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2019.1.13 『国境山』(982m)  山は晴れると100倍楽しい!

 三連休二日目の昨日、

我が家にToshiの車を置き、

Mika、Hiromiの順に拾って金山湖へ向かった。

例年この三連休を利用して金山湖で「新年会」を開催している。

予定は一泊二日で、両日どこかの山に登ってきた。

そして今回は幾寅峠の『国境山』に登ることにした。

この山は昨年の正月に初めて登ってみたが、

天候が悪く何も見えずに終わっていた。

それでこの日は周辺の風景を目にするのを楽しみにしていた。

するとどうだろう、素晴らしい晴天に恵まれた。

 

 朝はゆっくり出発したので、

11時ちょうど、幾寅峠へ向かう車道の冬季通行止めゲート近くをスタート。

ゲートのすぐ横には最終人家があるので、

そこに迷惑がかからないよう、

少し南富良野町側に駐車した。

そこまで入ってくる車はほとんどないため、

路上駐車でも誰の迷惑にもならない。

 

 スタートしてゲート横を通り過ぎて驚いた。

立派なスノーシューのトレースが続いているではないか。

前日そこを訪れた人々のものだろう。

雪が少ない上に立派なトレースの上だとすたすた歩ける。

幅の広い直線的な車道が続く。

歩き始めて間もなくHiromiが暑いと言ってアウターを脱いだ。

確かにこの日の太陽は、

ずいぶん力がみなぎっていた。

歩き始めて30分ほどで「高樹橋」という大きな橋を渡る。

それからしばらく歩くと頭上に送電線が現れる。

私はその下を登る予定でいた。

ところがそこまで利用させていただいたトレースは、

高樹橋を渡ったところから樹林帯に続いていた。

それは私としても理想なのだが、

地形図を見ると斜度がきつそうであり、

小雪でスノーシューを笹に飲み込まれるのではないか、

という懸念からそのルートを取らないことに決めていた。

しかし、そこにしっかりしたトレースが出来上がっているのなら話しは別で、

それを利用させていただかない手はない。

予想通り斜度がきつく小雪で笹も出てはいるが、

そもそもこの辺りは笹の背丈が低いため、

スノーシューが飲み込まれるようなことはなかった。

そしてトレースはあくまでも締まっており、

正直なところ助かった。

 

 斜度のきつい尾根はグイグイ高度を上げて行く。

樹林は濃く、ほとんど視界が利かない。

我慢強く耐えて登って行くと、

CO.910で急に平坦地となり、一気に視界が開けた。

まあなんと美しい光景か!

空気が澄み渡り、遠くの山々がはっきり見える。

そしてそれらは純白に輝き・・・

頂上部を目の前にして簡単な昼食をとった。

空腹を満たしたあとは頂上へ。

空は青く澄み渡っているのだが、

北から吹き付ける風が冷たい。

 

 13時ちょうど、『国境山』。

そこには素晴らしい光景が広がっていた。

山登り以外に写真撮りが趣味であるMikaがシャッターを切り続ける。

Toshiも良い撮影ポイントを求めて動き回る。

そんな楽しく申し分のない頂上ではあるが、

厳冬期ゆえ寒さで長居はできない。

下りは登路とは別のルートをたどることにした。

北の『社満射岳』方面へ続く稜線に乗り、

途中から「高樹橋」を目指して下ることにした。

下りだしてすぐ素晴らしい霧氷を目にした。

「美しい!」の一言。

なかなか斜度のある下りが続く。

そして一旦平坦地となり、

CO.850で東斜面を下ることにした。

この下りも斜度がきつい。

ただ雪がフカフカでHiromiが「楽しい!」を連発し、

Mikaもなかなか経験できないことを楽しんでいるようだ。

楽しく下って「高樹橋」に当て、広い車道に下り立った。

あとはまた長い直線的車道を黙々と歩いて、

14時35分、駐車地。

その後の予定を考えると、ちょうど良い時間だ。

ささっと後片付けをし、

金山湖のホテル「LARCH」に車を走らせた。

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