北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.10.21 『暑寒別岳』(1,491m) 早くもスノーシュー始動!
この週末は土曜日休みを取って、土日の山行だった。
金曜の終業後、Hiromiを拾って増毛へ向かった。
途中の北竜辺りで車中泊をして、翌朝『暑寒別岳』箸別登山口に向かう予定だったが、
頑張って登山口まで走り抜いた。
そう、頑張ったのよね~
毎日午後6時半前には缶ビールの栓を開ける私。
その時刻を過ぎて車を走らせるのは辛い。
しかし、それを克服して前泊すると翌朝が楽であり、
いつも「我慢して走っておいてよかった」と思うのだ。
今回『暑寒別岳』に登ることにしたのは、
一週間前『ピンネシリ山』の頂上から目にした『暑寒別岳』が、予想以上に真っ白だったからだ。
Hiromiに純白の世界を歩かせたくなった。
そしてHiromiはというと、今回が今年3度目の『暑寒別岳』だ。
しかもこの山に通ずる3コースを一つずつ歩いてきた。
8月に単独で「雨竜沼」経由で、9月に暑寒コースを私と一緒に。
そして今回箸別コースとなったわけだ。
土曜日の朝5時半、駐車場にやって来た車のエンジン音で目が覚めた。
その車の持ち主は単独の男性で、我々より40分ほど先にスタートした。
我々はゆっくり準備し、
6時40分、登山口をスタート。
一週間前目にした純白の姿だけではなく、
登山口周辺にも少し雪が残っていたので、
スノーシューをザックにくくりつけてのスタートだ。
このコースは1号目までが長くて気に入らない。
ただ紅葉が終わり、広葉樹には殆んど葉が残っていない。
従って木の間越しに遠くの景色が見えるのがいい。
雪が殆んどないのは2合目まで。
その先はおおよそ雪上歩きとなるので、ストックを出す。
黙々と登るが、登り慣れた登山道なのに、なんだかずいぶん長く感ずる。
融けかかった滑る雪のせいなんだろうが、それにしても長く感じながら登って、
8時25分、5合目。
そしてここを過ぎて間もなくスノーシューを装着。
先行者のツボ足によるトレースが深くなったためだ。
スノーシューを装着すると快適だ。
6合目を過ぎてすぐ先行者に追い付いた。
それから先は我々が先頭。
ルートは7合目目前でブッシュ帯を抜け、
広々としたハイマツと低い笹の大地に飛び出す。
ここからは遮るもののない世界が広がる。
と同時に、三段階の急登を経て頂上大地を目指さなければならない。
最初の急登を登りきると「8合目」の標柱だ。
そして第二の急登だが、それを登りきる辺りで下方を振り返ると、
途中で追い越したツボ足の先行者がリタイヤして下っていく姿が確認できた。
装備やルートファインディングなどが難しい時期、今回の失敗が次につながるだろう。
第三の急登が最も傾斜がつくて長い。
ただそれは見た目ほど長くはなく、淡々と歩を出せば、やがて広々とした大地に出る。
と同時に南方向に『暑寒別岳』の頂上が見える。
素晴らしい天候の中の歩行、少々風は強いものの、南風で暖かい。
雪はいよいよ深くなるが、スノーシューは快適だ。
10時25分、『暑寒別岳』頂上。
そこには360度遮るもののない世界が広がっていた。
いつもはたいして風景なぞ見つめないHiromiもゆっくり絶景を堪能している。
じっくり写真を撮って、下山開始。
そして6合目近くで昼食。
その後間もなく登ってくる単独の青年とすれ違った。
ところがこの青年の顔を見てすぐにわかった。
ちょうど2年前の『狩場山』で出会った青年だ。
しばし立ち話しをして別れた。
その後黙々と下って、
13時25分、登山口。
いやぁ、晴れているから景色が美しく、
その上暖かく気持ちがいい、申し分のない一日だった。
楽しかったねえ~
登山口を離れ、車を走らせると、登山口より下の標高での紅葉が素晴らしかった。
一面黄色の世界が広がっていた。
そんな紅葉美を楽しんだあとは新信砂川の河原に寄って、汚れた登山靴を洗う。
昔から『暑寒別岳・箸別』の後はここに寄って汚れたものを洗って帰ったものだ。
その後、新十津川温泉で汗を流し、『浦臼山』麓に移動して車中泊。
「カンパーイッ!」