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2022.6.24 『馬追』(うまおい・229m)  雨にも負けず・・・

  金曜日は朝から雨。

前日の木曜日はなんとか雨をかわせたが、

この日ばかりは逃げようがない。

おまけにただの雨ではなく、

強風がプラスされる予報。

あきらめて馬追丘陵に出かけた。

 南北に長い馬追丘陵は、

北の長沼スキー場から、

南の道々「夕張~長沼線」間に遊歩道がつけられている。

そして道々の更に南側には、

「由仁林道」が国道274号線まで続いている。

この由仁林道を利用して、

「馬追」に登ることができる。

この日は雨の中で、

久しぶりに「馬追」に登ってみることにした。

 10時ちょうど、「由仁林道」の、

施錠されたゲートを越えて林道に入った。

暴風雨の予報だったので、

風に飛ばされた木の枝が、

頭に直撃すると大変なことになる。

それでヘルメット着用でスタートした。

ひどい雨模様の中、

早速目に入ったもの。

それは空知森林管理署による、

人工造林地を示すプレートだ。

「S29」とは「昭和29年」の意味で、

この年に私は生まれた。

つまりここの林は私と同じ歳というわけだ。

なんだか感慨深いものがある。

 雨足が強く路面が川のようになっている。

また、大きな水たまりが広く、

長くなっているところも。

カメラは雨の日専用のものを使うが、

それでもシャッターを切るたびに、

ポケットからタオルを取り出して水をふき取る。

しかし雨足の強さには対抗しきれず、

ずいぶん濡らしてしまった。

 雨が激しい分周囲の緑が、

美しさを際立たせているよう。

緑が光り輝いて見える。

道中で一か所東側の田園地帯を見下ろせるところがあるのだが、

さすがにこの日は低い雨雲と、

降りしきる雨に煙っていた。

 歩き始めて1時間ほどで、

「馬追」の基部に達したので藪に入った。

するとやたらピンテが目立つ。

前回登った時にはなかったものばかりだ。

「おかしいな」と思って辺りを見回すと、

そのすぐ西側で伐採の準備が進められていた。

重機でつけられた作業道や、

既に切り倒した木の切り株が見えていた。

 11時10分、三等三角点「馬追」。

ここは「馬追丘陵」(まおいきゅうりょう)だが、

ここの点名は「うまおい」と読む。

 また藪を漕いで林道に下りた。

あとはまた降りしきる雨の中を、

ただ淡々と歩いた。

あちこちで水たまりが氾濫し、

沢に流れ出している。

そしてそれを応援する如く、

長靴で泥を削って水路を広げる。

子供のころよくそんなことをして遊んだっけ。

 12時05分、駐車地。

下山しても尚降り続く雨の中、

かたずけが容易ではない。

しかし車がハイエースなので、

着替えは車内でできる。

しかし室内を濡らす。

すっかり着替えを終え、

持参した簡単な昼食を摂って帰途に着いた。

 

 

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