祭祀を行う場所を、沖縄本島では「御嶽」
宮古・八重山諸島では御嶽を「オン」
波照間島では「オン」を「ワー」と呼ぶ
島には「ウツィヌワー」と呼ばれる「ワー」は各集落には必ずある
この拝所から、集落から遠く離れた場所に「ピテヌワー」と言う
ウヤーン(神)が鎮座すると考えられるワー(御嶽)が
三ヶ所、東側と、南側、南西側に存在し
そこに向かって祈るウツィヌワ-である
富嘉ムラにある、アースクワーから、ピテヌワーである
ワトールワーに向かって祈り
前ムラのブスクワー・名石ムラのブイシワーからピテヌスワーでる
アバティワーに向かって祈り
南ムラのアラントゥワー・北ムラのミスクワーからピテヌスワーである
シィサバルワーに向かって、それぞれ祈願をするのである
ワーの構造は、石垣と福木に囲まれた、その中を聖域・神域と考え
この聖域の中に、ソヌーミ(神座)があり
シカー(神女)以外立ち入る事は出来ない
奥の正面には、神の依り代である、珊瑚石の、ブーがあり
その前には香炉が置かれている
またワーヌヒー(籠り屋)が建てられ
シカーが祭祀の時に待機し宿泊する建物である
ウツィヌワーは、常にピテヌワーを意識し
見通す事が出来るようになっている