門中事に、名字、名乗り頭があって
門中の一員、親、兄弟で名字が違っても
名字・名乗り頭を見れば、同じ一門であることが直に分る
芋の栽培方法・砂糖の精製方法などを学び
沖縄を始め、全国に広め、飢餓から救ったとされている
沖縄の五大偉人の一人、儀間親方真常を例に挙げてみる
唐名は、麻平衛
和名は、儀間親方真常
麻は名字・平衛(へいこう)は諱
名字と諱と合わせて唐名と言う
儀間は家名(名字)で・親方は称号(位階)・真常は名乗りで
合わせて、和名である
家名(名字)の儀間は治めていた領地がそのまま
家名、名字として名乗るのが原則であった
治める領地が変われば、家名も名字も変わった
名乗りは日本風の名で、最初の一字が名乗り頭と言い
各門中事に、名乗り頭の一字の漢字が決まっていた
儀間真常の場合は、真常の「真」が名乗り頭である
家譜によると、麻氏は首里士族である
現在の本家は、田名 名字で
分家は西原・瀬底・渡口家となっているが
名字が違っても、名字と名乗り頭が同じならば
門中一族だと直に分る
名字 麻は、大城按司真武が(1557~1644年)一世
二世が真宗・三世が真福・四世が真孟・五世が真命
そして六世が儀間真常で