きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

京都、奈良へ車で行ってみよう

2012-12-30 03:08:16 | 旅行記

今回は、30年来の友人との旅を書きます。

本当は旅行の写真はあるのですが、PCに取り込めないので似た画像を拾ってきましたのでご了承ください。

さて、今回の旅行の発端は旅行に行く大体一ヶ月前の居酒屋での話しからでした。

時は2006年の1月、場所は神奈川県相模原市南区相模大野。

お酒を呑みながら、どこか行こうかという話になりまして、じゃどこがいい?とのお話になったわけです。

私「いつ行くかによるけど、もし時期が近いなら温泉もいいな。箱根とか」

友人「来月ぐらいにやりたいけど、箱根じゃこっからロマンスカー乗って1時間程度で行けちゃうじゃん。どうせならもっと遠くにいこうよ」

私「それじゃ日光とか。でもこの時期じゃ雪で行けないか」

友人「うーん、修学旅行でなかなかじっくり廻れなかったところがいいな。奈良とか京都とか」

私「あー、それいいかも。中学の時に行ったけど時間がなくて自由に廻れなかったもんな。法隆寺とか京都ならもっとじっくり寺社を巡ってみたいし。」

友人「ならさ、車で行かないか?どうせ向こうに着いたら移動は車が無いと不便だし、自由に移動できるからいろいろと道中も面白いと思うんだが」

私「いいね。交通費も安くすむしね」

てな訳で、急遽車で奈良・京都をレンタカーの旅に出ることになった私と友人の二人。

出発日は一ヶ月後の2月にして、宿泊先の予約は友人が、レンタカーと地図、るるぶなどの観光案内は私が手配することにし、集合場所はレンタカーを借りる相模大野集合といたしました。

さすがにシーズンオフなのか、レンタカーもすんなりと借りることに成功し、着々と準備が進みます。

しかし、幾つになってもこういった遠足前のわくわく感ってのはあるものです。

ましてや、今回は車で奈良や京都に行こうっていうんですから、わくわくしないほうが無理です。

そして、この旅にはもう一つ、目的がありました。

奈良・京都には神社が多く存在します。初詣がてら「彼女ができますように」とたくさんの神社で神様にお願いすれば、多少はご利益があるだろう・・・という魂胆です

そして旅行の日を迎えました。

早朝、相模大野駅に集合した我々は、さっそくレンタカー屋にて車を借りて、いざ奈良へと向かいます。

とりあえず、神奈川県を出るまでは私が運転担当です。

ゆるゆると東名高速の秦野中井icまでは一般道で走り、途中渋沢近辺で道に迷いながらもなんとか東名高速にのって、たしか裾野PAまで私が運転し、裾野からは友人が運転いたしました。

Photo

車にはカーナビが搭載されていましたが、これが作動するまでに時間がかかり、ようやく作動したのは静岡を越えて愛知県に入るころのこと。

しかも誤算だったのは、私が持参してきた地図がかなり古く(1997年版)、地図上には記載のないルートが実際はいくつもあったことです。

こうなるとナビゲーターとしては、高速道路にある案内掲示板と地図とのにらめっことなります。

おまけにカーナビのデータまでが古いらしくて、画面上は海でも実際は橋ができていたりして、ほとんど看板頼りになってしまいました。

途中、道を間違えて名古屋市内に高速をおりた時などはかなり車内は混乱してました。

地図には載っていない伊勢湾を渡るベイブリッジのような大きな橋を渡る時は、見晴らしはいいのですがかなり怖くて、友人はよく運転できるものだと感心したくらいです。

どうにかこうにか愛知を過ぎ、我々は三重県の松坂市近くで名阪国道で奈良市内を目指すことにしました。

ここで驚いたのは、三重と奈良の県境はかなり高い山々が連なっていることと、山が深いことです。

またも道を間違えた我々は、山の中の川原に出てしまったりして、付近は人家もない状態。

これはかなり怖いものです。

ようやく名阪国道にたどりついたのですが、この国道はまるで高速道路のような道路で、しかも奈良に近づくにつれて雪が降ってくる事態になりました。

関西って関東よりも西で暖かいんじゃなかったっけ?

