エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

イキイキしたイメージ 生きておられる神

2016-07-28 01:15:28 | 聖書の言葉から

 

 

 


歴史の教訓の一例として 山崎豊子さんから

2015-07-28 01:54:14 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
なんで、今の日本には、こんなにウソとゴマカシが溢れているのか?
  儀式化 ≠ 神経症(不安障害)!?2013-07-27 01:37:10 |&n...
 

 シャオリーベングイズ。こう言われても、何のことかしら? と思う人が大半でしょう。これは「小日本鬼子」の中国語の音写です。かくいう私も、山崎豊子さんのことを、亡くなってから「クローズアップ現代」(2013,11,19)が取り上げる番組を見るまで、このシャオリーベングイズの存在も、その意味も知りませんでした。


  今宵も、Childhood and Society 『子どもの頃と社会』の至言は、もう一回お休みして、リチャード・コート著 木鎌安雄訳の『笑いの神学』(聖母文庫)、Cote, Richard G. Holy Mirth: A Theoty of Laughter, The Alpine Press, 1986から。P.41の至言から。神学には不慣れな方にも、笑いの話であれば、読みやすいところではないですか?

 

 

 

 

 

 ヘブライの思想では、人が作ったイメージ(絵に描いた餅)と言葉のイメージの間には無限の差があります。人が作ったイメージ(絵に描いた餅)が禁じられているのは、絵に描いたイメージ(絵に描いた餅)は命がないイメージだからです。言葉のイメージが価値があるのは、言葉のイメージがイキイキしたイメージだからです。…イスラエルの生きておられる神には、手もあり、口も、眼も耳もあり、それは人の手で作ったイメージと同様ですけれども、イスラエルの生きておられる神は、人が手で作ったイメージとは異なり、御手をもって働き、その口でお話になり、その眼でご覧になり、その耳を傾けてくださいます

 

 

 

 

 

 神は五感を働かせておられることが分かりますでしょ。ですから、私どもも、五感を鋭く働かせることが大事になるのですね。五感を鋭く働かせて得たものこそが、神の叡智に繋がる、真の叡智になる、からです。

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子どもに必要な自信と、陽気で楽しい時間

2016-07-27 08:21:58 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 


悪い良心があると、毎日憂鬱、毎日委縮

2015-07-27 08:22:51 | エリクソンの発達臨床心理

 

 悪い良心は、偶像崇拝と結びつく時、この世の中で、最も恐ろしいものです。人間の世界を、悪い良心はいつでも、ケダモノの世界にしてしまいますからね。

 Young Man Luther 『青年ルター』p214の、下から6行目途中から。


 発達トラウマ障害(DTD)の子ども公衆衛生上でも、社会福祉の上でも、学校教育の上でも、最大の問題だ、と考えますが、ニッポンでは、まだ、発達トラウマ障害(DTD)の存在すら認識されていないのが、悲しき現状です。残念です。発達トラウマ障害(DTD)の子どもの存在に気付いて、そのニーズに応えるような社会にして行かなくては、日本は立ち行きません。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.352の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 私は自分が5歳の時の家族の写真を持っています。その写真の私は、年上の(明らかに私よりも賢そうな)兄弟と、年下の(明らかに、私より甘えん坊の)兄弟の間に座っていました。この写真の中の私は、自慢げに木のおもちゃの船を手にして、ニッコリ。「見て見て、僕って素敵でしょ。見て見て、素敵なおもちゃでしょ。一緒に遊びたくなったでしょ」。私どもはみんな、特に子ども達は、こんな自信が必要です。それは、誰かが、僕のことをちゃんと知っていてくれるし、僕のことを大事に思ってくれてるし、僕のことが大好きでいてくれる、という自信です。

 

 

 

 

 

 自信とは、誰かが、僕のことをちゃんと知っていてくれるし、僕のことを大事に思ってくれてるし、僕のことが大好きでいてくれる、という自信ということです。この自信は、どなたかが、陽気で楽しい時間を、繰り返しプレゼントすることで、どの子どもも必ず手に入れることができます

 

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マッサージ・セラピーの効き目

2016-07-27 07:33:44 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 


「つぎつぎになりゆくいきほひ」と 私どもの無責任

2015-07-27 02:53:42 | エリクソンの発達臨床心理

 都知事の舛添要一さんが、7月23日(金)のTwitterで

「新国立競技場:政府は、至急、今回の大失策に至る経過を検証し、責任者の処分をすべきである。最大責任者は文科省であり、担当役人の処分は免れない。組織の長にその処分ができないのなら、自らが辞任するしかない。それが大人の世界の常識であり、役人一人の更迭もないのなら、国民は許さない。」

とつぶやいています。


 7月22日(木)「報道ステーション」に舛添さんが出演したときも、文科省のお役人の無能ぶり、無責任ぶりを指摘していました。その席で、北大の中島岳志さんが、丸山眞男教授の名を挙げながら、戦争遂行した、政治家・軍人・官僚の無責任が、いまの時代にも治らない、と指摘していましたね。

 フクシマ原発事故が今も計り知れない放射能汚染をもたらしているのに、東電から1人の逮捕者もなく、責任者の処分さえないばかりか、勝俣恒久元会長はじめ、当時の責任者たちはおしなべて、ドバイの高級マンションで、高額な報奨金を貰って暮らしている…。

 そこで「歴史意識の『古層』」です(『丸山眞男集』第十巻,p.3-66)。ここで、丸山眞男教授は、記紀神話の始めの記述から抽出した発想様式が、歴史の中で繰り返し執拗に持続する低音(執拗低音、basso ostinato パッソ・オスティナート)として 歴史の主旋律にならないけれども、副旋律として常に繰り返されてきたことを指摘しています。それは、歴史を記述する言葉にその特色を表わす、と丸山眞男教授は言います。


