きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

ブラック企業の見つけ方・・あれ?日本語話してるのに言葉が通じてないと思ったら・・・

2018-10-06 00:01:20 | 組織


とある某教育関連業界でのお話です。

それ以前に働いてた不動産会社とは畑違い(業種が異なる)なので、専門用語などで慣れるまでは戸惑いなどあるだろうとは覚悟しておりました。

何しろ、「ガイダンス」って言葉は知ってても意味を詳しく知らない状態でしたから(笑)

でも、意外に現場で働いてる人に言葉の意味を聞いても誰も答えられないんですよ。ただただ、ガイダンス現場を見せるだけ。

ガイダンスとは日本語で説明会という解釈(あくまでも私個人の解釈なんですが)。

教育業界なら説明することが得意なはず・・・とイメージされると思いますが、実際はそんなことありません。電話での問い合わせでガイダンスの意味を聞いているのに、日程や内容を説明するスタッフすら存在し、パンフレットにすらただガイダンスとあるのみですから。

そう、意外にもみんな「知ってるつもり」で話してるんですよ。

でも、こんなことはよくあるお話です。本題はこれから。

専門用語でもなんでもない通常の日常会話をしているだけなのに、まるっきり言葉の意味が異なるパターンがこの会社には存在してました。



例えば「カウンター前に案内板を設置してください」と言われますよね。

当然、言われれば言われた通りに設置します。

ここで「案内板にはどのような内容を記載しましょうか?」と聞くと

「フィーリングで」と真顔で返されるのです(笑)

いやいやフィーリングって、わからんから聞いてるんでしょうが!!

そうすると「わかりますよね?これまでの会話で」と返答があり

「すみません、それでも不明なので伺ってるのですけど」

「こんなこともわからないの?」

「では、○○の内容でいいですか?」

「いいですよ」

で、設置します。そうすると別の人から

「あれじゃわかりづらいから○○したら」と言われ

指示した人に相談すると

「変更しなくともいいんじゃない」と言われます。

それなら変更しないでおくとまたまた別の人からも「わかりづらい」との声があがり、声をあげた人と指示した人と話を聞くと、指示した人からは

「こういう意味で言ったわけではないんだよ、もう少し理解してくれないとさぁ」

いやいや、具体的な内容なんて指示してねーだろと。あえて言えば「フィーリング」ってだけ(笑)

まるっきり不毛な議論の「賢人の知恵」状態です。

【6月21日配信】新番組!お役所仕事の大東亜戦争 第1回 「賢人の知恵」で語る大東亜戦争 倉山満 上念司【チャンネルくらら】


指示を出した人はろくに具体的なことを考えもせずにただ言っただけ。

でもこれがマネジメントする側の普段の行動でした。

このような状態では、現場にいるスタッフは何を信じて動けばいいのか、一々考えながら行動するようになります。

私が現場で感じた違和感がまさに「日本語は話しているけれど意味が通じ合ってない」状態だったのです。

現場のスタッフに聞いても、各個人で同じ業務なのに説明がバラバラ。本社側もまたバラバラ・・・。

しかも本社側には情報をねつ造する妄想癖のある人が多いせいか、珍妙な日本語の拡大解釈が繰り広げられます。



こんな状態で外部で取引しますよね?

すると当たり前なんですけども「言葉の解釈」でトラブルになるのです。

当時、取引先に行くと必ず言われたのが「おたくの上は何を考えてるんだ、毎回来るだびに言ってることが違う」とクレームをもらうわけです。

取引先からのクレームなので、担当している課長等へ報告するのですが、まるっきり改善しない。

しばらくすると本社内で聞こえてくるのは取引先のネガティブキャンペーンです。

「あの会社は色々と面倒なことばかり言ってくる」「担当者を外してもらおう」等々・・・。

おいおい、ろくに調べもしないでねつ造って、どっかの国のマ〇〇ミか特定野党と変わらないじゃないか。

すごいなぁと思えるのは、取引先を自ら排除して平気な考え方です。

よほど自分達の会社のブランドに自信があるのでしょう(私はとてもそんな自信なんて持てませんでしたけど)。

このネガティブキャンペーンが社内の従業員にも向けられるわけですから、やたらと労働事案で訴訟を起こされるのも当然です。

ただ、一見はごくごく優良企業に見えてしまうのがこの会社のあえて言うならすごいところです。

言葉遣いだけならやたらと丁寧ですしね、パワハラなど無縁に感じてしまうのです。

なかなか入ってみないとわからないことですが、就職面接や電話対応などでも気づけることがあると思いますので、これからこの業界を目指してる人は気を付けてくださいね。







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意味の無い会議と時間の浪費、時間は無限ではない、有限なのです。そして時間は自ら作り出せるものです

2018-10-05 21:47:24 | ブログ
今回も某教育関連業界での経験談を書きます。

いくつかの会社に勤めた経験から、ダメだなと思えるポイントがいくつかあります。

今回はその中の一つ。

それは「時間を守れない」ということ。

毎回、定例に行われる会議がありますが、その会議の開催時間になっても会議が行われないことがしばしばありました。



一応、忙しくて時間が取れない・・・という理由があるのですが、でも定例になってる会議の日程。もし、どうしても開催できない理由が発生したのならば事前に連絡を行い、延期なり中止なりを行えばよいのにも関わらず、それすら行いません。

ようやく開始される会議でも、議題があってもフリーディスカッションと称して自由奔放に、かつ時間すら気にせずに会議が続くという体たらくぶり。

あれ?時間がなかったのではないのか??

