赤谷川本谷・途中まで
金曜日は曇り一時雨の予報。
チョットお疲れ気味の木曜日。
明日は家でのんびりするかなぁと心は傾きかけた。
しかし、しかしだよ。
こんな山行前夜が多すぎやしないかい?
山の男として漢気がなさすぎやしないかい?
そうさ、雨がひどけりゃ、戻ればいい。
沢で濡れるのは、折込み済み。
山に入らなけりゃ、山ヤじゃねえだろ。(カッコイ-!!)
と、独り自分を鼓舞しつつ、向かったのは谷川の赤谷川。
・・・でもあんまり天気が悪い時には入らないほうがいいよ。(笑)
川古温泉から林道をボトボト歩く。
この辺りはヒルの生息域。恐れつつ足元を見ながら行くが、それほど気にはならなかった。
林道終点から山道に入る。わずか30分ほどだが、悪い。要注意。
入渓点は毛渡乗越への渡渉点。
さすがに上越の谷は大きい。上流には天から落ちるがごとき滝が散見できる。
しばらく行くとマワット下ノセン。
両岸切り立ち、水量豊富な瀞の奥に水を落とす。ラムネ色の流れが美しい。
右岸から巻く。困難ではないが、明瞭とは言い難い。
滝上からすぐにマワットノセン。
こちらは開けた釜に瀑布が落ちる。
ここも右岸を巻く。
ルンゼ状を少し上がると、右の草つきに踏み跡。
一段上がって、右にトラバ-ス。そして草を頼りに直上。下は切れ落ちているので少し緊張する。
もう少しルンゼを詰めて灌木帯に安定した巻道もあるらしい。
滝上で休憩していると、雨が落ちてきた。
しばらく様子を見る。
増水するほどでもないし、しばらく待てば上がるかもしれなかったが、今日はココまでとした。
本当は裏見の滝までは行きたかったが、こうなれば、マワットノセン上からの退避路をトレ-スしておこうと考えた。
たしかに踏み跡はあったが、時にかすかに、時にはっきりとと言ってみれば縦横無尽に走っているように感じた。
イメ-ジとしては高度を上げてトラバ-ス。時に岩場や悪い草つきに行き当たったら、薮をつないで徐々に高度を下げていく。
目印はエビス大黒沢とそのわずかに上流の赤い岩壁。
さて、雨降りの薮をこなし、入渓点でやれやれと一服していると、雨が上がりガスが消えた。
くっきりと山並みが見え始めた。
ま、そんなもんですナ。
林道をボトボト戻って川古温泉に戻ってからが第二章。
そう、ヒルでやんスよ。
結構足元見て、二匹ほど撃退したんでやんス。
自分的には完全勝利を確信してたんス。
ところが・・・。
着替え始めると、どこに隠れていたのか、出てく出てくる。
こりゃ、怪物だ。まさしく小さなエイリアン。
エタノ-ルの原液スプレ-で撃退し、当方の被害なし。
それでもって、確信しましたよ。
人類絶えても、ヒルは生き残るね。
結局、アメフラシの前線は予報より南下し、そのあと上越はおおむね、いい天気だったとサ。
東京はゲリラ豪雨で大変だったと聞いたのは、後のこと。
そのころ、猿ヶ京温泉でのんびり炭酸飲料をいただいておりヤした。
やっぱり、下山後のこれに限りやス。
あれ?漢気はどこいったの?
sak
金曜日は曇り一時雨の予報。
チョットお疲れ気味の木曜日。
明日は家でのんびりするかなぁと心は傾きかけた。
しかし、しかしだよ。
こんな山行前夜が多すぎやしないかい?
山の男として漢気がなさすぎやしないかい?
そうさ、雨がひどけりゃ、戻ればいい。
沢で濡れるのは、折込み済み。
山に入らなけりゃ、山ヤじゃねえだろ。(カッコイ-!!)
と、独り自分を鼓舞しつつ、向かったのは谷川の赤谷川。
・・・でもあんまり天気が悪い時には入らないほうがいいよ。(笑)
川古温泉から林道をボトボト歩く。
この辺りはヒルの生息域。恐れつつ足元を見ながら行くが、それほど気にはならなかった。
林道終点から山道に入る。わずか30分ほどだが、悪い。要注意。
入渓点は毛渡乗越への渡渉点。
さすがに上越の谷は大きい。上流には天から落ちるがごとき滝が散見できる。
しばらく行くとマワット下ノセン。
両岸切り立ち、水量豊富な瀞の奥に水を落とす。ラムネ色の流れが美しい。
右岸から巻く。困難ではないが、明瞭とは言い難い。
滝上からすぐにマワットノセン。
こちらは開けた釜に瀑布が落ちる。
ここも右岸を巻く。
ルンゼ状を少し上がると、右の草つきに踏み跡。
一段上がって、右にトラバ-ス。そして草を頼りに直上。下は切れ落ちているので少し緊張する。
もう少しルンゼを詰めて灌木帯に安定した巻道もあるらしい。
滝上で休憩していると、雨が落ちてきた。
しばらく様子を見る。
増水するほどでもないし、しばらく待てば上がるかもしれなかったが、今日はココまでとした。
本当は裏見の滝までは行きたかったが、こうなれば、マワットノセン上からの退避路をトレ-スしておこうと考えた。
たしかに踏み跡はあったが、時にかすかに、時にはっきりとと言ってみれば縦横無尽に走っているように感じた。
イメ-ジとしては高度を上げてトラバ-ス。時に岩場や悪い草つきに行き当たったら、薮をつないで徐々に高度を下げていく。
目印はエビス大黒沢とそのわずかに上流の赤い岩壁。
さて、雨降りの薮をこなし、入渓点でやれやれと一服していると、雨が上がりガスが消えた。
くっきりと山並みが見え始めた。
ま、そんなもんですナ。
林道をボトボト戻って川古温泉に戻ってからが第二章。
そう、ヒルでやんスよ。
結構足元見て、二匹ほど撃退したんでやんス。
自分的には完全勝利を確信してたんス。
ところが・・・。
着替え始めると、どこに隠れていたのか、出てく出てくる。
こりゃ、怪物だ。まさしく小さなエイリアン。
エタノ-ルの原液スプレ-で撃退し、当方の被害なし。
それでもって、確信しましたよ。
人類絶えても、ヒルは生き残るね。
結局、アメフラシの前線は予報より南下し、そのあと上越はおおむね、いい天気だったとサ。
東京はゲリラ豪雨で大変だったと聞いたのは、後のこと。
そのころ、猿ヶ京温泉でのんびり炭酸飲料をいただいておりヤした。
やっぱり、下山後のこれに限りやス。
あれ?漢気はどこいったの?
sak