以前にも紹介しましたが、「神様のパズル」。
ちょうど2年くらい前の今頃の時期ですかね、図書館で借りて読みました。
その頃は私、浪人(失業中)してましたので、時間は有り余ってましたから、近くのハローワークに行って、その帰りに図書館に寄って読んだら面白くて借りたのでした。
浪人って聞くと、あんまりいい意味合いでは聞こえませんよね。
でも、ある程度お金が定期的に入れば、そんなに悪い時期ではありません。それに仕事している時には気づけなかったことを気づかせてくれる期間でもあります。
私の場合は地元の人たちでしたね。あとは地元のお店や公園とか。
考えてみれば、朝から晩までずっと東京の仕事場でしたから、気づけないのも仕方ありません。
そんな中で見つけた本です。
私は物理とかはとくに勉強したことがありません。恥ずかしいお話ですが、高校では確立統計を選択して物理は選択しませんでした。
でも、嫌いではないんだと思います。
数学とかって公式を覚えなければいけないって思うかもしれませんが、本当はそれ以上に楽しい世界があるのです。
公式はその案内役に過ぎないのです。
これは古文や現代文、歴史や地理にも当てはまりますが、例えば年号やら地図記号やらってこれも単なる案内役に過ぎないのです。
ほんのちょっと恐れずに案内役の後ろを覗けば、楽しい世界が広がっています。
「神様のパズル」はそう思わせてくれる作品の一つです。
物理の理論上のお話から宇宙を作れるかって話が広がり、本当にそれを実現しようとするお話。
これが天才っていわれる人がやろうとするんですから。
ちなみにこの作品、映画化もされています。
市原隼人、カッコいいですねー。あと谷村美月が超かわいい。
内容は若干原作とは異なりますが、この映画もなかなか面白かったですよ。
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YouTube: God's Puzzle / Kamisama no pazuru
映画も良かったのですが、原作本はそれ以上に面白かったです。
この秋の夜長にちょうどいいボリュームの小説だと思います。