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2024.11.3 『有明』(アリアケ・231m)  新たな紅葉を求めて!

 

 11月の三連休中日は、

どうもよくない予報だったが、

雨を避けるべくむかわ町へと向かった。

まだ薄暗いうちに家を出て、

途中の安平町追分手前辺りまでは、

ずうっと雨が降っていた。

しかし、厚真町からむかわ町辺りまで行くと、

雨に当たらないという確信があったので、

途中まで降り続いた雨は気にならなかった。

 むかわ町有明の少し手前で、

「有明林道」に入った。

すぐに分岐となり、

それを左手に進むと「有明林道」が続き、

直進すると「有明支線林道」だ。

この分岐のすぐ手前に空き地があるので、

これを駐車地とした。

そして車外に出て準備を始めると、

ハンターの車が1台やってきて、

「有明林道」に入って行った。

 駐車地から支線林道を歩きだした。

すぐに「有明支線橋」を渡った。

その橋には「湯の沢川」のプレートが貼り付けてあったが、

地理院地図ではこの沢が、

「右の沢川」と記されている。

そして「湯の沢川」は、

二本東側の川で、

この少し下流で「右の沢川」が、

「湯の沢川」に合流することになっている。

 「有明支線橋」を渡るとすぐ、

また分岐となる。

これを直進すると「有明支線林道」が続く。

しかし右の更に支線に入った。

これが「有明」に続く林道となる。

  林道が斜度を増し、

ひと登りすると、

緑のカーペットを敷き詰めたような風景に出会う。

これは芝を養っている畑だと思う。

と、地面に目を落とすと、

砂地で分かりにくいがね

ヒグマが通った足跡だ。

この後しばらくヒグマの足跡を追うこととなった。

 思えば紅葉のシーズンこの山に登るのは初めてだった。

林道が荒れて深い雨裂ができ、

車の走行が不可と思われる辺りから、

周囲に赤いモミジが映えだした。

まだこんな紅葉が楽しめるとは、

期待していなかったので、

特別手当をもらったような気分だ。

 林道は完全に決壊した場面を越えて伸びて行く。

落ち葉のじゅうたんを踏みしめて歩いて行くと、

前方の視界がパッと開けて、

伐採地の風景が広がった。

この風景が好きなんだよねえ!

 伐採地のピーク付近まで上がると、

作業堂脇の赤いモミジが美しい。

それを楽しみながら歩き、

作業道を離れて薄い藪の尾根筋へ。

そして四等三角点「有明」。

  このあと伐採地のピークまで戻り、

東側の風景を眺めた。

そこには北から東にかけての風景が、

遮るもののない中に広がる。

朝のまばゆいばかりの陽光を浴びて、

実に美しい風景だ!

それを堪能し、

作業道に戻って下った。

スタート時は雲に覆われていた空も、

下山時にはほとんど青空で、

とにかく気持ちがいい!

天候を読んでむかわ町に出かけて、

本当に良かった、

と密かに喜びを噛みしめて駐車地へ。

さて、次はカラマツの紅葉を楽しみましょう!

 

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2024.11.2 『御園北』(ミソノキタ・195m)  もう紅葉も終わりだ~

 11月の三連休初日、

夕張で名残の紅葉を眺めて、

どうも不完全燃焼的な気分が残ってしまったので、

今一度素晴らしい紅葉を眺めて、

今シーズンの締めくくりにしようと考えた。

それで栗山町御園地区まで戻り、

「伊藤の沢林道」入口に向かった。

「伊藤の沢林道」は、

この前週「御園山」を目指す際に利用したが、

ヒグマとの接近で撤退していた。

 この林道の入口に廃屋と倉庫がある。

ここの住人が去ってから久しく、

大きな倉庫が年々荒れて行く。

また倉庫前は広く、

そこにとんでもない輩がやってきて、

不法投棄し放題だ!

そんな不法投棄のそばに駐車させていただく。

駐車は車をハイエースからフィットに換えて、

小さくなったことから、

気持ちが楽になった。

「小さいからそんなに迷惑じゃないだろう」、

という勝手な判断ではあるが。

余談だが、

燃費もハイエースより格段に良く、

この点もひじょうに気持ちが楽になった。

この年齢、経済力で毎年車検、

燃費が10km/ℓのハイエースを維持していくのは難しい。

もう使い勝手より、

まず燃費を考えなくては!

 駐車地をスタートすると、

その向こうに見える風景は、

早速紅葉だ!

そして林道に入って行くが、

明らかに紅葉が終わりを迎えつつある。

木々には黄色い葉が少なくなり、

遅くに色付く赤いモミジが主流となっていた。

 「伊藤の沢林道」を1kmほど歩き、

左手の作業道に入った。

この奥に伐採地があり、

その風景が好きで、

何度も訪れている三角点ピークだ。

この山行では、

作業道の入口付近の紅葉が一番きれいだった。

まだしっかりとモミジの葉が木々の枝枝に残っていた。

そして作業道を進み、

伐採地の中を登って行く。

ここは伐採されて数年が経過している。

そのため以前は障害物がなく、

楽に歩けたものだが、

今は雑草が濃くなって、

それをよけて歩かなければならない。

と言うのも、

アザミをはじめとした、

トゲのある植物が多いからだ。

トゲのある植物と言うのは、

どうして荒れ地に繁殖するんだろうね?

