旅の最後は恩施市街に戻って、
中国のツアーに付きものの買い物と恩施土司城に行ってきました。
蘇州へ戻る列車の出発時刻が13時過ぎなので、
土司城を少し見学してからツアーと別れて先に駅へ向かうことにしました。
まず早朝から連れてこられたのは恩施駅すぐ近くにある健康食品や土産物を売る施設。
店員さんは見事な話術と手法で標的を絞り込んでいきます。
集合時間になっても見事にカモられた数名が戻ってこず出発は30分以上遅れました。。
ガイドの収入も店からのキックバック頼りなので多少遅れても気にしません。
というわけで土司城を見学できる時間は1時間ほどになってしまいました。
土司の意味を調べてみると元代から清代にかけ中国の中央政府によって任命された、
中国南西部の山岳地帯を中心に分散する地域を代々支配してきた部族の長のことだそうです。
恩施土司城は、土家族の長(土司)が住んでいた城ということになります。
観光バスの駐車場は従来の入り口がある城門楼の反対側(南門)、
鐘楼のすぐ下辺りにあります。
増えた団体旅行客に対応するために急遽新しく作ったように見えます。
城は石造りの城壁で囲まれていて小さな万里の長城みたいな感じです。
入口の土司城門楼は見学ポイントのひとつらしいのですが、
残念ながら時間切れで見れず。。
中心部の九進堂は什用殿、退思斎、和親納賢など、いくつもの建物に分かれています。
木造建築ですが、釘は一切使われていないそうです。
九進堂の中には演劇場があり、土家族の歌や踊りを楽しむことができます。
男性の力強い踊りや、女性の可愛らしい歌や踊りなど、
上演時刻がどうなっているかは調べられませんでしたが、
いろいろな演目を続けて上演しているようでした。
また、20元ぐらいで民族衣装のレンタルができます。
みなさん衣装借りて写真を撮っています。
ここで今回の恩施観光は終了です。ツアーと別れて恩施駅へ。
切符売り場の壁には特産のジャガイモの写真がありました。
長春にもジャガイモを使った料理はたくさんあるのですが、
恩施のジャガイモとは食感も味も違います。
もうすっかり恩施のジャガイモのファンになりました。
上海や蘇州でもし見かけることがあったらきっと買うと思います。
実は帰りの切符はどの列車も満席でずっとキャンセル待ち状態だったので、
旅行会社に手配をお願いしていたのですが、切符を確保できたのが当日の10時頃。
冷や汗ものでした。。
しかも購入した切符を手元に届けてもらう時間もないので、
”紛失した”ことにして駅で再発行してもらうという裏技まで使ったのでした。
お恥ずかしいことに恩施の記事を全部書くのに1ヶ月もかかってしまったので、
しばらくの間は、少々季節が合わなくなった溜まっている記事も混ぜながら更新していきます。