先日、私は仕事で語学関係の講義に立ち会うことになりました。
私はまるっきり英語がダメなタイプです。
正直、外国人との会話はボディランゲージと基本は日本語ですから
英語ができる人は日本語を通す私を見て衝撃を受けるみたいですけど、私は特別にすごいことなんてしてません。
だって、出てくる言葉は日本語しかありませんし、あとはジェスチャーで説明して道を聞かれれば「ポリスステーション、オーケー?」くらいで問答無用で交番へ連れていくくらいです。
少しは日本語を覚えてこいよってのが私の考えですから。
別に各地の方言まで覚えろとは思ってないのですが、観光用の日本語ブックくらいは携帯して質問しろと。
たしかにこの日本語、外国人にとっては相当難しい語学のようです。
今回、お話できた語学の講師以外にも中国や韓国、タイの人とお話する機会があったので聞いてみたのですが、みんなが話すには「日本語は本当に難しい」のまず一言。
何が難しいのかを聞いてみると「漢字だけではなく平仮名やカタカナがある。そこに日本特有の英語やら外来語が混ざるし省略語が入るからますます難しくなる」とのお話。
ほほう。
たしかに中国なら漢字(簡体字や繁体字(こちらは台湾です))、韓国ならハングルだし、あと英語を使用するならアルファベットです。
日本の場合は少なくとも3種類の文字を使い分けてますから、普段は1種類で済んでる環境からすれば面倒だと思うのでしょう。
ちなみに英語がある意味で世界の公用語になったのはイギリスが覇権を握って強国となった18世紀後半から19世紀頃。
日本は外国語といえばヨーロッパではオランダ語、あとは中国語か朝鮮語です。
それが江戸時代までの常識。
もっといえば、ヨーロッパでの本当の意味での公用語はラテン語です。
これは古代ローマ帝国の影響ですが、実際にイタリア語やフランス語、スペイン、ポルトガルなどはラテン語が変化した(ある意味方言)のような形なので、中世ヨーロッパでは公用語はラテン語でした。
今でもバチカンではラテン語が日常会話ですし記録される言語はラテン文字です。
歴史的なお話は一応ここまでとして、その日、私はTOEICの講義を運営サイドとして聞いてました。
受講する方は皆学生さんなんですが、今の学生って私の現役の時よりも(学校のレベル自体が違うのですが)勉強ができる人が多いですね。
どちらかといえばテスト問題を解くのが得意って印象を受けました。
もちろん、地頭(じあたま)もいいとは思います。
私など、流れてくる単語すら理解できてないのに多少は間違っても修正しながら知識を駆使して回答する学生を見て、「すげぇ」の一言。
そんな授業を終えて、私はたまたま帰る方向が一緒ということで講師と一緒に帰ることになりました。
この講師、お話するとなかなか面白い方で私が何度も「そっちの電車には乗ってはいけませんよ、帰りが遅くなります」と説明しても「あー、そうなんですかー?」と天然ボケの答えをしてくるくらい。
結局、私の地元駅まで一緒に付き添い、ちゃんと降りるべき駅を伝えて別れたのですが、面白かったですよ。
会話も興味深々で聞いてきてくれますし、基本的にまじめな方で家庭も円満なんだなと。
でも、ちょっと世間ずれしてるとこもあって、だからこそ私にとっては突っ込み満載なわけですが。
まずお話したのが「近くに飲み屋ってありますかねー?」ってこと。
一応、紹介はしましたけどね。
そして、たまたま私が話した「焼き鳥屋」という単語に敏感に反応して、あとはずっと「焼き鳥屋」のお話。
いやいや、そんなに焼き鳥フリークではありませんから
相手の方もたぶん「なんか面白い奴だな」と思ってくれたみたいですが、私も「この人面白い」と思った会話でした。
講師っていっても色々なタイプがいますからね。
お子さんもかなり大きい主婦の方のようでしたので、ご家庭のお話もしましたが、どうやら私は主婦の方ともお話がしやすいようです。
新たな発見をした一日でした。
画像はとりあえず今年の有名な講師です。
実際にお話した講師とは違いますのであしからず。