龍市鎮は、井岡山市管轄の小さな町です。
ここには、バスなどの公共交通は存在しません。
タクシーもありません。。
町の中には龍江河という川が流れています。
買い物は、路上の市場や、小さなスーパーで。
どんな田舎にもあると思っていたケンタッキーもありませんでした。
龍市鎮は、1928年に毛沢東率いる農民軍と朱徳率いる南昌蜂起軍が、
合流した場所(井岡山会師)として有名です。
龍江河にかかる、会師橋のたもとに井岡山会師記念碑が立っています。
龍江書院は、清の時代1840年に建てられた学校です。
革命時には、国民党と戦う農工革命軍の教育の場として使われ、
毛沢東も教壇に立ったと言われています。
ここで、毛沢東と朱徳の会談が行われました。
訪れたのが国慶節期間であったためか、
小さな子供たちが、歴史などの説明をしてくれました。
ところで今回の旅の目的は、
新郎の実家で行われる結婚式に参列すること。
新婦は蘇州人で、私は新婦側の出席者です。
新郎の実家は、鎮の中心から車で30分ほど。
さらに田舎の山間の村にあります。
牛さんが普通に道を歩いてます。(街中でも行儀よく歩いてました)
鴨や鶏も当たり前のように放し飼いです。
ここには、ネットも有線ケーブルテレビもありません。
テレビは衛星放送を直接受信しています。
結婚式は2日間行われます。
仕来りは蘇州とはずいぶん違うようです。
新婦もどうすれば良いのか分からないことが
いっぱいあったみたいでした。
土地柄が共産党ゆかりの地であることと、
田舎なので村の人達は、生の日本人など見たこともないと思うので、
少々緊張しましたが、みなさん親切に応対してくれました。
そうそう、龍市鎮にもシェラトンがありました。
名前は喜来登賓館。100%ニセモノです。
江西省の人はシェラトン好きなんですかね。。