十六日祭
十六日祭とは旧暦の1月十六日に行われる
グソー(グソー=あの世)のお正月
仏のお正月、また、お正月祝いなどとも言う
各一族が墓前の前に全員で集まり
料理とお花、線香を供え
先祖を供養する、一年に一度の
大事な伝統行事の祭である
沖縄本島では、旧暦3月ごろに
シーミ祭(清明祭)として行っている
その日、学校は午前中で終了
大人も仕事を休み、飲食店、ほかの店なども休業
また遠方に住んでいる島出身者は
この祭に合わせて帰郷してくる
墓全体が大変な賑わいである
ウートート(手を合わせて祈る)と手を合わせ
御先祖にご挨拶して
ウサンデーサビラ(供え物を下げる)と
言って供えた御馳走を
御先祖と一緒に食べるのである
お墓全体の賑わいは、一年に一度の
十六日祭の時だけである
盆の墓参りも簡素で
彼岸の墓参りはない