本人サポーターによる、

「試合会場のゴミ拾い」という善行が全世界に知らされた。

それを見た外国の人たちは、

「日本人はいい人ばかり」と感じたことだろう。

しかし現実は違う。

「自分さえよければ」、

という輩が横行し、

山で不法投棄を繰り返す。

 駐車地から3.5kmほど歩き、

林道から作業道に入った。

両側の笹がかぶってきており、

車での走行は難しい。

この作業道から更に枝に入ると、

間もなく「久茶運内」の基部に達する。

そこで藪に入り、

距離は短いが濃い笹をかき分けて、

三等三角点「久茶運内」。

笹薮の中のピークで視界は利かないが、

樺戸山地方面の一方向だけ、

少し風景が眺められる。

 三角点から作業道に戻り、

更に先へと進むと、

すると広い伐採地に出て、

北側の展望が広がる。

そこで一休み。

そして復路に入りタケノコ採りだ。

この辺りのタケノコは、

少々細いが集中すれば量は確保できる。

しかし今はHiromiが藪に入りたくない時期。

Hiromiをそう待たせるわけにはいかないので、

短時間で収穫をやめた。

それでもHiromiと二人で分けて、

十分な量だった。

 緑豊かな林道を歩いて駐車地に戻り、

少し移動して落ち着ける場所で昼食。

するとポツポツと雨が落ちてきた。

これは濡れずに済んでラッキーだった。

 帰宅して女房にタケノコの処理を任せた。

量が少ないので大丈夫!

そしてその後の弁当がタケノコご飯!

私はこれが大好物さ!

 

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2024.6.1 『萩の山』(157m)~『上志文』(152m)  広いスキー場へ

 

 先週末土曜日の午前中、

三笠市でムーミンを「幌内」と「ボタ山」に案内した後、

同じく三笠市の「坊主山」に向かった。

ところが「坊主山」麓の採石場で、

重機が数台作業をしていた。

それで中止して岩見沢市へ。

車で走っていると、

ムーミンが車窓から、

横に広い面積の「萩の山スキー場」を眺めていた。

だったらあの上を歩いてみましょ!

と言うことで、

「岩見沢公園」に向かった。

そしてパークゴルフ場の最奥まで入って駐車。

その先は簡易バリケードで進入禁止となっている。

辺りにはポプラの木が立つ。

 バリケードを越えて散策路に入った。

するとここもまた緑が美しく、

そよ風に吹かれながら気持ちよく登って行く。

岩見沢公園は広く、

丘陵地帯に散策路が複雑に刻まれている。

それらを以前Hiromiと歩き回ったことがあった。

しかしそんな散策路も年々荒れてきている。

せっかく自然に親しめるところなのに、

人がめったに入らない状況だ。

その結果既に廃道となり、

進入禁止のテープが張られたところもある。

もったいない話しだ。

 散策路を歩いて行くと、

その一段上に地蔵が並んでいる光景を目にする。

この下に建つ寺院の関係なのだろうが、

宗教が大嫌いな私には不快な光景だ。

山に宗教を持ち込んでほしくない。

 散策路は突然視界が開け、

「萩の山スキー場」に飛び出す。

広い風景はいいねえ!

そしてここでムーミンがまた感動!

田園風景をこんな距離で眺めるのが初めてで、

それに感動したと言うのだ。

なんか、よくわかりませんが・・・

 スキー場のリフト終点が、

この辺りの最高標高点で「萩の山」

ここからスキー場の最上部を歩いて一旦下った。

すると樹林に入るが、

そこにエゾカンゾウの黄色い花が咲いており、

「こんなとこにぃ!?」、

と驚いてしまった。

 樹林はすぐに抜けて、

引き続きスキー場の最上部を歩いて行く。

今度は登りで右手に開ける田園風景を眺めながら歩く。

この登りの途中に古い木造の休憩所が建っている。

そしてそれを過ぎて間もなく、

散策路脇に、

四等三角点「上志文」。

三角点と言うものを意識するようになってから、

ここを訪れたのは二度目だ。

 「上志文」から来た道を引き返した。

また広い風景を眺めながら歩く。

スキー場って広くてホント好きなんだよねえ。

「萩の山」に戻って樹林の中へ。

そしてまた美しい緑を楽しんで駐車地へ。

晴天に恵まれた一日を満喫して帰途に着いた。

 

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2024.6.1 『ボタ山』(三笠・230m)  ボタ山だって美しい!

 先週末の土曜日、

三笠市でムーミンを「幌内」(三等三角点)に案内した後、

直近の「ボタ山」に登った。

「幌内」を往復する林道から、

この「ボタ山」が見える。

するとその姿に登行意欲をそそられる。

登行意欲などと言うと大げさだが、

とにかくそこに登って風景を楽しみたくなる。

 車で少し幌内地区方向に戻って、

「立入禁止」の作業道に、

自己責任で足を踏み入れた。

「危険につき」と言葉を添えてあるが、

危険なところはない。

フツーの山に登る方が、

はるかに危険いっぱいだ。

 作業道を歩き出すと、

すぐ右下に「鉄道村」の敷地が見える。

この日はあまり客が訪れていないようだった。

そこに集められた列車が、

だんだん古くなって塗装が頼りなくなっている。

 作業道は傾斜があり、

どんどん登って行く。

そして前方の視界が開けると、

眼前にボタ山の塊が姿を現す。

このボタ山もまた緑が美しい。

そこに白いマーガレットが咲き始めた。

 ボタ山の急斜面をシカ道を頼りに登る。

しかし斜面はトゲをもつ小木に覆われており、

それを回避しながら登るのが大変だ。

また急斜面は両手をつくような場面もある。

ただ長くは続かず、

間もなく一旦登り切り、

遮るもののない風景が広がる。

これにはムーミンも感動の声をあげた!

そして言った、

「私こういう稜線歩きが好きなんです」と。

まあ、ボタ山を歩いて「稜線」と表現するのもなんだが、

確かに高山の稜線を歩く雰囲気は感じられる。

 ほぼ東の端のピークに取り付き、

そこから西端の最高標高点まで歩く。

正に稜線歩きだ。

涼しい風が吹き抜けて気持ちがいい。

心地よい風を受けながら歩き、

西端のピークに立つと、

北側に三笠市と幌内地区の市街地が見下ろせる。

そして南には直前に登った「幌内」だ。

そこでムーミンが言った。

「登った山に逆側から見たのは初めての経験です」と。

また、「幌内」と「ボタ山」の間にある沼の風景がいい。

そんな風景を眺めながら昼食とした。

爽やかな風はとにかく心地よく、

目の前に広がる風景も申し分ない。

ゆったりとした時を過ごした。

 下山はトゲ植物と接触したくないので、

ルートを変えて下った。

すると今まで知らなかった作業道があり、

楽に下ることができた。

ここもまた緑が美しかったことを心に留め駐車地へ。

まだ時間があるので、

もう一座へと移動した。

 

 

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