法の支配。民主主義の原理の一つだと思われますが、ここで言う「法」とは、基本法、日本では憲法がこれにあたるそうですね。
ですから、憲法が、日本の政財官だけではなくて、日本人ひとりびとりの日々の生活に浸透していることが必要ですね。でも、この法学専門でもない私が、その全体像をお話するだけの知識も経験もありません。残念でした。
法の支配は、専制君主だけじゃぁなくて、誰かさんが恣意的な支配をすることを防ぐことがポイントでしょう。その一つがコンプライアンス。基本法以外の法も守りましょう、というもの。
私の関わる職場でもコンプライアンスは大事ですね。教育の場ですから、当然でしょ。でもね、一番耳にするのは、児童憲章や子どもの人権の話じゃぁない。そうじゃぁなくて、交通ルールを守りましょう、特に飲酒運転は禁物、というもの。何故なんでしょうね? これは、コンプライアンスの話じゃないんですね。マスコミ対策なんですね。打たれたくない…。
私がかねてからおかしいと思っているのは、法定労働時間。コンプライアンスを真面目にやろうとすれば、当然、8時間労働、という労働基準法の条文も、守ることが大事。でも、学校では、8時間労働が終わった後でも、延々学校に残っている。今や役場も同じですね。昔は、市役所と言えば、定時退庁が当たり前。でも今は昔。市役所でも、20時くらいまで残っている人がざらにいますよね。
労働基準法という法律が守られていないんですね。そうすると、恣意的支配の始まり始まり。「長時間労働≒組織への忠誠」みたいになる。ヨーロッパのように「超過勤務≒仲間への裏切り」と考える、本当のワーク・シェアリングとは真逆です。
「長時間労働≒組織への忠誠」と考える組織では、その幹部の眼が気になり出します。そうなると、「上」にはおべんちゃら、「下」には嘲り までが、始まり始まり。そうした組織は遠からず末路が決まってるのにね。
ルール・オブ・ロー法の支配→法治主義は、今のあなたが所属する組織の民主化のためにも、きっと役立ちますぞよ。