頭の中が「???」状態の我々を夕闇が襲ってきます。

なんとか早く奈良市内に到着しなくては。

ようやく、奈良県の天理市まで来て国道をおり、五条市から奈良市へと向かいます。

しかし街中を走っても真っ暗なんですね。

まだ19時ごろだったと記憶してますが、とにかく暗くなるのが早い。

さすがに山から街中に入ると雪もおさまりました。

大体、1時間程度走った頃、ようやく奈良市内へと到着いたしました。しかし、目指すホテルを探すのにまたも周囲をグルグル廻り、奈良市役所やら奈良県庁周辺を走った後でホテルを見つけてチェックインできました。

とりあえず、観光は翌日にして夕飯を食べて休息が必要です。

でも、ホテル周辺は既に暗いんですよね

我々は近くにあった洋食屋さんに入り、私はオムライスを食べて夕飯としました。友人が何を食べたのかは記憶にありませんが、たしか似たようなものだったと思います。

二人とも「まさか奈良まで来て洋食屋に入るとは・・・」となんとも言えない状態でした。

食後、まだ開いていた本屋で地図を購入いたしました。

これでこれからの旅は大丈夫です。

こうして第一日目は終わったのでした。

そして、二日目です。

この日は東大寺大仏殿と隣の春日大社に行こうということを朝食の時に打ち合わせ。

ちなみに朝食はホテル近くのガストだったと思います。

じつはホテルからはかなり近い場所に東大寺と春日大社がありましたので、身支度を整えた我々はさっそく東大寺に向かいました。

Photo_2

さすがに大きなお寺です。

Photo_3

大仏様もでかい。

たしか大仏殿の柱に人がくぐれる柱があったりして、なかなか面白い場所でもあります。

そして奈良公園といえば

Photo_4

そう、鹿です。

でも気をつけてくださいね、鹿のフンという地雷があちこちにありますので。

あと、こちらの鹿達は観光客慣れしてるといいますか、「しかせんべい」をくれるとわかってくるのか近づいて愛想をふりまいたりします。

この鹿と「しかせんべい」売りの人に挟まれると買って鹿に食べさせなくてはいけない状況に追い込まれますのでご注意ください(笑)

次に春日大社です。

Photo_5

春日大社はたしか藤原氏の氏神様です。

で、縁結びの神様もいると聞いた我々はさっそく恋愛成就のお願いを神様にしたのでした。

お参りを済ますと、次は京都に向けて移動です。

奈良から京都は地図から見ますと大体2時間程度の距離。

昨日に較べればずっと楽な距離ということもあり、あと市街地の運転ということで私が運転担当です。

ナビも二日目で絶好調になってます。

えっちらおっちらと京都へ向けて淀川沿いを進んでいくと、道は堤防の上を走る状態になりました。

両側はガードレールなしの堤防の上の道。しかも道幅は狭い。

たぶん、東京ではガードレールは絶対設置するだろうと思われる道なのですが、こちらは無い(現在はわかりませんが)というのはかなりのカルチャーショックでした。

同じ日本国内でもやっぱり違うんだなーと。

じつはこのカルチャーショックは京都市内に到着してからもありました。

交差点で信号待ちをしていたのですが、青になっても前の車が発進しません。おかしいと思ってると、どうやら前の車は駐車していたようなのです。

通常、駐停車する車両は白線をまたいで路肩に停車しますが、京都では白線をまたがずに交差点近くの路肩というよりも思いっきり車線に入ったままの路駐が当たり前のようでした。

