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2016.9.11 乃々と過ごす初秋の日曜日

 

 今日は月に一度、乃々と過ごす日だ。

朝迎えに行き、連れてきたが、先月は乃々と二人で『藻岩山』登山を楽しんだので、

我が家に来るのは二ヶ月ぶりだ。

久しぶりに訪れたジジとババの家に上がると、早速1階の押し入れの戸をを開ける。

そこには乃々の諸々が詰まっている。

そしてもう一箇所ある自分の物入れを覗き、次に紙を取り出して何かを書き始める。

もう勝手知ったる我が家みたいなもので、自由に行動する。

 

 「ジジとババのうち」と乃々は言う。

回りくどいよね。

幼い頃から自然にそう呼ぶようになった。

 

一般的には「おばあちゃんのうち」と言うのであろうが、我が家はこのジジが常に前面に出ているので、

「ジジとババのうち」と言うようになったと思われる。

乃々はしばしば難題をを持ち込む。

私に対してではなく、ババに対してだ。

「リカちゃん人形の着せ替え洋服を作ってぇ!」

だの、「リカちゃんのおうちを作ってぇ!」などと。

それをいつも我が家に来てから言い出し、夕方帰る時には持って行くと言うのだ。

そしてその度にババは驚天して見せるのだが、結局何とかしようと動き出す。

そんな真剣なババを放っておいてやればいいのに、

 

「ねえ、ババちょっときてぇ」、

「ババいっしょにさがしてぇ」と、なかなか自由にはさせてもらえない。

そんな乃々が今回持ち込んだ難題は、

「ババ、ポシェットつくってえ!」だった。

それもババにおまかせではなく、自ら絵を描いて説明する。

いわゆる乃々オリジナルだ。

そのオリジナルを理解することに時間を費やしていた。

ババはえらい。

絶対にできないとは言わない。

いつも何とかしようと努力し、作り上げてしまう。

そんなババの根気よさを乃々には忘れて欲しくない。

 

昼近くになってポシェット作成を中断し、野幌運動公園へ遊びに行った。

100円ショップで虫かごを買い、乃々がそれにトンボを入れると言う。

但し虫取り網はなく、乃々はトンボに触れない。

ただひたすら「ジジトンボとってえ!」、「またとってえ!」、「つぎもまたとってえ!」。

素手で10匹ほどとると、もうカゴの中はごちゃごちゃ。

それでようやく全てを逃がすことにした。

そして何とか乃々にトンボの羽を持たせることにも成功!

乃々のパパは昆虫大好き少年だったのにねえ・・・

また、どんぐりがたくさん落ちており、それを拾い集めるのが大好きな乃々だ。

そして一言、「秋なんだねえ~ 秋はいいねえ~」だと。

トンボを全て逃がして空になった虫かごにどんぐりをびっしり詰めて持って帰っていった。

 

 午後帰宅してから、ババはまたポシェット作りに励む。

その形、仕組みを乃々と打合せしながら。

しかし乃々が言っていることは難しく、帰るまでに完成には到らなかった。

ただ、ほんの最後の仕上げだけを残し、その仕上げは乃々のママに託したようだ。

 

 乃々を送って行き、我が家に帰り着く頃には陽が沈み、暗くなりかけていた。

日が短くなったなあ・・・

 

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