脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

脳脊髄液減少症の症状

2013年04月16日 | つぶやき

最近、このブログを

「脳脊髄液減少症 症状」で検索してくる人が多いんですが、

簡単にいうとね、医師に症状を訴えても、一般的な検査をしても、原因がわからないさまざまな症状が出るってことです。

つまり、「原因不明の不定愁訴」とひとくくりにされやすい症状。

そういう症状の影に、脳脊髄液減少症は隠れているんです。

つまり、

脳脊髄液が漏れて減った脳を持った人体は、

ありとあらゆる身体症状、精神症状が出るってこと。

でも、そのことを知っている医師が少ないから、

患者が訴える症状の原因が脳脊髄液減少症によって起こっていて、治療可能だと気づけない。

したがって、困った医師は、どうするか?

患者を異常なし、気のせいでしょう、と切り捨てるか、

様子を見ましょうとか、いって気休めに対症療法の薬を処方したりするんです。

脳脊髄液減少症という原因には、全く気づけず放置したままね。

原因がそのままだから、当然治らない。

症状は続く、

また患者はその症状を別の医師に訴える、

こんどはまたその症状に対して別の病名がついたりする、

でも治らない、

あげく「現代医学では原因不明で治療法もない病名」がついたりする。

でも、本当は、もしかしたら、

その症状は脳脊髄液減少症で、治療で回復可能かもしれないのに、

そのことに、医師も患者も気づけない。

だって、あまりにも脳脊髄液減少症の情報が、世界的にも、この日本にも少ないから。

 

困った医師は

精神的なものが原因による症状では?と疑って精神科に紹介したり、精神科の薬を処方したりするんです。

困った医師は、患者の訴える症状のごく一部に対し、それらしい病名をつけたりします。

たとえば、精神科の症状とか、自律神経失調症とか、わからない病気につけがちな病名がついたりします。

原因不明で治療法もない、とされる病名もついたりすると思う。

だって、医師にとっても、患者の訴える症状の原因がわからないから、治療法もわからないなら、

そういう「原因不明で治療法もない」という病名は困った医師にはとても都合がいい病名だと思うから。

たしかに脳脊髄液減少症の人体や脳は

自律神経が失調しているんだけど、失調しているのは自律神経ではなくて本当は脳なんです。

 

脳を正常に守っているはずの脳脊髄液が減っていれば、脳が失調しているから、自律神経もおかしくなるんじゃないでしょうか?

そのへんのところは、まだまだ研究されていないけれど、脳脊髄液が減ったために、脳の失調が原因でおこるさまざまな症状ということは、

実際に患者の私がこの身で体験して抱いた実感です。

 

症状の原因がわからないからと言って、症状のゴミ捨て場的に「自律神経失調症」とか

「起立性調節障害」なんて病名をつけただけで、患者や家族を納得させようとしたり、

放置するのはやめてほしいと思います。

その影に、髄液漏れが潜んでいるかもしれないのに。

 

患者の訴える症状が精神的なものが主だったり、行動パターンが精神科の病の症状だと思えば、

うつ病、、解離性障害、パニック障害、過呼吸症候群、社交不安障害、強迫神経症、

統合失調症、不眠症、なんかだと誤解されるんです。

脳脊髄液が漏れて減った脳は、脳の睡眠リズムが狂うのか、不眠も出るし、昼夜逆転もでるし、

逆に、いくら夜寝ても寝ても昼間眠気で眠りこんでしまう、ナルコレプシーみたいな症状もでます。

だから、そう診断する医師がいたっておかしくないと思う。

患者が訴える症状が激しい全身の痛みが主なら、線維筋痛症という病名がつくだろうし、

患者が日常生活もできないほどの疲労感で動けないほどなら、慢性疲労症候群と診断されるでしょう。

でも、待ってください。

それらの症状は脳脊髄液減少症で起こっているかもしれないんです。

だって、私、かつて、上に書いたような症状(私が体験したごくごくごく一部の症状にすぎませんが)、すべて経験していますが、

今、脳脊髄液減少症の治療を続けて、回復してきているんです。

 

原因不明の痛み、だるさ、不調、

目の症状、味覚の症状、触覚の症状、手足の症状、内臓の症状、血圧や体温の症状

聴覚の症状、精神症状、生理不順、皮膚の渇き、のどの渇き、頻尿、激しい生理痛、

性機能にかかわる症状、とにかく、

脳脊髄液が減って、失調した脳が起こす症状は、身体と精神の失調を引き起こすんだから、

症状なんてなんでもありだってこと、

頭にたたきこんでおいてください。

 

そうしないと、治療で回復可能な脳脊髄液減少症を見逃します。

 

長引く症状がありながら、

今までの既成の医療概念では、原因も病名もわからない症状、

それにこそ、

脳脊髄液減少症はかくれているんです。

でもまだまだ気づける医師が世界的にも少ないから、

患者や周りの人たちが自分で疑って自分で気づくしかないのが現状なんです。

 

けっして、

起立性頭痛が脳脊髄液減少症のすべてではありません。

あの症状がないから「脳脊髄液減少症ではない」なんてことはないんです。

 

感覚障害のみの患者を「水俣病とは認めない」と無残に切り捨てた、

過去の水俣病の過ちを、

脳脊髄液減少症ではくりかえしてほしくありません。

(けさのNHK水俣病関連ニュース

 

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