これもかなりのカルチャーショックでしたが、これも車での移動でないと経験できない出来事です。

京都市内に到着した我々はまず金閣に向かいました。

Photo_6

やっぱり京都に来たらここは来なくてはいけませんよね。

時間を気にせずにのんびりと拝観した後、周囲の仁和寺や立命館大学(倉木舞が卒業)のそばを車で走ってホテルに入りました。

夕飯はせっかくだからと先斗町(ぼんとちょう)界隈の京都の小料理屋さんに行くことにいたしました。

その帰りに京都大学のそばを車で走る計画です。

京都といえば「おばんざい料理」です。

るるぶで探した場所近くに車を駐車して、京都の町家造りの小料理屋に入店いたしました。

若い感じのおかみさんと川崎に修行で来たことのある板さんのお店です。

我々が観光客とわかってか、カウンターを挟みながら会話をしてますと、京都のいろいろな情報が出てきます。

京都は水がおいしいので、湯豆腐やねぎ、また温泉はないがお風呂屋さんが多いこと。お水がおいしいということは日本酒がおいしいことを教えていただきました。

ここのお店で食べたおばんざい料理はおいしかったのですが、一人5000円くらいかかりました。

これはお酒は入れてません。車の運転もあり、今回はお酒は抜きです。

高いことは高いのですが、でも楽しい時間を過ごすことができました。帰りに京都大学のキャンパスそばを走り、コンビニでお金を補充してホテルにて休息です。

そして、いよいよ第三日目、最終日です。

この日は午後1時ごろには京都を出発しなくてはいけません。

さっそく、ホテルでのバイキング形式の朝食にて腹ごしらえをした我々は車に乗り込みまして世界遺産の「上賀茂神社」へ向かいました。

Photo_7

こちらを参拝して、またも「恋愛成就」のお願いを行い、次は同じく世界遺産の「下賀茂神社」へ。

京都という街は、北のほうがどちらかというと畑が多い街です。

あと、建物が低いせいか空が広く感じますね。

ただ、とてつもなく寒いのです。東京のように北風が強く吹いてはいませんが、盆地のせいか底冷えするのです。

これは関東育ちの我々にはかなり堪えました。

さて、下賀茂神社です。

Photo_8

ここも縁結びの神社のようで、当日は結婚式が行われておりました。

いやー、めでたいことです。

駆け足で世界遺産を巡った我々、昼食は前日の小料理屋で教わった「天下一品」の本店でラーメンを食べるという目的がありました。

さっそく教わった場所へ向かい、入店いたします。

Photo_9

実際、かなりの濃厚スープのラーメンでした。

途中喉が渇いて仕方ない。

あとは帰るだけなのですが、せっかくなので清水寺に寄って清水の舞台などを鑑賞して帰宅の途につきました。

さっそく名神高速道路で琵琶湖そばを通り、関が原を越えるくらいで途中で購入したおまんじゅうを食べて栄養補給を行い、浜名湖まで戻ってきました。

京都南icから浜名湖までは友人の運転で浜名湖から相模大野までは私が運転担当となります。

Photo_10

帰りは行きと違って早く感じましたね。さすがに山道等を走らなかったのが時間短縮の原因なんだと思います。

しかし、浜名湖到着の段階ですでに夕暮れ。

これからは暗い東名高速をひたすら相模大野に向かって走ることになります。しかも、周囲を走る車両はトラックやトレーラーが圧倒的に多い。

でも、これも伊勢原や厚木に入るまでとなりました。さすがにここまで来ると東名高速の照明は全開で、私も神奈川に戻ってきたという安心感で心にゆとりも生まれ、無事に相模大野に到着することができました。

車をレンタカー屋に返却して、相模大野駅ビルにある韓国料理店で夕飯を摂った我々でしたが、さすがに疲労困憊の状態でした。

でも、この旅は車で行ったからこそわかるカルチャーショックなどが経験できた非常に充実した旅となったのでした。

さすがにその後はこの企画は出てきておりません。

あれから6年。

そろそろ新たな旅を企画する時かもしれませんね。

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ハグ(抱っこ)の効用

2012-12-29 12:35:14 | ブログ

Photo_7

はい、この行為を何といいますか?

そう、ハグです。

まぁ、抱っこでもいいと思いますが、この抱っこってなぜか安心しませんか?

