東アジアの東端に位置する日本列島に
約4万年前から人が住んでいたことが
石器の出土からわかっている
「人」が日本列島に住み付いてから
1万年以上前までを、後期旧石器時代
1万年前から、紀元前3世紀頃までの
約8000年間を縄文時代
起元前3世紀頃から、起元後3世紀頃までの
500~600年間を弥生時代と呼ばれている
日本列島の住人は狩猟の生活であったが
弥生時代に大陸、北東アジアからの
渡来人(弥生渡来人)によって水稲伝来し
稲耕作が始まった
渡来人は平坦な顔で歯が大きく長身であった
日本に住む縄文人は彫の深い顔で歯が小さかった
渡来人が日本列島に渡来して来たことは
化石からなどから明らかになっている
縄文人と渡来人が徐々に混血していくことで
現在の日本列島人が形成された
そのため日本人の成立を説明する学説として
二重構造説が定説と成っている
日本列島の北の端に住む、アイヌ人と
南に住む沖縄人は、縄文人の遺伝的にもっとも近く
中間に位置する本土人は、沖縄人の次に
アイヌ人に近い事がわかった