 作業道を登って行くと、

前方にトドマツの林が見えてくる。

天を衝くように、

まっすぐ伸びたトドマツが林立する光景は壮観だ!

そして振り返ると、

山々の紅葉色はわずかに残るばかりで、

葉を落とした木々の枝が、

山肌を白っぽく染めている。

やはり今シーズンの紅葉は、

これで終わったんだと、

納得させられる瞬間だ。

 伐採地のピークに立ち、

その奥の林の中にある三角点ピークをカット。

簡単な昼食とした。

標高の低い里山ではあるが、

手軽に登れて景色がいい!

手製サンドイッチを頬張り、

カップ麺をすすりながら、

気に入った風景を堪能し、

下山を開始した。

下りながら目にするカラマツの幼木が、

細い葉を黄緑から黄色に染めつつある。

よし、今度はカラマツの紅葉を楽しもう!

 

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2024.11.2 『447m峰』(夕張)  旧サイクリングロードで紅葉の名残を楽しむ

 

 11月に入るとすぐに三連休!

そして今年最後の三連休だ。

この三連休は、

Hiromiが北の方へと出かけて行ったので、

単独で登り歩くことになった。

その三連休初日は、

まだ紅葉の名残を楽しみたくて、

夕張市へと向かった。

この一週間前にほぼ盛期を迎えた紅葉だが、

終わりがくるのは早いので、

夕張の中でも標高の低いところで、

最後の紅葉を楽しむことにした。

 道々を走って栗山町から夕張に入ると、

道々が左に大きくカーブを描くところがある。

その下を「大蛇の沢川」が流れる。

左カーブのすぐ手前に、

赤い頭巾をかぶせられた、

大きな地蔵が立っている。

そこに空き地があるので、

これを駐車地とした。

 駐車地から広い道々を渡り、

左カーブの付け根で、

右下に続く道に入った。

ほぼ毎年のように訪れている、

旧サイクリングロードだ。

「大蛇の沢川」に沿って伸びる、

旧サイクリングロードは、

紅葉が素晴らしいところで、

毎年ここを歩きたくなる。

 「大蛇の沢川」は、

その名とは裏腹で、

大蛇どころか水量の少ない小川だ。

樹林帯の深くを流れるので、

その水面をのぞき込むのはなかなか難しい。

 旧サイクリングロードに入ってみると、

やはり紅葉はもう、

ほんの名残程度になってしまった。

あまりにも短い!

なんだか不完全燃焼的なものを感ずる。

コロナ禍の時は、

休みばかりだったので、

この時期は紅葉を追い求めて、

山々を巡り歩くことができた。

しかし今は時間が限られる。

まあ、仕方のないことだが。

 旧サイクリングロードは、

もう全く使われることがなく、

舗装された路面には泥が堆積して、

少々ぬかるんだ感触がある。

またこのサイクリングロードは、

地形図に載っていないので、

初めてここに足を踏み入れて、

この存在を知った時は驚いた。

そしてこのロードが、

いったいどこから始まって、

どこで終息するのかを示された、

大きな案内板を休憩所跡と思われるところで眺めて、

この施設の大きさを知った。

また、休憩所の辺りはロードが三段になっていることも、

自分の足で歩いて発見した。

 旧サイクリングロードは、

道々から1kmも歩くと、

藪の中に消えてしまうので、

その上部に続く「富野林道」に上がる。

そして林道を歩いて行くが、

もう車が走行した痕跡がない。

これも荒れ行く林道か、

と思って目指すピークの取り付き点まで進むと、

林道が決壊していた。

これじゃあ車は通れないわなあ・・・

 林道決壊箇所から小沢に下りて、

尾根の取り付き点まで進んだが、

どうも登る気にならない。

それより不完全燃焼の紅葉が気になる!

それでやめて引き返した。

林道からサイクリングロードへ。

それを歩いて休憩所に下った。

その後更に一段下のロードへと下って駐車地へ。

なんだか山ではなく、

旧サイクリングロードの紹介になってしまった。

まあ、こういう時もあるさ~

とりあえず、更に高度を下げて、

最後の紅葉を狙いましょ!

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2024.10.27 『継立山』(ツギタテヤマ・175m)  原風景の中の里山へ

 11月も早いもので、

もう中旬に入ろうとしているが、

まだ10月の記録が残っているので、

今しばらくお付き合いいただきたい。

 先週の日曜日、

「御園山」の登路でヒグマと関りがあって撤退した後、

そこから直近の「継立山」に登ることにした。

その辺りを車で走行していると、

紅葉に彩られて、

引き付けられてしまった。

この「継立山」は、

私の就学前の原風景の中で、

「御園山」に次いで居住地から近かった里山だ。

 栗山町継立で北側を流れる「ポンアノロ川」に、

昨年架け替え工事を終えた、

「清見橋」が架けられているので、

これを渡った。

するとそこにはここで道路工事をしている、

工事車両の駐車場があった。

この日は日曜日なので、

工事は全面的に休止。

少々遠慮気味な気持ちもあったが、

工事車両そばに駐車させていただいた。

 駐車地から農道を上がって行く。

すると西側に広い畑が現れる。

麦畑だろうか?