子供の頃、よく抱っこされた経験があると思います。夜鳴きすると抱っこしてあやすと泣き止むとか、大人になっても抱っこやハグをすることにより安心することってありますよね。

これは哺乳類の本能的に安心できる体勢のようです。

私も最初は半信半疑だったのですが、たしかにホッとします。

ヨーロッパ人(イタリア人とかすごいですよね)はこのハグをよく行います。

私は以前に結婚式の2次会だったか、酔っ払って男女かまわずにハグしまくった経験があります(その前の学生時代は普通に女性の先輩に膝枕してもらったりしてました)が、ハグした後の人たちってなんだか親しみを感じるらしく、話しかけがより多くなります。

残念ながら私は酔っていたのでよく覚えておりませんでしたが

ハグするということは、腹を割った相手同士って感じがあるのかもしれませんね。

Photo_8

タイタニックのこれもハグなんでしょうね。

この作品はビデオで見て泣きました(これが作品で泣いた初めての作品です)。

Photo_9

ハグ(抱っこ)って、かなり奥深い行為だと私は思います。

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ぼくらの旅~富士演習場周辺~

2012-12-29 11:59:16 | ブログ

前回のメンバーで次に行った旅を書きます。

前回のメンバーでまたまた旅に出ようということになりました。

旅といっても、またもレンタカーを借りて手荷物なし(地図のみ持参)の旅です。

今回の出発地点は私が住む相模原市(相模大野)です。

ちょうど季節は夏

相模大野から近い高速といえば東名高速道路です。

しかし、我々はこの東名高速道路を使うことはしません。なぜなら、調子にのってしまうととんでもなく遠い場所まで連れていかれそうだから。

まったくもってアホな理由でしたが、今回は近場で楽しもうということになりました。

さっそく友人の一人が提案します。

「神奈川にいるんだから、横浜とかいいじゃない?」

これにもう一人の友人

「横浜は混むし、夜中の横浜ってなんか怖いよな」

で、私

「じゃ、相模大野から南下して江ノ島とかの湘南に行く?」

全員

「おー、それいいじゃん

てな具合で決まった今回の目的地です。

しかし、目的地なんてあってないような旅が我々の旅です。今回もそれを発揮いたしました。

さて、相模大野から南下すると藤沢か平塚の海岸に出ます。そこから東に向かうと鎌倉、西に向かうと大磯や小田原になります。

鎌倉も捨てがたいのですが、今回は西へ向かうことにしました。

例によって深夜の出発です。

車内はtubeやサザンの曲で陽気です。

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YouTube: 夏を抱きしめて‐TUBE

</object>
YouTube: 真夏の果実/サザンオールスターズ.collabo with makigon

さてさて、順調に湘南の海に到着した我々は浜辺で車を停めたりして海を楽しんだ後にまた西へ向かうことにいたしました。

Photo_4

夏に湘南の海岸を夜に車でドライブする。

こんなフレーズだけでなぜかかっこいいと思えてしまうのですから、夏と海と湘南って不思議な魅力の言葉です。

西湘バイパスを超えて小田原市内に入り、我々は軽く富士山でも見てみたいと富士山へ一路向かうことにいたしました。

もちろん、富士山を見ることが目的なので静岡県までは行かずに神奈川県に引き返そうと考えておりました。

富士山に向かう途中は必ず峠があります。

そして峠道にはいわゆる「走り屋」がいるんですね。

あのヘアピンカーブで「コーナーを攻める」なんてやってる方々がいらっしゃるわけです。

我々は途中のドライブインでなんとなくその気配は感じてましたが、まさか自分たちがその車に後ろからあおられるとは思ってませんでした。

我々はすぐに登坂斜線へと避けます。

運転してる友人は怖いからか「お前ら少しは盛り上げろよ!!」と闇雲に叫びますので、我々は「よっ!!この峠の達人(?)」なんてわけのわからないことを言って盛り上げたのでした

