北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2019.6.8 『クオベツ山』(506m) 長い林道歩きを経て頂上へ
この週末は今日、土曜日だけの山登り。
明日は孫たちと遊ぶことになっている。
昨日の夕方Hiromiを拾って由仁町川端地区の、
「クオーベツ貯水池」に向かう林道ゲートそばまで入った。
そして今朝5時45分、
鎖で施錠されたゲートをスタートして『クオベツ山』を目指した。
『クオベツ山』には積雪期に4度登っている。
ルートはいずれも夕張市於兎牛から道々を利用して歩き、
複雑な尾根をつないで頂上に立つものだった。
しかし地形図を見ると、この山の頂上そばを林道が走っている。
であればその林道を利用して、
無積雪期に登ってみようと思っていた。
林道ゲートをスタートしてしばらく進むと、
渇水期で干上がった「クオーベツ貯水池」が現れた。
満水の水面を眺めることを楽しみにしていたが残念。
林道はクオーベツ川に沿って割と直線的に南へ向かっている。
単調な林道歩きだが、初めて歩く林道なので飽きはしない。
そして地形図から片道10km以上あるであろうということもわかっていた。
常に右手に見え隠れするクオーベツ川は、
大変穏やかに流れ、川底が透き通って見えている。
淡々と歩いていくと、「試行林道終点」と書かれた鎖のゲートが現れた。
ゲートが二つとはなんなんだろうね?
徒歩の我々には興味がない。
そんなゲートを更に進んで行くと、
7時25分、CO.210で「タモの沢林道」分岐。
この分岐のもう一方には「クオーベツ支線林道」と書かれていた。
そちらの方はそこまでの勢いがそのまま続くといった感じで、
林道の路面がしっかりしている。
ところが我々が進む「タモの沢」林道は極端に荒れていた。
それもそのはず、少し先で林道が決壊していた。
そんな決壊箇所がその後にも現れ、
車が走行しなくなってからずいぶん時間が経過したようだ。
この荒れた林道には倒木もあり、
それを越えるのに四苦八苦する場面も。
そしてそれまでひじょうに緩やかだった林道が、
CO.250で急に斜度を増してグイグイ高度を上げて行く。
周りを常に樹木が覆っているので、
なかなか遠くの風景を見ることができない。
それでも一箇所だけ西の風景を眺められるところがあった。
その後間もなく目と鼻の先の頂上に向かう踏み跡があったのだが、
自分の感覚の中で目標はまだ先だと思い、
その踏み跡を無視して進んでしまった。
しかし林道が明らかに下降を始めたので間違いに気付き、
戻って踏み跡を辿って頂上へ。
8時25分、『クオベツ山』。
ようやく無積雪期に立てた。
そしてどなたかが置いていかれた漢字表記の表示。
そこには『九尾別山』と書かれていた。
頂上からの展望は夕張方面を僅かな範囲で眺められるだけ。
辺りを覆う樹木に葉が生えたためだ。
積雪期にはその葉がないので展望が効く。
暑くなると思っていたが、風が冷たく爽やかだ。
そんな心地よい風を受けながら下る。
時々周囲の笹薮でエゾシカが跳ね回る。
突然バサッ! という音がするものだからびっくりする。
ところがHiromiときたら平然と歩を進めるだけ。
肝が座っているのか鈍いのか・・・
長い林道をぺちゃくちゃ喋りながら淡々と歩き、
10時45分、駐車地。
HiromiのGPSによると、
往復20.8kmとのこと。
今週もまたよく歩いた。
これから「サイゼリヤ」にて「反省会」なりぃ~