   発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。甘えが全く足りません。マッサージという簡単な方法が、その甘えを提供するうってつけの方法ですから、マッサージ・セラピーを母親にやってもらえば、母子関係の改善に繋がります。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.141の下から4行目途中から。

 

 

 

 

 

マッサージ・セラピーの効果は、極めて緩慢で、緩やかなものでした。狙いは、コナーに体に触れられることになれてもらうことでしたし、できたら、触れられることを悦んでもらうことでした。ジェーン・ママは、息子のコナーの首や肩にするマッサージを習った後で、自宅でもこのマッサージ・セラピーを続けました。特に、コナーかご機嫌斜めだったり、マッサージをせがんだりした場合、マッサージ・セラピーをして挙げたんですね。私どもは、コナーにもジェーン・ママにも、私どもがなぜマッサージ・セラピーをしているのかを説明しました。

 

 

 

 

 

 マッサージ・セラピーは効果が緩慢だからいいのでしょう。また、発達トラウマ障害(DTD)の子どもに侵入的にならないように配慮してやるからいいんでしょう。さらに、セラピーに素人の、どんなお母さんでもできるからいいんでしょう

 実際に、宿題のセラピーにタッチもプラスする場合が、私もありますよ。

 

 

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はじめの一歩

2016-07-27 06:06:40 | トラウマを負う≪本当の自分≫を取り戻す

 

 

 


 

赤ちゃんとやり取りがあり、「死ぬのが愉しみ」と言える老賢者

2015-07-27 07:13:03 | エリクソンの発達臨床心理

 

 老賢者が当たり前になる時代が来てもらいたいものです。

 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p63の6行目途中から。


 2年前(2014年)、心理臨床学会の招聘講演で、発達トラウマ障害(DTD)について講演した、Ruth Lanius ルース・ラニウスさんらが昨年出した本、Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self   consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること  意識、脳科学、治療』の翻訳。 発達トラウマ障害(DTD)のセラピーだけでなく、発達トラウマ障害(DTD)の元になってる、家庭、学校、職場などでの、ネグレクトや虐待を止めなくてはなりません。 

 最終章の第7章、p.277の、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 ですから、クライアントに安心してもらうことが初めにやることになるのですが、これがいつでも簡単にできることではありません。安心してもらうことが簡単にできることでないのは、クライアントが自分の今の生活状況を、脅威とも虐待とも考えることができない場合です。あるいは、今の生活を手放せない、と思い込んでいる場合です(経済的に頼っている、家族に対する配慮、家を離れたら、逆にやられることが増えるかも、などと言うことから)。さらに、クライアントの中には、自虐的な行為や自傷をやっている場合が多いことがありますね。そのような場合は、臨床家は、共感的な関心を抱き続けることと、クライアントが自分のことは自分で決めることを尊重することをひな型にして、「あなたに安心してもらいたいの」と、安心してい貰うことを非常に大事にしていることをハッキリ口にすることや、「安心してもらうことが、セラピーの一番のっ子になるんですよ」とハッキリと言葉にし続けるなくてはなりません。セラピストが、昔のトラウマが自分を傷つけているところからの回復する、はじめの一歩は、今の自分を傷つける生き方から抜け出す方法を学ぶことだ、と強調することは、決定的に大事なことです

 

 

 

 

 

 安心してもらうこと、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達は、安心が脅かされているところに特色があります。それは、安心の源である家庭が、不安と恐怖と悲しみの源であり続けたからです。

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもとの間で、安心を感じてもらう関係を育むことには、実際、かなりの期間と工夫が必要です。

 

 

 

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インターメッツォ : 大きすぎて気付かないもの

2016-07-27 04:55:45 | 聖書の言葉から

 

 

 


http://blog.goo.ne.jp/agape7777/e/32a3c3c215c376ac810b08ae0c9aa19f

悪い良心があると、毎日憂鬱、毎日委縮

2015-07-27 08:22:51 | エリクソンの発達臨床心理

 

 悪い良心は、偶像崇拝と結びつく時、この世の中で、最も恐ろしいものです。人間の世界を、悪い良心はいつでも、ケダモノの世界にしてしまいますからね。

 Young Man Luther 『青年ルター』p214の、下から6行目途中から。


 今宵も、Childhood and Society 『子どもの頃と社会』の至言は、もう一回お休みして、一昨日、昨日に続き リチャード・コート著 木鎌安雄訳の『笑いの神学』(聖母文庫)、Cote, Richard G. Holy Mirth: A Theoty of Laughter, The Alpine Press, 1986から。P.47の至言から。

 

 

 

 

 

 神がこの世におられたときに、大きすぎて私どもには気付かなかったことが1つありましたね。私は時々ふと思います。それは、神の陽気な笑い、だと。

 

 

 

 

 

 

 退屈な生活と思っていること。

 なんでこんな目に合わなくっちゃいけないのかな、と思っていること。

 損したなぁ、と思っていること。

 …

 そんなところに、思いがけず、隠れているもの。

 それが、神の陽気な笑いです。

 …

 神の陽気な笑いに気付いたもの。

 …

 退屈な生活は、元気の源になり、

 なんでこんな目に合わなければならないの、と思っていたことは、恵みの源になり、

 損したなぁ、と思っていてたことは、損得では計り知れない悦びの源になり…

 

 

 

 あなたも、隠れていて、気付きにくい、神の陽気な笑いを見つけてみませんか?

 

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