そう、本当は時間が無いのではありません、無いのはやる気なのです(笑)

笑い話だと思われるかもしれませんが、これ実話なんですよ(笑)

ちなみに別の会議でも、毎回同じことを議論しているはずなのに、確認事項も毎回ほぼ同じなのにも関わらず、会議時間が延長して会議で時間外手当を請求するなんてアホなことが現実にありました。

時間外手当を支給する理由が「会議が長引いたから」です。

恐ろしくコストのかかる会議です(笑)

しかもこれらの会議には議事録もなければ結果に対する報告もありません。ただ発言するだけのパターンが多いのです。

そして一番の問題は時間を決めないことです。

例えば、次の予定があるから30分で会議を終えるとか終了時間も設定せずにただただ時間を浪費するのみ。

これではただの「お仕事ごっこ」と云わざるを得ません。

実際、私が会議の進行を行った際は半日かかった会議も1時間半で終了しましたし、それに事前に資料を作成し回覧などして質問事項などを詰めてしまえば早く話が済みます。

あとは会議でなくともメールや文書でやりとりすればいいだけです。

本当に時間の使い方を知らない、そして生み出すことすら放棄して過ごしていると感じざるを得ない状況の環境でした。

ちょっとした意識の持ち方で、会議などもずっと有意義なものになりますし、時間の使い方も上手になる・・・と反面教師で改めて実感した会社でした。





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交代要員の無い組織は組織と呼べるのか?

2018-10-03 10:02:55 | 組織
今回はちょっと旅のお話を小休止いたしまして、私が過去に経験したとある企業でのお話を書きたいと思います。

某教育関連企業でのお話ですが、そこの企業で私が最初に求められたのは『組織力』を形成してくださいとのことでした。

組織、難しいことは考えたくない私は単純に考えました。

要は仕事や作業を整理して、新人でもすぐに対応できるように環境作りをすること。

もっと簡単に言えば「誰がやってもできるようにする」こと。

これなら至極簡単です。

この方針を会社に伝え、了承を得ました。

えー、得ましたが・・・。

そう物事ってのは簡単ではありませんでした。

それはなぜかといえば、私に求めたことを求めた側の人々がまるっきりできていない、もしくは理解できていなかったからです。

業務を整理して誰でもできるようにするということは、業務の効率化、合理化につながりますし、浪費される労働力や時間外賃金などのコストを圧縮することにもつながります。

そのためのマニュアル作成、実践、徹底化を進めていると、不思議なことに現場からの反発というよりもマネジメント側、私に求めてきた側からのなぜか反発が出てきたのです。

私は現場からの反発は覚悟しておりました。おそらくベテランからの反発が出てくるだろうことはそれまでの経験から味わってきたことですし。

それがまさかの依頼してきた側からの反発とはね。

なぜ反発してきたのか?

理由を問い詰めると「現場の声だ」の一点張り。現場で耳を澄まし情報収集しても声などあがっておりません。

そうこうするうちに私は違う現場を兼任するように命令がくだりました。

これが一人勤務だったのです。ここでも「マネジメントせよ」との命令です。

業務自体はこれまでの焼き増しで済みますから大したことはありません。

問題はこの「一人勤務」。交代要員がまったくいないのです。

当時からこの問題を指摘していましたが、その都度「検討する」あげくは「そこもマネジメントするように」との回答。

実際、発熱して38.5度を超える状態でも勤務して耐えてましたが、週6日(私のみ)勤務になってからは耐えられません。

散々、交代要員を準備するように要請したところ、なんと配置転換。

配置転換した先も実質一人勤務状態でした。

この勤務で国機関の要請で休暇を取得しなくてはならなかったこともあったのですが、その要請さえ「勤務に支障がある」という理由で断るように支持があったくらいです。

国機関担当者も「個人商店等ならまだしも会社組織に属しながらそのような理由で断るのは・・・」と、まったく当たり前の答えでした。

そりゃそうですよね、組織なんだから交代要員は準備しているのは当然ですし、従業員が有給休暇を取得する場合も想定しての定員配置のはずです。

しかもこの会社は総勢400名(パート含む)を超える規模、普通に考えて交代要員がいないとは考えられません。

結局、退職後に情報収集してみると、元々の収益に見合ってない契約や現場を無視するマネジメントが横行している企業だったことが判明したのでした。

いわゆるブラック企業なんですが、口癖が「仕方ない」でした。

いやいや、仕方ないってそれは現場にも出ないで毎月決まった給与を得る連中はいいでしょうが、劣悪な環境のまま現場で従事しているスタッフはたまったもんではありません。

知らない、わからないのは百歩譲っても、何もしないってのは怠慢であり害悪でしかありません。

先日、ある本の中で補給と兵站がしっかり整備されていない戦いは負ける確率が高くなるという一文を読んで、ふと勤務したことのある某教育関連企業を思い出したのでした。

仮にも「マネジメント」なんて単語を言うなら、しっかりと余裕のある組織運営しないと、その組織は組織でなく個人商店の集まり、つまり烏合の衆に過ぎないということです。

結局、個人の奮闘にしか解決方法がありませんから。

組織を運営する側になったならば、余裕のある運営を常に心がけたいものです。





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