そうしてようやく富士山のふもとまでやってきたのですが、どこまでがふもとかわからず前進しますと、あっという間に静岡県に入ってしまいました。

Photo_5

これはいけないと引き返し、近くのセブンイレブンにて駐車休憩をとることにいたしました。

狭い(1300ccクラス)のセダンタイプの車なので、窓全開でドアも多少開いて寝ていますと、なにやら大きな音がいたします。

なんだ?と全員が起きますと、車の両脇に戦車が停まってました。

Photo_6

これは本当にびっくりでした。

隣に非日常的な車両が停車しているんですから。

しかもコンビニの駐車場に。

よくよく考えてみれば、自衛隊の富士演習場近くにどうやら居たようなのですね。でも夜だし地図も役に立たない。カーナビなどレンタカーに標準装備される前の時代ですから。

これに目を覚まさせられた我々は相模原へ一目散に帰ったのでした。

国道246号を走って、「相模原」の看板を見つけた時の安堵感といったらありませんね。

でも、いい経験をした旅でした。

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ぼくらの旅~長野には夢がある編~

2012-12-29 11:05:11 | ブログ

今回は、私の旅のお話を書こうと思います。

以前、ブログでも紹介いたしましたが、私は社会人になってからも20代は定期的に学生時代の友人とよく遊びまわることがありました。

その中の一つのエピソードです。

ちょうど、1998年の5月だか6月の頃だったと思います。

一人の友人から連絡が入りまして、「一泊二日でレンタカー借りてどっか行こうぜ」との提案がありました。

こういった場合、レンタカーの手配等は私の仕事となりますので、さっそく地元のレンタカー業者へ連絡して、車を運転して友人宅に向かいました。

レンタカーを借りたことがある方はご存知だと思いますが、使用用途と行き先を記入する欄があります。

用途はレジャー、行き先はなんとなく「長野」にしました。

これがこれから始まるノープランの旅シリーズの始まりになるとはまったく想像できませんでした

友人宅に到着した我々は、持参してきた地図でどこに行くのかを検討いたしました。

場所は調布の友人宅。

ここを起点に東西南北の方角からまず決めることにしたのです。

方角から決めるってのも、なんだか大航海時代の船乗りみたいな決め方ですよね(笑)

さきほど、レンタカー屋に行き先を書いたじゃないかと思われる方が多いと思いますが、あれはなんとなくだったんですよ。だって、とくに決めてないんですから。だから記入は適当。

とりあえず、もう一人のクルーを引き入れようということになりました。

しかし、既に22時近くになっている状況で「いいよ」と二つ返事で応諾してくれるタイプってのもいるのでしょうか?

我々はとりあえずそれに見合った友人宅へ向かいました。

事前に連絡はしません。事前に連絡すれば断られることは明白ですから(笑)

ようやく友人宅の家の前(マンション)に到着して、そこで電話です。

これって、実際にやられると断りづらいもんですが、押しかけられた友人は渋々オートロックを解除して部屋に入れてくれました。

まずは第一段階は成功です。

しかし、ここで本題にはすぐに入りません。とりあえず持参した地図を眺めながら雑談を行います。

この段階では、押しかけられた友人はまさか自分が一緒に行くとは思ってません。

ですので、じつに適当に話を受け流していきます。

ある程度「うんうん」「いいね~」という言葉を引き出してから本題に入ります。

本題に入ったのは私にレンタカーの旅を提案した友人。

「これから長野に行く、全員でだ」と。

これには私も驚きました。だって行き先が「長野」となっていたから。

「なぜ長野?」

長野には夢がある」とはっきりと断言した友人。

しかし、人間の心理って不思議なもので、この言葉に妙な説得力を受けた我々は提案を受け入れて深夜に長野まで向かうことにいたしました。

深夜の中央高速を一路長野に向かいます。

Photo

深夜の中央高速をひたすら長野方面へ向かう我々。

せっかくなのでユーミンの「中央フリーウェイ」をなぜかみんなで熱唱いたします。

</object>
YouTube: 荒井由実 -中央フリーウェイ(from「日本の恋と、ユーミンと。」)

