首里グシクの建築構造は中国の城形式と日本建築様式
両方の特徴を取り入れた琉球独自の建築である
首里グシクの中心的存在である正殿は
三階建てで琉球最大規模木造建築である
また唐破風とも呼ばれ中国皇帝の居城
紫禁城をモデルにしたと言われている
正殿の正面両側に大龍柱がありその前に小龍柱がある
御差床(王座)前の龍柱、屋根の龍像
龍は守護の意味と王の権威の象徴として
龍の装飾が至る所に施されその数三十三体の
彫刻され描かれている
柱そのものが龍の胴体になっていて
これは琉球独自のデザインであり龍の爪は四本ある
ちなみに中国の爪は五本、日本の龍の爪三本になっている
正殿の前に御庭(うなー)と呼ばれる広場があり
両側に南殿、向かいに北殿がある
北殿は中国の使者や冊封使を歓待する場所で
中国風様式と色彩となっている
南殿は日本様式で薩摩藩の役人を接待場所として使われた
首里グシク建造物の外観、色彩は中国様式
ほとんどの建造物は木造建築で
日本様式建築技術で作られている