人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

神道  【16】

2015年05月25日 00時03分45秒 | 日記

 産土神 (うぶすながみ)

産土神は

神道において、その者が生まれた土地の守護神を指す


その者を生まれる前から死んだ後まで

守護する神とされており


他所に移住しても一生を通じ守護してくれると

信じられている産土神への信仰を産土信仰と言う

 

氏神と氏子の関係が血縁を基に成立するのに対し

産土神は地縁による信仰意識に基づく

従ってその意識が強く表れるのは都市である


例えば京都では同族集団の結束が弱まり

地縁による共同体意識が形成されると共に

中世には稲荷神社・賀茂神社

などの有力な神社を中心に産土神を基にした

産子区域の観念が発達した

 

そして産土詣での語が一般に使われるようになり

生まれた子の初宮参りはじめ

成年式、七五三等に産土詣でをする風習が盛んになった


江戸では日枝山王が徳川氏の産土神とされ

その祭礼は盛大を極めた

 

産土神は安産の神である産神とも関連がある

現在は全国的に同族神としての氏神信仰が衰え


あらたに起こった産土神の信仰に吸収されていく

傾向が多くみられる、と言う

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神道  【15】

2015年05月20日 00時08分00秒 | 日記

 氏子

氏子と氏神という関係は

生家の氏神や地元にある神社にて

氏子入りすることにより生じる


お宮参りが産土神という

生まれた土地の神に対して行われる様に

多くの場合において、産土神を氏神することが多い

 

お宮参りと氏子入りの儀式は必ずしも同一ではないが

前途の通り、氏神と産土神の区別がなくなって以降

お宮参りが氏子入りを意味する場合が多くなった

 

よって、お宮参りにおいて

氏子である証明の氏子札を授与されることが一般化している

 

一方で代々に渡って氏神を

崇敬したり祭事したりする家系でない者は

お宮参りをただ慣例的に行っている場合が多く

氏子の意識や自覚を持たない場合も多い

 

また、婚入りや嫁入りによって

改めて婚家の氏神に氏子入りの儀式をする場合も多い

 

最近では、祭事に従事する人口も高齢化し

祭事に加わる氏子も減っているためか


氏子の務めである神事

祭事と崇敬への取り組みも形式的なっているが


神棚に神霊や氏子守を納め

家の中でお供えするに留めることも多い

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神道  【14】

2015年05月15日 00時02分19秒 | 日記

 氏神

氏神とは

日本において

同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神のこと

 

同じ氏神の周辺に住み

その神を信仰する者同士を氏子という


現在では、鎮守ともほぼ同じ意味で扱われることが多い

氏神を祀る神社を氏者杜と言う

 

氏神の周辺に住みその祭礼に

参加する者全体「氏子」と称するようになり

氏神は鎮守や産土神と区別されなくなった


同じ氏神を祀る人々を「氏子中」「氏子同」といい

その代表者である氏子総代を中心に

神事や祭事が担われている

 

氏神を祀る神社の周辺には住んでいないが

その神を信仰する者を崇敬者といい

氏子と併せて「氏子崇敬者」と総称する

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神道  【13】

2015年05月10日 00時02分13秒 | 日記

 祭り (祭祀)

祭りとは

神霊・鎮魂・祈願

感謝と祖霊を祀る行為(儀式)である


神道の祭祀は神道の基本である


神社に神霊が宿る神体に

儀式化された行為が行われる

 

神霊をその依り代に招き

神霊を崇拝し神霊を慰め人間(家族・共同体)の


ご加護を祈願するさまざまな儀礼

秘儀なども行う

 

また、個人個人に神を祀るという考えが基本にあるが

家、集落、地域社会の祭りもある

 

年間を通して

開催される大小様々にある


地域の祭り、季節の祭り、日本の祭りは

これからも日本の間で受け継がれていくことでしょう

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神道  【12】

2015年05月05日 00時03分27秒 | 日記

  神道の汚れ

穢れとは

清潔、純粋、身体、行い、などが失われている状態、

精神的になっていることを表す

神道の考え方である

 

「汚れる」と「穢れる」の違いは

汚れるは表面的な汚れであり洗えば除去できるのに対して


穢れは道徳に反する、宗教的に罪を犯す

精神的に清らかでない内面的な穢れを指す

 

また、神道は清潔、純粋を最も重んじるが

穢れとは物理的な汚穢というより


疫病や死、血(出産・月経)の

穢れなどに接することを忌み嫌うという

観念的な捉え方である


穢れに近づくことで穢れが身体に(魂)に付くと考え

個人だけでなく共同体の秩序を乱し災いをもたらすと考える


穢れた人は、神事、祭事

など、共同体などへの参加が禁じられた

 

人々は常日頃から穢れを近づかないように

毎日を清く明るく正しく


生きることを心掛けていくことを

考えるのが神道 !!!!

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神道  【11】

2015年05月01日 00時04分41秒 | 日記

  通過儀礼(人生儀礼)

人生儀礼とは

人が生まれ死ぬまでの

一生の間に行う神事儀礼


安産祈願から始まり

無事誕生したことを神社で

参拝神様に感謝することから始まる


命名祝

生後7日目に参拝を行い、名前を付ける


初宮詣

氏神に、男子は生後32日目

女児は33日目にお参りし

地域社会への氏子入り


お食い初め

生後百日目に、食い初を祝う


初誕生日祝

誕日満1年目にお祝いする


初節句(一歳)

3月3日雛祭り、女児の節句

5月5日端午の節句は男児


七五三参り

11月15日に、3歳・5歳・男児

7歳の女児が親子そろって神社に参拝


十三参り

13歳になった男児・女児が神社に参拝


成人式

1月第2日曜日、20歳になった男女が神社に参拝


厄 年

男性は、25歳・42歳・61歳、

女性は、19歳・33歳・37歳に神社に参拝し厄払い


それから、結婚式・年祝・神葬祭・霊祭・服忌・などがある

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