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2023.6.30 『八ツ瀬』(221m)  凄まじい地震崩壊地帯!

  先週の金曜日朝「芽奈野」下山後、

「幌内高丘林道」を町道に戻り、

町道を2kmほど厚真町側に走って、

「ヤチセ沢川」に沿って伸びる林道に入った。

ただこの林道は「胆振東部地震」の際、

ズタズタに寸断され、

いくらも進まないうちに通行不能となる。

辺りは地震崩壊による流倒木が、

山のように積み重なったであろうと思われるが、

それらはすっかりかたずけられ、

一応はきれいになっている。

そして広々としていた。

 「八ツ瀬」には昨年の暮れ、

Hiromiと登っているが、

既に雪景色となっていたので、

こちらも緑と茶褐色のコントラストが楽しみだ。

またそのとき見つけられなかった、

三角点標石を再度探したい。

 行き止まりの林道終点を駐車地とし、

そのまま「ヤチセ沢川」の、

右岸崩壊斜面に取り付いた。

迫力ある崩壊斜面を登って行く。

かつてはこの斜面も緑一色だったのであろう。

そして最上部まで登りきると、

少々の藪を越えて尾根を乗っ越す。

するとそこには更に広大な崩壊斜面の風景が広がる。

誠に迫力ある風景の中を進んで行くと、

崩壊斜面が次々と現れ、

何度も立ち止まって眺める。

崩壊と同時に押し流された樹木は、

既にかたずけられて、

植林されている部分も見られる。

それにしてもこのような斜面の崩壊が、

あの地震の際一瞬にして、

何千か所という数で発生したのだから、

地震が発するパワーは測り知れない。

また進み行く尾根筋に沿って、

作業道が付けられていたようだが、

ほとんどのところで崩れ去り、

時折残った部分が現れる。

 目指す「八ツ瀬」は尾根筋のカラマツ林の中だが、

いくら探しても標石が見つからない。

更にじっくり探したいところだが、

この日は昼頃から雨が降り出す予報。

降り出す前には駐車地に戻りたいので、

今回も探し出すことはあきらめた。

これで直前の「芽奈野」に続き二連敗だ。

その辺りは少々悔しさが残るものの、

また迫力ある風景を眺めに戻ってくることとし、

その場をあとにした。

 下山は尾根筋を戻らず、

「八ツ瀬」から少し戻った地点で、

東側に広がる崩壊斜面を下った。

そして下りきると、

雑草が生い茂る「ヤチセ沢川」沿いを歩いて駐車地へ。

この日目にした風景を思い浮かべながら帰途に着いた。

 

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