</object>
YouTube: 中央フリーウェイ 松任谷由実

車内はなんともにぎやかとなります

でも、これが中央高速をおりるまで続きましたので、さすがに飽きました。しかし、帰りの中央高速でも大熱唱するんですから学習しない連中です

長野には向かいましたが、ここでいう長野とは長野市ではございません。

そう、長野県を意味します。

とりあえず、長野県に入ればなんかあるだろうっていうじつに適当な考えで走ってますので、明確な目的があるわけではありません。

やっとこさ、山梨県を通過し、諏訪湖近くまで来て高速をおりると、さすがに周囲も朝焼けで明るくなってきました。

太陽が昇ってくるのと反比例に、我々はどこかで車を停めて休息をとることにいたしました。

さすがに若いとはいえ夜通し車を運転したのですから無理はありません。

見つけたコンビニの駐車場でしばし休息をとる我々でしたが、照りつけ始める太陽に休息もろくにとれません。

なんとか仮眠をして、空腹で起き始めたのが午前8時。

ATMで現金をおろそうとしたのですが、コンビ二では取り扱いを行っておりませんので(当時は都市銀行合併前)、近くに銀行があるかを地元の人に伺いました。

「あのぅ、この近くに第一勧銀(現みずほ銀行)か東京三菱(現三菱東京UFJ銀行)はありますか?」

「このあたりは地銀だけだ」

うーん、これは困った。

なにしろ夜中突然出てきたので手持ちの現金がほとんどありません。食事もガソリン代も出せなくては帰るのも支障が出ます。

なんとか付近を探して、見つけたのがこちらの銀行。

Photo_2

「八十二銀行」はちじゅうにぎんこうと読みます。

この銀行は以前に新宿で見かけたことのある銀行なので、ここなら大丈夫だろうとさっそくATMで手続きを行うと無事にお金をおろすことに成功いたしました。

いやー、本当にこの時は助かったと思いましたね。

で、この八十二銀行の読み方なのですが、最初に見つけた時に読み方がわかりませんでした。

数字読みするっていう単純な読み方はしないだろうと考えた今回の旅の提案者はこう自信満々に言いました。

やそに銀行」と。

八をや十をそ二はにと読んだのです。

この画期的な呼び方になぜか我々も賛同。

そうか、やそにか。なんかすごい謂れがありそうだな・・・と妙に納得したのでしたが、あとで正式な呼び方を知って愕然

なんだよ、すごい謂れって・・・

お金も手にできたので、ガソリンを入れて信州そばを食べ、帰りに諏訪湖を眺めて帰ったのでした。

Photo_3

長野県にはたしかに夢があります。

そして発見がありました。

八十二銀行は「はちじゅうに」であって「やそに」ではないという発見を。

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私の地元の鉄道です

2012-12-26 18:02:13 | ブログ


何度かこのブログでも紹介してますが、今回も改めてご紹介いたします。

私は現在は神奈川県相模原市に住んでますが、元々の出身は千葉県大多喜町です。

高校まではそこに住んでますので、高校までのエピソードは千葉県。それ以降は東京及び神奈川がメインとなります。

これまで、東京や神奈川でのアホなエピソード等を書いてきましたが、たまには出身のことも書きますね。

といっても、出身地でもしょうもないエピソードはありますが、今回は地元で頑張ってる鉄道のお話です。

うちの地元は2路線の鉄道があります。

それは「いすみ鉄道」と「小湊鉄道」です。

どっちもローカル線なんですが、その出自が違います。

「いすみ鉄道」は元々国鉄木原線でして、昭和63年(昭和も末期です)にJRから第3セクターに転換して出発した鉄道です。

「小湊鉄道」は純粋な私鉄です。私が子供の頃は日本一高い運賃で地元では有名でした。

私は保育園から高校までいすみ鉄道を利用、小湊鉄道は高校が小湊鉄道沿線なので小湊&いすみを利用してました。

とにかく両線とも沿線は田舎です。

これは今だから言えますけど、本当に味わい深い田舎なんですよ。

まぁ、相模原市だってそんなに都会ではありませんが

こちらをご覧くださいね。

Photo_3

Photo_4

この上の画像はいすみ鉄道です。

どうです?この菜の花畑を走る鉄道、これって合成ではありませんよ。

Photo_5

Photo_6

こちらが小湊鉄道です。

どちらかといえば小湊鉄道側の菜の花のほうがやや大人しい感じですね。

これがちょうど3月終盤から4月初めに桜との競演で演出されます。

</object>
YouTube: 菜の花と桜と「いすみ鉄道」 Isumi Railway ( Shot on RED EPIC )

</object>
YouTube: 春のいすみ鉄道 Isumi railway in spring season (HD)

</object>
YouTube: 春の小湊鉄道②(2012/4/12)

</object>
YouTube: 【春の小湊鉄道線】里見駅付近の桜と菜の花とキハ200【April 10, 2012】

こんな感じの田舎です。

来年の春にもし、時間がありましたらぜひ千葉の田舎を楽しんでみてください。

一応、温泉も旅館もありますので。

なんだか今回は千葉中房総のCMになってしまいました

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