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2019.1.22 革細工  我が女房はえらい!

 私たち夫婦は性格が正反対だ。

血液型は同じO型なのだが、

私は体を動かすことが好きで、

山登りばかりしている。

それに対し女房は家にこもって何かに打ち込むことを好む。

そんな私の女房はひとつ年上で現在65歳。

昨春まで看護師として長い間働き詰めだった。

土曜休日は月に一日だけで、あとは日曜日だけの休み。

そんな限られた自由な時間の中でも打ち込める趣味を持ち、

土曜の午後と日曜日はその趣味に時間を費やした。

それが10数年続けてきたビーズ細工だった。

しかし、60歳を過ぎて加齢が進むと、

ただでも良くない視力が更に衰え、

遂には細かなビーズを扱うことが困難になってしまった。

それでどうするのかと心配になった私だったが、

 

我が女房はえらい!

ビーズ細工から間をおかずして革細工を始めた。

 

きっかけは通信販売で「縫うだけキット」というものを買って試した、

キーホルダー作りだった。

そしてこれは面白いとばかりに、

月一回の講習に参加しながら始めようとしたところへ、

私の恩師の奥様から牛半頭分の革を頂いたことが大きかった。

その奥様は遥か昔に革細工を趣味にされ、

随分色々な作品を制作された。

その時に裁断して加工していた牛の革が半頭分保管されていたのだ。

これが女房の「やる気」に拍車をかけ、

次から次へと作品を作り上げていった。

昨春で退職するつもりだった職場で、

朝2時間だけの勤務を頼まれ、

継続して土日以外の毎日通勤しているものの、

午後からは自由な時間ができた。

従って制作スピードもめざましく、

色々な作品が出来上がった。

そんな中で私のスマホケースも作ってくれ、

それをHiromiに見せると「私も欲しい」と言うので作ってやった。

そしてそれを手渡したとき、「財布も欲しい」と言うので、

それも作って渡すと、礼だと言って4万円をくれた。

そこで女房が「そんなにもらえないから他に欲しいものはないかい?」と尋ねると、

「A4サイズの書類が入るトートバッグが欲しい」と言うので、

 

シンプルでなかなかいいトートバッグを作ってやった。

また、年末にやって来た私の息子夫婦だが、

夫婦揃ってアパレル業界に身をおいているため、

素人の母親が作った革製品になぞ目もくれないと思っていたら、

 

作品を目にしたとたん一気に食いついてきた。

そして息子はA4サイズの書類が入るセカンドバッグ、

Sa~は二つ折りの財布を希望して、

先週末また来た時に手渡した。

それを手にした二人は大変満足そうだった。

我が息子はファッションに関してひどくうるさい。

その息子が喜んで持ち歩くのだから、

女房の作品はそれなりにいいと見て間違いないだろう。

繰り返すが、ホントうちの女房はえらい!

しかし材料の革を買うには金がかかるよねえ・・・

 

※業務連絡:『ミニ山の会』のメンバーで革製品が欲しかったら、

      材料代だけで作ってもらってやるぞ。

      このマネージャー“Amigo”を通してなあ・・・

 

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