緑色の目が出ていた。

畑の端の作業道を歩いて進む。

この辺りはエゾシカの防護柵が巡らされている。

数年前にここを訪れた時は、

この畑の一番高いところで防護柵が倒れていたので、

そこから山側に入った。

今回それが修復されていたならアウト!

それを覚悟して上がって行くと、

全快倒壊していた少し手前で、

やはり倒れている個所があり、

簡単に越えられた。

積雪期の雪の重さで倒れるんだろうな。

 防護柵を越えると笹の中だが、

短い距離で伐採地に出た。

しかし伐採地は作業終了後、

数年を経過しとているため、

雑草や小木が育って既に藪と化していた。

自然回帰の勢いはすごい!

 雑草をかき分けながら進んで行くと、

間もなく前方に「継立山」の頂上部が見えてくる。

同時に西側の視界が開け、

我が原風景の田園地帯が広がる。

そして背後には「坊主山」(栗山)が、

紅葉に彩られてくっきりと見えている。

また西側には田園地帯の向こうに、

栗山の市街地や馬追丘陵も見える。

標高の割にはなかなか素晴らしい眺めだ。

 いい景色を眺めながら、

伐採地の端まで上がった。

その先は藪が濃くなり、

ちょっとしたアルバイトを強いられる。

しかしこの日は笹がひどく濡れたままだった。

何度か目にしている三角点標石なので、

藪入りを遠慮した。

そしてそのまま引き返し、

今度は下降しながら風景を楽しんだ。

 駐車地に着いて帰り支度。

駐車させていただいた礼を、

心の中でつぶやき帰途に着いた。

帰路の由仁町で久しぶりにアイスを買った。

そこには最近見かけなくなった、

「モナ王」があった!

これが一番好きなんだよねえ!

 

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2024.10.27 『御園山』(ミソノヤマ・284m)  ヒグマ接近遭遇で撤退!

 10月最後の日曜日は、

紅葉目当てで「御園山」を目指した。

栗山町にあるこの里山は、

私の原風景の中で、

最も居住地に近かった山だ。

最近は栗山町南角田から「不動の沢林道」を利用し、

途中で林道を離れ、

藪を漕いで登ってきた。

それを今回は長い北側の、

「伊藤の沢林道」を利用して、

歩きながら紅葉を楽しむことにした。

 この朝栗山町御園地区で、

「伊藤の沢林道」入口に着くと、

外気温が1℃!

前日の朝より4℃低く、

氷点下ギリギリだった。

 この林道には当然、

ハンターが入っていると思われたので、

オレンジのアウターをまとってスタート。

ところがすぐに現れた水たまりは、

水が透き通って車が通過した痕跡がなかった。

更に歩を進めるも、

やはり車は入っていないと確信。

ホッとすると同時に、

安心して歩けると言うものだ。

ハンターは怖い!

たびたびハンターによる誤射で、

人が命を落とすニュースに接してきた。

 期待した紅葉だが、

予想通り美しい色に染まっていた。

それを楽しみながら歩く林道は、

雑草がはびこり、

もうほとんど車が入らないようだ。

奥地で伐採作業が始まらなければ、

通る車が少なく、

林道はすぐに荒れて行く。

どこも同じだ。

 歩いていいると「昭和54年」と記された、

人工造林地のプレートを目にした。

昭和54年と言えば、

今から45年前!

我々夫婦が結婚した年だ。

あの頃の女房は、

目がクリクリして可愛かったなあ!

そしてあれから45年、

全てが変わったのでございます・・・

 

  林道は入口から2kmほどで、

分岐を迎えるので、

これを右手に入って送電線の下を潜ると、

斜度が増してはっきりとした登りとなる。

そして200まで高度を上げた時だった!

無風の静けさの中に、

エゾシカの断末魔と思われる悲鳴が響き渡った!

と、同時にヒグマが吠えた!

まるで犬のように吠え続けて、

いかにも興奮状態の中にあることが分かった。

そして再び静けさが・・・

林道直下の谷底から聞こえ、

その距離100m前後か?

いきなりそのまま進行を続けるか、

或いはここで撤退するかの選択に迫られた。

このまま進行すれば、

復路で再びここを通ることになる。

エゾシカという大きな獲物を捕らえたヒグマは、

それを一度に食べきれず、

必ずその辺りに隠すことになる。

そこへ人が通る気配を感じると、

獲物を横取りされるのではないか、

という防御本能が働き、

襲ってくる可能性があると思われた。

そこで、危険を回避するべ撤退することにした。

ただ、撤退は高度を下げて行くことになり、

つまりは当該個体に近付いて行くわけだ。

ザックのサイドに付けた鈴を手で握りしめ、

音が出ないようにして下山。

難を逃れたが、

久しぶりに緊張した出来事だった。

 

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