教義 <11>
仏教の愛
人間の最も根源的な欲望であり
原義は「渇き」であり
人がもし喉が渇いている時に水を飲まないでは
いられないというような行動を言う
それに例えられる根源的な行動が
人間存在の奥底に潜在しており
そこでこれを「愛」とか「渇愛」と訳し
時には「思愛」とも訳す
広義には煩悩を意味し
狭義には貪欲と同じ意味である
また、この「愛」は
十二因縁の第八支に組入れられている
仏教においては
すべての生命は平等であり
相手の幸福を願う心が
人間の目指すべき理想であり
仏教の思想であると説く !!!