依り代
依り代とは
神霊が依り憑対象物(森・巨磐・巨木・滝など)のことで
神体などを指すほか
神域を指すこともある
日本古神道の由来の民間信仰は
神道の根底には
あらゆる物に神・精霊や魂などの
マナ(外来魂)が宿ると考える自然崇拝があった
その意味では依り代とは森羅万象がなりうるものである
古神道から形式や儀式が長い歴史の中で
緩かに定常化されつつあり
現在のほとんどの依り代は神体として
崇拝対象(依り代が崇拝の対象ではなく
憑依する神霊が崇拝の対象)となり
家庭での神棚や祠などの簡易なものから
神社に杜や神殿などの祭祀の施設が設けられている