北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2019.11.2 『有珠山』(733m) 何度登ってもいい山だ
11月に入って最初の週末は今年最後の三連休。
急激に気温が低下する予報に従い、
若干南を目指すことにした。
『有珠山』には毎年登っているような気がしていたが、
山行記録で振り返ってみると、
最後に頂上に立ってから2年が経過していた。
また、『有珠山』の裾には素晴らしい紅葉が広がることを数年前に確認し、
それ以来その紅葉目当てで登ってみるも、
盛期はその年によって異なり、
なかなか再び目にできないでいた。
それが一週間前にToshiのブログで良い情報を得た。
これは久しぶりに「黄金の回廊」を歩けるかな・・・?
2日(土)の朝Hiromiを迎えに行き、伊達市を目指した。
駐車場には先行者の車が1台のみ。
意外と少ないが、それ以外にも先の登山ポスト付近に止める登山者がいる。
いつも思うのだが、駐車場に指定されたところから、
わずかばかりの距離を何故歩けない?
不思議でならない。
9時40分、入山して即落胆!
期待していた黄金の回廊は、
黄金どころか全く冴えない。
クヌギを中心とした木々の葉が色付かず┅
しかし足元にはふかふかの落ち葉じゅうたんが続く。
どうやら今年は完全に色付かないまま散っていくようだ。
自然が成せる業にお付き合いするのは難しい。
紅葉をあきらめたあと、
外輪山まで1kmという地点で林道と交差するが、
そこから外輪山は目指さず、
林道を西に進んで外輪山を遠巻きにして、
西の急斜面に取り付く。
ふかふかの芝状斜面を登る。
そして青い洞爺湖を背に薄いブッシュを漕いで、
北の外輪山西の端に立つ。
ここまで登ると360度の素晴らしい風景が広がる。
もう何度も登って見慣れた風景ではあるが、
いい風景というものは、
これまた何度目にしてもいいわけで・・・
その後はしばらく南に向かって、
ナイフリッジの外輪山縁を歩き、
適当なところから北にそびえる頂上をめざす。
登山道があるわけではないが、
どこでも歩けるので、
独自のルートを刻むことになる。
今は常にHiromi が前を歩いているので、
それはそれで極力何もいわず、
黙ってルート取りを見守ってあとにつく。
ただ納得できないところは私の意思に従って歩を進め、
Hiromi が修正してくるかっこうだ。
そんなことを繰り返して、
11時40分、『有珠山』。
少々風は冷たいがいい天気に恵まれた。
記念撮影をして即下山開始。
いつものようにガレを下った。
かつては登山道とされていたガレ場も、
年々ブッシュがはびこって歩きずらい。
そして火口源に下り、
風がなくなったところで昼食とした。
ゆっくり昼食を摂ったあとは、
火口源を縦断して外輪山南の縁に上がった。
振り返る北外輪山の迫力あること!
その後は林道を下る。
ただ淡々と、しかし楽しく会話しながら。
木々の葉が落ちて木の間越しに下界が見下ろせる。
13時45分、駐車地。
何度も登ってきた山であっても、
また今回も楽しめたことに、
二人して満足してニセコに向かった。