人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

沖縄の宗教 【5】

2015年06月25日 00時04分13秒 | 日記

  御 嶽 <1>

御嶽とは

沖縄の村落に森や泉や川などに

神が住み来訪する場所を御嶽と言う


御嶽によっては

イベあるいはイビ石とう石碑があるが

神が降臨する依り代であり

神体ではない

 

大きな御嶽では

「神あしゃぎ」と呼ばれる前庭や

建物といった空間がある


これは御嶽の神を歓待して

踊ったり歌ったりするための空間である

 

御嶽は村落の血縁関係のある祖霊神

神を祀る拝所として設け

神の来訪を祝う神事として祭りを行い

村落の安全や豊作を祈願する

 

地域においては中心となる施設であり

村落を守護する聖域として

現在多くの信仰を集めている


沖縄の神事

神に使えるのは女性とされている

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沖縄の宗教 【4】

2015年06月20日 00時01分08秒 | 日記

 沖縄の神

沖縄の神は

「来訪神」と「守護神」に分類でき

守護神や来訪神のいる異界・他界に豊穣を祈願し


特に太陽神を最高神として

崇める多神信仰である


来訪神は異界の神であり

平時は人々の集落に存在しないが

御嶽のみにいると考えられている

 

しかし、祭りの時になると

異界から集落の御嶽に訪れると考えられており

来訪神と人間の関係は極めて近い


特に著名な神は

沖縄の創造神である

「アマミキヨ(アマミク)」と「ミネリヨ」や


ニライカナイの最高神である

東方大主(あがりがたうふぬし)


国王就任の際に

現れると言う、「君手摩(キミテズリ)」などあるが

この他にも多数の神が居ると考えられている

 

来訪する神は世界的に島嶼民族に共通して見られる

一般に海を神聖視するが

これは沖縄においても同様である


これに関連して、折口信夫「まれびと論」を展開した

 

一方、守護神は

元々地域集落の死者の魂=祖霊であり

ニライカナイで神と成って集落に戻ってくるとされ

この神は平時は拝所や御嶽にいると考えられている

 

また、過去の偉大な功績を残したノロが神とされ

墓地が御嶽となる例が確認されている

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沖縄の宗教 【3】

2015年06月15日 00時13分26秒 | 日記

 セジ

セジとは

中原善忠「おもろ新釈」によれば

「セジ」は霊力を意味し


「セジ」が剣に憑くと霊剣になり

石に憑くと霊石となり


問、港、船、社、城等にも憑く

人に憑いた場合は超人になると述べている

 

中松弥秀「神と村」では

「おもろ新釈」の説明を受けさらに考察し


「セジ」すなわち霊力は

「人間としては不可能なことを成し得る能力」を

指しているであろうと述べている

 

そうであるなら人間としては

不可能なことを成し得る能力は機能的に

際限なく分類出来るため


その能力を持つもの

即ち沖縄において


森羅万象の中に神霊が宿り

八百万の神が居ることになるであろうと述べている

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沖縄の宗教 【2】

2015年06月10日 00時01分32秒 | 日記

 沖縄の宗教の成立

沖縄の宗教は

沖縄で自然発生的に生まれたと考えられる


いつ頃発生したかは資料が皆無であるため明確ではないが 

7世紀にはすでに原型はあったと考えられている


ノロ・ユタが原始的な世襲型

召命型のシャーマニズムであること

 

御嶽は古代集落が原型と考えられ

御嶽信仰は祖霊信仰が変化したものとかんがえられる

 

おなり神信仰は

古代の母系社会や女性上位社会の変化と考えることから


専門家の間らでは

沖縄の宗教は古代信仰の

形式をとどめていると考えられている

 

また、鳥越憲三郎「琉球宗教史の研究」の中で

沖縄宗教の二大潮流をなすものは


御嶽信仰と、火神信仰であるととし

やがて火神(ヒヌカミ)は日神(ティダ)と

同一視されていると言う

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沖縄の宗教 【1】

2015年06月05日 00時02分05秒 | 日記

 沖縄の宗教とは

沖縄を中心に信仰されている沖縄固有の宗教である

琉球王国時代には事実上国教として祭政一致政であった


現在も民間信仰として定着している

沖縄独自の多神教宗教である


ニライカナイ信仰、御嶽信仰とも称される

宮里朝光「琉球人の思想と宗教」によれば


沖縄の固有宗教信仰は祖霊神

祖先崇拝、火神、ニライカナイ、おなり神、セジ

万物有霊などがあるが


拝む対象の日、月、星、辰を通して

現世に益をもたらす祖霊に

報本反始するものであるとのべている


個人的な幸福を祈願するのではなく

村落、地域社会及びそれを支える生活や

生産について祈願し祝福するものもので


社会が平和になれば個人も幸福になれると考える

現世を重視する信仰である

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神道  【17】

2015年06月01日 00時02分07秒 | 日記

 神葬祭

神葬祭とは

日本固有の宗教である神道の葬儀である

神葬祭では、人が死去(帰幽)すると

神社の神職が神道の形式によって執り行う

 

故人の行く世界を、帰幽・黄泉国・常世国と言う

命は神や祖先から頂くものであると考え

死去した人(御霊)は神や祖霊の住む世界に帰り一家を

見守り守り神となるとされる

 

また、各家々の御先祖の霊舎に祀られ家の守護神となり

子孫を見守り幸福と繁栄をもたらすとされている


神道の考えでは、死は「穢れ」であるため

神が鎮座する聖域である神社で葬儀を行うことはなく

故人の自宅か斎場で祭り(祀り)として執り行う

 

また、神道の葬祭は、

その「穢れ」を祓い浄めるというのが

神葬祭の目的であると言う

      

              神道1~17はwikipedia より引用する

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