タナドクイ(種子取祭)
竹富島に数多くある伝統祭祀の中で
島最大の祭りは、タナドゥイである
タナドゥイは農業に関する神事である
種子を蒔き無事に育つことを祈願する事であるが
現在ではほとんど農業は行われていないが
祭祀の儀式は、六百年以上も守り続けられている
その日には、沖縄本島・県外にいる島出身者は帰省し
島民総出で参加し、うつぐみ(一致協力)の心で祭を行う
タナドゥイは旧暦の九月十日の甲申のひから
甲馬の日から、十日間に渡って数々の神事が行われる
特に七日・八日の二日間で行われる、伝統行事は
七十余り、神々に奉納される
七日目は玻座真ムラで、八日目は中筋ムラで行われる事が決まっている
奉納芸能は大きく分類すると
ブドゥイ(踊り)キョンギン(狂言)に分ける事が出来
ブドゥイは女性が、キョンギンは男性が演じる
六百年以上も継承され守り続けられている伝統祭祀
タナドゥイ(種子取祭)は
1977年に国の重要無形民俗文化財に指定されている