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2016.9.10 『樽前山・西山』(994m)~『東山』(1,022m)~『932mP』

 この週末は土曜日だけの山行。

昨日の終業後、Hiromiを拾って支笏湖へ。

『風不死岳』北尾根コースの登山口で車中泊。

ところがここの地面が悪い。

粘土の上に砂が散らばっており、車の床が砂だらけになってしまった。

帰宅してきれいに掃除はしたが、車中泊は極力地面がきれいなところでしたいものだ。

 

 今朝苔の洞門手前の作業道入口に移動。

6時ちょうど、作業道のゲートを徒歩でスタートした。

この作業道からは、もう随分回を重ねて登っている。

今年7月にも登ったが、その時は初めてMTBを利用してみた。

今回もMTBを利用したかったが、先日続いた台風襲来で、倒木のため使用不能と考えた。

しかしこの辺りでは強風が吹き荒れなかったようで、倒木は無かった。

 

 6時35分、作業道終点。

ここで苔の洞門から続く涸れ沢にぶつかるが、それを越えて左岸に上がる。

すると左岸沿いにピンクテープと踏み跡があり、『樽前山』の外輪山方向へ導いてくれる。

そしてこの森が実に美しい。

緑の苔が広い面積で生えており、目を楽しませてくれる。

苔好きのToshiが見たら喜ぶだろう。

そんな風景を楽しみながら、樹林を抜けて溶岩台地へ。

ここからは苔の洞門コースに合流する。

苔の洞門コースは、苔の洞門がその入口で災害による崩落のため立ち入り禁止になっていることから、

登山道も立ち入り禁止となっている。

そのため踏み跡も年々薄くなっている。

溶岩台地に出ると正面に外輪山と頂上ドームが目に飛び込んでくるのだが、

今日は濃いガスに包まれて見えない。

やがて外輪山への急登となり、一汗かいて外輪山を周回する登山道に合流だ。

この標高となるとガスの中で何も見えない。

何も見えないまま『西山』へ。

 

 8時ちょうど、『樽前山・西山』。

何も見えないし、そのまま下山しようかとも思ったが、まだ時間が早かったので、

トレーニングと割り切って予定通り進むことにした。

ところが、『西山』から『東山』に向かって一旦下って高度を下げるとガスが晴れだした。

輝く太平洋が美しい。

その後はガスがかかったり晴れたりを繰り返したが、概ね良好。

全道的に良くない天気予報の中、僅かな望みを託して登った山なのだから、上々の条件だ。

 

 8時40分、『樽前山・東山』。

『東山』は7合目登山口から短時間で登ることができるので、軽装の登山者がどんどん登ってくる。

少々賑やかな『東山』をスルーして『932mP』へ。

ガスは相変わらず激しく動く。

淡々と下って一旦コルに下り、『932mP』へ登り返す。

このピークへは見た目ほど時間がかからず、

9時10分、『932mP』。

今までなかった「932m」の標識があった。

 

 『932mP』からは一旦コル近くまで戻り、西側の急斜面を下る。

登ってきた溶岩台地の踏み跡に戻るべくショートカットをするのだ。

Hiromiが苦手とする場面だが、今日はなかなか調子が良い。

新調した登山靴が安定しているせいか?

 

踏み跡に合流してからは、登路でガスのため見えなかった外輪山方向の風景を振り返りながら下った。

そして苔の美しい森へ。

登りとは違い、多少なりとも日光の影響を得ると更に美しく見えた。

Hiromiはいつもと同じように、「楽しい」を連発。

そして「なんか足りない。もう一回同じルートを登れるな」だと。

ホント、たくましくなったねえ。

 

 10時45分、作業道ゲート。

天候を見据えての山選び、今回はうまくいった。

楽しかったねえ・・・

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