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2022.6.25 『尋内』(たんねない・316m)  濡れた藪を避けて林道歩き

 週末の土曜日はHiromiを迎えに行き、

平取町に向かった。

相変わらず激しい肩痛に悩むHiromiが気の毒だ。

足の爪も真っ黒で痛みが消えない。

下から新たな爪が生えてきているはずなので、

じきにはがれるだろう。

 平取町で未踏の三角点ピークに登るつもりだった。

ところが現地に行ってみると、

低く湿気の多いガスに包まれている。

それに加え前日の雨が明け方まで続いたようで、

草木はたっぷりと水を含んでいる。

アプローチなしで藪に入るため、

雨具を着用しなければならないが、

湿度が高くてとてもその気にはなれない。

それで林道歩きで登れるピークにしようと、

その場を離れてむかわ町穂別富内方面へ引き返した。

そして道々131号線の広い駐車帯を起点とし、

「尋内」を往復することにした。

 9時15分、駐車帯をスタート。

そしてすぐそばの「平安林道」に入った。

この林道にゲートはないが、

我々は徒歩で入る。

と同時に環境省云々の表示板を目にしたが、

いったい何なんだろうね?

 この前日私は馬追丘陵で、

ひどい降雨の中を歩いたが、

この辺りもかなりの雨量を記録したようで、

駐車帯横を流れる「幌去川」を、

激しい濁流が暴れるように流れていた。

そして「平安林道」脇を流れる支流も、

そこには似合わない濁流が流れていた。

また、林道上も雨水があふれている。

 右手に伐採地の美しい風景を眺め、

平坦な林道を1kmほど歩くと分岐が現れるので、

これを右手山側の支線に入った。

すると傾斜が出て蛇行して高度を上げていく。

辺りの緑が素晴らしい!

一旦尾根筋まで登り切って、

また分岐が現れた。

これを今度は左に入る。

すると路面が急に荒れて草付きとなる。

周囲は緑以外に見るもののない、

退屈な林道歩きだ。

山菜も目につくものはない。

今年はあちこちの林道で、

随分大量のウドを目にしてきたが、

この林道沿線にはそれが何もない。

 歩いてくとまた分岐が現れるものの、

分岐が現れるたびに、

進みゆく林道が心細くなり、

やがてほとんど草に覆われた状態となる。

この草もまた水分を含んでいるため、

下半身を濡らしながらの歩行が続く。

そして前方に目指すピークが現れた。

 草に覆われた林道を詰め、

ピークの直下に達した。

林道から一段上の笹原に上がるのだが、

段差が大きくなかなか取り付けない。

しかし右に大きくカーブしたところにガレを見つけ、

これを登ることにした。

ボロボロと崩れ落ちやすい石に、

慎重に足をのせて登る。

それを登りきると、

背の低い快適な笹漕ぎだ。

目指すピークが見えている。

 10時20分、三等三角点「尋内」

三角点標石が斜めになっている。

重機にでも押されたのだろうか?

ここに立つのはこれが3度目だ。

最初は夏にアブの大群に襲われながらの登行だった。

今はそれが懐かしい。

また2度目は積雪期に別ルートからだった。

この積雪期のルートは北尾根を利用したが、

景色の良いいいルートだった。

 下山は登路の林道をそのまま戻る。

緑美しき中を淡々と下る。

Hiromiを先に歩かせると、

林道分岐で間違った方に歩いて行ってしまう。

不思議なことに、

必ず逆に入って行くんだよねえ。

 11時30分、駐車地。

湿気が多い中で気温が上がってきた。

とりあえず着替えてもう一座!

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