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2022.6.17 『知来』(294m)  終始藪漕ぎでピークへ

 

 今日はまた積雪期にはそこに立っているが、

積雪期故目にしていなかった、

三角点標石を確認する山へ。

 今朝月形町の「月形ダム」に向かった。

狭いが舗装された農道を奥へと進む。

すると「月形ダム」の500mほど手前で、

「須部都川」に架かる「ちらいばし」に、

チェーンゲートが設けられていた。

去年まではなかったものだ。

但し、鍵が外れて地面に落ちていた。

しかしそこにゲートを設けたと言うことは、

その先にある施設の管理者も、

道路管理者も、

そこから先には車が侵入することを「よし」、

とは思っていないわけで・・・

橋のすぐ手前に空き地があったので、

そこを駐車地として、

8時ちょうどにスタート。

車道を300mほど歩いて藪に入った。

 「知来」には今冬登っている。

ダム手前より尾根に取り付き、

尾根の頭まで上がって乗越し、

この尾根と平行に走る、

一本西側の尾根に乗り替えてピークを目指す。

距離は短いのだが、

樺戸山地故笹の状況が気になるところだ。

 藪に入ってみると、

最初は濃かった笹が急に薄くなった。

しかし薄かったのはその場限りのことで、

この後は終始濃い笹に行く手を阻まれて、

苦労させられた。

 藪に入ってもがきながら進んで行くと、

ふと足下に人工の木段が現れた。

これには驚いたが、

かつてここに遊歩道が存在した証しだ。

しかし濃い笹の中で、

それはすぐに見失った。

 なんとか尾根の頭まで上がると、

一本西側の尾根が見え、

その南端に目指す「知来」のピークが見えた。

笹は密度が濃いまま続いて行く。

一旦下降して西の尾根に乗り替える。

その間にも例の木段が残るところがあった。

 連絡尾根を下りきって、

登り返していくと、

突然林道に出た。

これは地形図に記された林道だが、

もう廃道になって長いようだ。

車どころか人一人が歩くのも容易ではない。

その林道をまたぐ形で、

先の斜面に取り付いて登って行く。

笹が濃くて手を茎に突き刺して出血する場面も。

前日からの雨で笹はかなり濡れており、

この時点で雨具はずぶ濡れだ。

 やっとの思いで西の尾根に乗り、

あとは尾根筋をピークに向かって直進。

笹の密度は衰えることがない。

しかしなんとか乗り越えて、

10時ちょうど、

三等三角点「知来」

笹が濃くて見つけられないのでは、

と心配したが、

足元はわりときれいな状態で、

標石がしっかりと頭を出していてくれた。

 下山は最初の尾根まで同ルートを戻った。

そして登り返した尾根を、

そのままダム湖に向かって直進。

急斜面を笹につかまりながら下り、

ダムの管理施設の奥に下った。

この辺りは今かわいいピンクの、

「タニウツギ」がきれいだ。

 ダム施設に立ち寄って昼食とした。

ダム湖を眺めながらのんびりするその間に、

脱いだ雨具を広げて天日干し。

濡れたザックも乾かす。

梅雨みたいに毎日降られると、

ザックや靴を乾かす暇がない。

 昼食後500mほど歩いて、

11時45分、駐車地。

この後もう一座を予定していたが、

濃い藪漕ぎで疲れてしまい意気消沈!

そのまま帰途に着いた。

そして地元でスーパーに寄り、

ささやかな花と女房の好物である刺身用の海老を買った。

今日は我々夫婦の43回目の結婚記念日だ

家に帰り女房に花と海老を差し出し、

「43年間ありがとう」

「えっ? あっ、忘れてたーっ!!」

って、お前覚えてたことないべやあ・・・

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