本日の朝日新聞の
社説ページの
「水俣病の認定 患者の尊厳 もう傷つけるな」の文章が載っている。
ぜひ、読んでみてほしい。
患者の現実を診ず、水俣病の診断基準を厳しくし、あてはまる患者をできるだけ限ってしまい、多くの水俣病患者を切り捨ててきた過去の水俣病の過ちと同じことを、
すでに、脳脊髄液減少症で繰り返している現実を、
国中の人たちに知ってほしい。
水俣病の問題は、形をかえて、この現代にも繰り返されていることを、
知って、
脳脊髄液減少症の抱える問題点を考えてほしい。
そして、マスコミは脳脊髄液減少症の実態を、正しく報道してほしい。
交通事故で脳脊髄液減少症になったことを、誰にも認められない時代を生き抜き、
今も、何の保障も受けられず生きている私は、
患者の尊厳をズタズタにされてきた。
水俣病と認められず、何の救済も受けないまま、何の罪もない人たちが、症状に苦しみ、
さらに症状だけでなく、認められないことに苦しみ、
差別や無理解に苦しみ、
死んでいったことが、
その人たちの絶望や苦しみが、今、私には生々しく想像できる。
ああ、
もう、せめて、こんなことは繰り返さないでほしい。
何の罪もない人たちの尊厳を、
無理解と無救済でズタズタにして傷つけ続ける愚かな過ちだけは、
これからは繰り返さないでほしい。
この記事はこう結んである。
以下引用する。
『国と熊本県は、これまで認定を求めた原告らに対し、「水俣病ではない」と主張することを通じて、
その尊厳をおとしめてきた。
過ちを今後も繰り返すのだろうか。
また、誰かに長期に及ぶ裁判を強いるつもりだろうか。』
だれか、この朝日新聞水俣支局の 田中 久稔 さんに、
伝えてください。
もうすでに、水俣病の過ちを、脳脊髄液減少症で繰り返していますよ。と。
水俣のあやまちを、今後に生かすことこそ、今やるべきことなのに、
その大切なことが、忘れられ、
またおなじように、
何の罪もない人たちが、今現在も、水俣病と同じような苦しみを与えられ、
人の尊厳をおとしめられているんですよ。と。
水俣のマスコミ関係者こそ、脳脊髄液減少症のことを知ってください。と。