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2017.9.3 『神居尻山』(947m) Hiromiの沢トレ

 昨日(日曜)の朝、『神居尻山』の麓で目覚めると、空は快晴だ。

この朝の二日前までは全道的に雨予報だった。

それが突然「晴れ」に変わったことを知ったのは、一昨日の夜だった。

先週もボヤいたが、精度に欠ける天気予報はなんとかならないものか・・・

 

 日曜日は天候が悪いと決めざるを得なかったので、

朝起きて雨が落ちていなければ、沢トレーニングと決めていた。

沢との関わりについては何度となく述べてきたが、

私は性格的に沢登りが好きではない。

足や身体を濡らしてピークに立つことを好まない。

従って、沢を歩くのは日高の山のように必要に迫られた時だけだ。

しかし、そんな山に登るためにはHiromiに沢歩きを慣れさせておかなければならない。

いや、慣れるほど連れては歩けないが、刺激を与えておかねば、

という思いで今回のトレーニングとした。

 

 『神居尻山』の最奥駐車場に車で向かって行くと、

Bコース登山口のすぐ手前にヘアピンカーブがある。

以前はそのカーブから東に向けて林道が伸びており、その林道を伝って楽に入渓できた。

しかし今は廃道となり、イタドリをはじめとした雑草に覆われている。

沢は最初東方向に向かい、Aコースの登山道が施設されている尾根筋の直下を、

東方向から南方向に回り込むように進む。

そして傾斜を増し、避難小屋手前で笹をかき分けてAコース登山道に出る予定であった。

  久しぶりの沢に少々緊張気味のHiromiだったが、

入渓してみるとその水量の少なさに安心した様子。

そう、この沢は水量が少なく、何も難しいところがない。

従って冒険を求める沢屋さんが訪れることもない。

私は20年ほど前にこれを登っているが、

その後は春先にギョウジャニンニクを採るために下っている。

 

 やさしい沢歩きに、Hiromiが楽しそうだ。

「面白い!」と声を出す。

しかし水量が少ないだけに、だんだん薮が濃くなる。

柔らかい草だけならよいが、倒木あり、固いブッシュありとなると、

次第に煩わしさが込み上げてくる。

私はこの藪漕ぎも好きにはなれない。

 

 標高645mで沢が涸れた。

と同時に薮はぐんと濃くなった。

迷うことなく引き返すことにした。

それまでの行程で考えていたのだが、

下りも沢を歩くことによって、Hiromiにはよいトレーニングとなる。

とにかくHiromiは水が怖くてしょうがない。

水深ひざ下の浅瀬に立ち、次の一歩を躊躇する。

まるでその一歩を出すと、背の立たない深みに落ち込んでしまうのではないかという様子だ。

これは慣れるしかない。

というわけで、ゆっくり下って楽しんだ。

結果、やはり沢をそのまま下ってよかったようで、良い刺激となった。

 

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